参院選の全当選者が確定 与党が過半数割れ、石破首相は続投の意向も責任論噴出は必至

2025年7月21日 13時45分
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事実上の「政権選択選挙」と位置づけられた第27回参院選で、与党は非改選を含めても参院全体の過半数(125議席)を割ることになった。
石破茂首相は21日午後、党本部で記者会見に臨む。続投の意向を示した首相だが、与党内から責任論が出るのは必至の情勢だ。(デジタル編集部)

20日夜、東京・永田町の自民党本部開票速報会場を後にする自民党総裁の石破茂首相(木戸佑撮影)

◆12:10 社民が政党要件を維持する見通し

当選確実となり、記者会見する社民党のラサール石井さん(笠原和則撮影)

比例代表で、社民党が公選法上の政党要件維持に必要な得票率2%に達する見通しとなった。

◆12:06 参院選の全当選者が確定

第27回参院選で、全125人の当選者が確定した。最終当選者は参政党の後藤翔太氏だった。
女性当選者は42人で確定した。過去最多だった前回2022年参院選の35人を上回った。

◆8:48 鈴木宗男氏が当選確実、山東昭子氏は落選

自民党の比例代表の最後の当選者は鈴木宗男氏となることが確実になった。鈴木氏は、2019年参院選では日本維新の会の比例代表で当選していた。
一方、山東昭子元参院議長は落選が確実になり、自身が持つ最多記録を更新する9選はならなかった。

◆8:46 保守党の2人目の当選者は百田尚樹氏

比例代表で2議席を獲得した日本保守党の2人目の当選者は、党代表で作家の百田尚樹氏となることが確実になった。

◆8:36 全125議席が確定

比例代表の最後の1議席が立憲民主党に積み増され、東京選挙区の欠員補充1を含む全125議席が確定した。
参院全体の議席は、与党が122、野党が126となった。
比例代表の獲得議席は、立憲民主、国民民主、参政の3党がいずれも同数の7となった。

◆7:10 国民民主・須藤元気氏は落選

国民民主党の比例代表で、格闘家の須藤元気氏は落選が確実になった。
須藤氏は、2019年参院選で立憲民主党の比例代表に立候補して初当選。その後、党が消費税減税に消極的であることなどを理由に離党届を提出したが、受理されず、無所属で活動を続けた。
2024年の衆院東京15区補選への立候補に伴い、参院議員を失職。この補選では、立憲民主の酒井菜摘氏に敗れていた。

◆6:29 自民の比例は過去最低タイの12議席

自民党は比例代表で、過去最低だった2010年参院選と並ぶ改選12議席にとどまることが確実になった。自民党の獲得議席は、選挙区と合わせて39となった。

◆6:16 再生の道、NHK党は獲得議席ゼロ

石丸伸二・元広島県安芸高田市長が代表を務める地域政党「再生の道」と、立花孝志氏が党首を務める政治団体「NHK党」が、選挙区、比例代表ともに議席を獲得できないことが確実になった。

◆5:46 自民・橋本聖子元五輪相が当選確実に

自民党の比例代表で、現職の橋本聖子元五輪相が当選を確実にした。橋本氏は旧安倍派に所属しており、政治資金パーティー裏金事件に関係していた。
橋本氏は6月から日本オリンピック委員会(JOC)会長を務めている。

◆5:40 国民民主の比例で足立康史が当選確実に

国民民主党は比例代表で7議席の獲得が確定。日本維新の会に所属していた足立康史氏の当選が確実になった。国民民主の獲得議席は、選挙区と合わせて17となった。
国民民主は当初、足立氏を大阪選挙区に擁立する方向だったが、足立氏に労働組合への批判的な発言を繰り返していた過去があり、連合などの反発を招いて見合わせた経緯がある。

◆5:27 チームみらいが公選法上の政党要件を満たす

政治団体「チームみらい」は比例代表で得票率2%の獲得が確実になった。公職選挙法上の政党要件を満たすことになり、衆院選で小選挙区と比例代表に重複立候補することなどが可能になる。

