大学の定員規制、留学生獲得へ緩和 留学生の授業料引き上げなど条件
優秀な留学生の獲得に向け、文部科学省は大学の定員規制を緩和する方針だ。認定学部は定員超過を110%未満まで認める。留学生の授業料引き上げなどを条件とする。厳しい規制によって充足率が高い大学ほど獲得に消極的だった。高度人材に育つ学生を招き、競争力向上につなげるために、各大学の魅力向上が課題となる。
文科省はこれまで、18歳人口の減少などを踏まえて定員規制を厳格化してきた。ただ足元では留学生を巡る国...
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(更新)- 益尾知佐子九州大学大学院比較社会文化研究院 教授ひとこと解説
図では日本人学生は影響を受けないような表記がされています。文科省の提示資料がそうだったのでしょうか。現在、国立大では学部定員には留学生・帰国子女用の入試定員を設けていますが、大学院では両者を分けていません(うちではそう)。そのためこれは、学部生を念頭に置いた措置のように見えます。 これにより、特に早慶などの著名な私大では留学生獲得ビジネスがやりやすくなると思いますが、教員数がどんどん減らされていて無駄なタスクが増えている国立大では、さらなるカオスしか想像できません。ここまで安月給だと英語ネイティブの教員は来ないですし。これで研究力の向上なんて、絵に描いた餅です。日本人学生にも影響が出そうです。
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