◆4:56 自民・杉田水脈氏の落選確実に

自民党の比例代表で、杉田水脈元衆院議員の落選が確実になった。
杉田氏は少数者に対する差別的な言説を繰り返し、レイシスト(人種差別主義者)と批判される人物。自民党派閥の裏金事件でも政治倫理審査会に出席せず、説明責任を果たさなかった。

◆4:21 れいわ・木村英子さんの再選確実に

れいわ新選組の比例代表で、現職木村英子氏の再選が確実になった。木村氏は生活の全てに介護が必要な重度障害者で、2019年の参院選では比例代表で優先的に当選できる「特定枠」の議席を得ていた。

◆4:15 社民党が比例1議席、ラサール石井さんが当選確実に

当選確実となり、社民党の福島党首(右)握手するとラサール石井さん(笠原和則撮影)

社民党が比例代表で1議席を獲得することが確実になり、タレントの新人ラサール石井氏が当選確実に。大椿裕子副党首は議席を失うことになった。

◆4:13 選挙区の全当選者72人が確定

神奈川選挙区(改選数4)で、参政党新人の初鹿野(はじかの)裕樹氏の当選が確実になった。公明党現職の佐々木さやか氏は議席を失うことになった。
これで、45選挙区全72議席の当選者が確定。参政党は選挙区で計7議席を獲得した。

◆4:12 与党の過半数割れ確実に

自民、公明両党が50議席を下回り、非改選を含めて過半数の125議席を割り込むことが確実になった。

◆3:05 AIエンジニアの安野貴博氏の当選確実

比例代表で、政治団体「チームみらい」党首で、人工知能(AI)エンジニアの新人、安野貴博氏の当選が確実となった。チームみらいが衆参両院で議席を獲得するのは初めて。
安野氏は「今後は、AIやテクノロジーなど、われわれだからこそ出せる知見を活用していきたい」と抱負を語った。

当選を喜ぶ安野貴博氏=2025年7月21日、東京都千代田区で(松島京太)

安野氏は昨年の東京都知事選で、「デジタル民主主義」を提唱して全体で5位となる15万票超を獲得し、注目を浴びた。

◆2:50 東京で当選の塩村氏、任期3年に

東京選挙区(改選数6、欠員補充1)で7位当選となったのは、立憲民主現職の塩村文夏氏だった。
非改選の欠員1を補充する補欠選挙の当選者の扱いとなり、塩村氏の任期は2028年までの3年となる。

◆1:45 自民・青山繁晴氏「石破首相も辞めるべきだ」

自民党大阪府連会長の青山繁晴参院議員は、大阪選挙区(改選定数4)での自民候補の敗北を受け、会長を辞任する考えを表明した。大阪市内で記者団に「全ての責任は私にある」と述べた。
青山氏は、石破茂首相に対しても「責任を取らないといけない。お辞めになるべきだ」と批判した。

◆1:40 埼玉でも参政新人が当選確実

埼玉選挙区で(改選数4)は、参政党新人の大津力(つとむ)氏が当選確実になった。これで埼玉選挙区の全議席が確定した。
大津氏以外で、当選確実となったのは、自民現職の古川俊治氏、国民民主新人の江原久美子氏、立憲民主党の現職の熊谷裕人氏。
いずれも現職だった公明の矢倉克夫氏と、共産の伊藤岳氏は落選確実となった。

◆0:50 自民、「1人区」14勝18敗が確実

全国で32ある改選1人区で、自民は14勝18敗となることが確実になった。
自民、公明両党は、計66の改選議席を大幅に減らす見通しとなった。
ただし、自民、公明両党が、公認候補が改選複数区で当選の可能性が出てきており、非改選を含めた過半数を割るかどうかが微妙な情勢となった。
非改選を含めた参院全体の過半数を確保するためには、今回の選挙で50議席の獲得が必要となる。

◆0:50 NHK党・立花氏「敗北を認めざるを得ない」

支持者とともに開票状況を見守った政治団体「NHK党」の立花孝志党首は「2%は厳しい。国政政党に戻ることは99%ない。敗北を認めざるを得ない数字になっている」と悔しさをにじませた。
全45選挙区と比例代表に候補者を擁立し、公選法上の政党要件に必要な全国の得票率2%を目指していた。

◆0:30 自民は千葉でも2議席守れず

千葉選挙区(改選数3)の全議席が確定した。
当選確実となったのは、国民民主新人の小林さやか氏、立憲民主現職の長浜博行氏、自民現職の石井準一氏。
初の議席を狙った参政新人の中谷めぐみ氏や、3選を目指した自民現職の豊田俊郎氏は届かなかった。
自民は2013年から4回連続で獲得してきた2議席を維持することができなかった。

◆0:21 国民民主、予算伴う法案提出が可能に

国民民主党の16議席獲得が確実になった。非改選5と合わせて計21議席となり、予算を伴う法案の提出が可能になった。

◆0:16 自民・森山幹事長、多数派形成に意欲

自民党の森山裕幹事長は、参院選後の政権運営を巡り、多数派形成に意欲を示した。党本部で記者団の取材に応じ「各会派とよく調整しながら、一致する政策については一緒に進めていきたい」と述べた。

◆0:05 自民、東京で2議席守れず

東京選挙区(改選数6、欠員補充1)の議席が確定した。

当選確実となり、花束を受け取る塩村文夏さん㊧=2025年7月20日、東京都港区で(中村真暁撮影)

最後の7議席目について、立憲民主現職の塩村文夏氏が当選を確実した。
ほかに当選確実となった6人は、自民・鈴木大地氏、参政・さや氏、国民・牛田茉友氏、公明・川村雄大氏、共産・吉良佳子氏、国民・奥村祥大氏。
自民党現職の武見敬三氏は落選が確実となった。自民は東京選挙区での2議席獲得を逃した。
東京選挙区では、最終的に7番目の当選者は欠員補充のため、任期は3年となる。
【関連記事】公明「なっちゃん」後継の川村雄大氏が初当選確実 「現役世代の声にしっかり応えたい」

◆0:00 不適切発言の自民・西田昌司氏が当選確実

京都選挙区(改選数2)で自民党現職の西田昌司氏の当選が確実となった。

那覇市のシンポジウムでの発言について記者団の取材に応じる自民党の西田昌司氏=2025年5月9日、国会で(佐藤哲紀撮影)

西田氏は5月、沖縄戦の慰霊碑「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」と発言して批判を浴び、発言が「非常に不適切だった」として謝罪、撤回した。自民党の裏金事件にも関与していた。

◆23:50 自民、1人区で次々に落選確実

大分選挙区(改選数1)では、立憲民主元職の吉田忠智氏が、自民現職の白坂亜紀氏を破り、当選を確実にした。吉田氏は2023年の参院補欠選挙で、白坂氏に341票差で惜敗していた。
沖縄選挙区では、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する無所属新人の高良沙哉(たから・さちか)氏の初当選が確実となった。移設に反対する「オール沖縄」が擁立した高良氏と、自民新人の奥間亮氏が激戦を繰り広げた。

◆23:30 和歌山では自民・二階伸康氏が落選確実

和歌山選挙区(改選数1)は、自民新人の二階伸康氏の落選が確実となった。二階氏は、自民党幹事長を務めた俊博氏の三男。
世耕弘成前自民参院幹事長が支援する無所属の望月良男氏が、保守分裂選を制して初当選した。望月氏は4期務めた有田市長としての実績をアピール。世耕氏も選挙戦中盤から連日応援に入った。

◆23:20 「訂正する気も謝罪する気も一切ない」

参政党の神谷宗幣代表は、民放の番組で、「高齢の女性は子どもを産めない」とした自身の発言について「訂正する気も謝罪する気も一切ない。国会でも引き続き同じテーマで訴えていきたい」と述べた。

開票結果を受け記者会見する参政党の神谷代表=2025年7月20日、東京都新宿区で(市川和宏撮影)

◆23:20 参政、法案提出が可能に

参政党が10議席を獲得することが確実になった。
非改選1と合わせて計11議席となり、参院で予算を伴わない法案の提出が可能になった。

◆22:40 石破首相「政治空白を作らない」

石破茂首相は、TBSの番組で続投を問われると「そういうことだ。いかに政治空白を作らず、いかに混乱を大きくしないかは考えなければならない」と明言した。

◆22:30 公明・斉藤代表は自公連立維持を表明

公明党の斉藤鉄夫代表は、インターネット番組で、自民党との連立政権について「参院選の結果が悪いから離れるというのでは国民の信頼を失う」と述べ、連立を維持する考えを表明した。

◆22:10 立民の野田代表「野党で連携」

立憲民主党の野田佳彦代表はNHKの番組で、内閣不信任案の提出について問われ、「石破総理が続投されるならどういう会見をされるのか見ながら判断していきたい」と述べた。

開票経過を受け取材対応する立憲民主党の野田代表=2025年7月20日、東京・永田町の党本部で(潟沼義樹撮影)

今後は「野党連携」に注力すると強調。「今の自民党に対してノーという意思表示が出た。野党が連携して何ができるかをしっかり議論する」と語った。ガソリンの暫定税率の廃止、政治資金規正法の改正案などの懸案に「結論を出していく」と力を込めた。

◆22:00 石破首相「厳しい情勢、真摯に受け止める」

今回の参院選で、石破茂首相は非改選議席を含む自公過半数を勝敗ラインと設定していた。
石破首相はNHKの番組に出演し、参院選の結果について「厳しい情勢を、謙虚に真摯(しんし)に受け止めなければいけないと」と語った。

インタビューを受ける自民党総裁の石破首相=2025年7月20日、東京・永田町の党本部(木戸佑撮影)

また、国会の責任を総理が担うということでいいのかと問われると、「私が担っていく」と発言。「責任をきちんと果たすということを、よく自覚をしたい」と、続投に含みを持たせた。

◆21:40 石破首相は続投?自民・森山幹事長は…

自民党の森山裕幹事長は、インターネット番組で、石破茂首相の続投の是非を問われ、「今、政治空白をつくれるのか。与党として責任をしっかり果たさなければならない」と述べた。
立憲民主の辻元清美代表代行は、NHK番組で、「石破政権に厳しい審判が下った。石破茂首相の判断を注視したい」と語った。

◆21:30 国民の玉木代表、自公との連立「ありえない」

国民民主は改選4議席の3倍となる12議席の獲得が確実になった。

笑顔を見せる国民民主党の玉木代表㊧と榛葉幹事長=2025年7月20日、東京都新宿区で(平野皓士朗撮影)

国民民主の玉木雄一郎代表は、民放の番組で、自民との連立について問われると、「石破政権と組むことはありえない」と答えた。
「103万円の壁」の引き上げとガソリンの暫定税率の廃止について、自公と「約束を結んだ。それを果たせないような政権とは組めない」とした。

◆21:20 公明・岡本政調会長「奇跡の大逆転目指す」

公明党の岡本三成政務調査会長は、インターネット番組に出演し、「現状まだ必ず落選ではない。奇跡の大逆転全員勝利というのを目指して、今、見守っている」と述べた。

◆21:17 自民・森山幹事長「責任の取り方を首相と協議」

厳しい情勢の自民党。森山裕幹事長はラジオ番組で、議席大幅減の結果を受け「どういう責任の取り方があるのか、石破茂首相とよく協議したい」と述べた。

◆21:10 19時半時点の投票率29.93%、前回下回る

総務省によると、午後7時半現在の投票率は全国平均29.93%で、前回2022年の同時刻の30.58%を0.65ポイント下回った。

◆21:00 社民の福島党首「必死で見守っている」

選挙速報の経過を受けインタビューに応じる福島党首=2025年7月20日、東京都千代田区で(戸田泰雅撮影)

社民党の福島瑞穂党首は、厳しい表情で東京都内の記者会見場に姿を現した。全国の得票率2%を獲得できなければ公選法上の政党要件を失う瀬戸際の選挙。「2%、それから議席を獲得できるように、必死で見守っているところだ」と語った。

◆21:00 参政・神谷代表「期待以上」と手応え

参政の神谷宗幣代表は、民放のインタビューに「期待以上の応援をいただいた」と手応えを語った。

開票結果を受け記者会見する参政党の神谷代表=2025年7月20日、東京都新宿区で(市川和宏撮影)

自民との連携については「今は考えていない。小さい党ですし組織もできていないので政権与党と関わると崩されてしまう」と発言。
「どこと組むと言うよりも、現在、積極財政、外国人問題など一緒にできるところと組む。自民党の人事がどうなるか分からないが政策が変われば(自民と)組む可能性もあると思う」と述べた。

◆20:40 公明、比例で改選6議席以下が確実

自民党は、比例代表で改選19議席を割り込むことが確実になった。自民党の比例代表での最低獲得議席は2010年参院選の12。
公明党は比例代表で改選7議席を割り込み、6議席以下になることが確実になった。

◆20:30 国民、東京選挙区で初議席

当選確実となり花束を手に笑顔の牛田茉友さん=2025年7月20日、東京都新宿区で(安江実撮影)

東京選挙区で国民民主党新人、牛田茉友(まゆ)氏の初当選が確実になった。国民民主が東京選挙区で議席を獲得するのは初。

◆20:25 参政、梅村みずほ氏が当選確実

比例代表で、参政党から立候補した梅村みずほ氏の当選が確実となった。
梅村氏は2019年参院選大阪選挙区に日本維新の会から出馬し当選していた。

◆20:23 国民、自公連立には加わらない

国民民主党の榛葉賀津也幹事長は、民放の番組で、自民、公明両党の連立政権の可能性を問われ「多分連立はない」と、加わる考えはないと表明した。参院選での議席増を受け「国会の景色が変わる。単独で予算関連法案を出せるので、堂々と立法府で勝負する」と述べた。

当選確実の一報に笑顔を見せる国民民主党の榛葉賀津也幹事長=2025年7月20日、東京都新宿区で(平野皓士朗撮影)

◆20:19 蓮舫氏が当選確実

比例代表で、立憲民主党の蓮舫氏の当選が確実となった。
蓮舫氏の立候補に当たっては、支持団体の連合の産業別労働組合などから反対論があった。

◆20:15 国民民主、千葉や埼玉で当選確実

千葉選挙区(改選3)では、国民民主新人の小林さやか氏の初当選が確実となった。一方で、自民現職の豊田俊郎氏の落選が確実となった。
埼玉選挙区でも、国民民主新人の江原久美子氏の初当選が確実となった。
千葉、埼玉の選挙区で国民民主は初の議席となった。

◆20:10 参政さや氏の当選確実

東京選挙区で参政新人のさや氏の当選が確実になった。参政が選挙区で議席を獲得するのは初。
東京選挙区では、五輪競泳金メダリストの自民新人の鈴木大地氏の初当選も確実になった。

当選を確実にし、涙ぐむ参政党のさやさん=2025年7月20日、東京都千代田区で(七森祐也撮影)

◆20:07 元明石市長の泉房穂氏の当選確実

兵庫選挙区で、無所属新人の元明石市長の泉房穂氏の当選が確実になった。

◆20:05 自民の森山幹事長、進退に言及せず

民放の番組に出演した自民党の森山裕幹事長は、自身の進退を問われると、「まだ開票が進んでいるので、責任のあり方については今発言することはご遠慮したい」と、明言を避けた。

記者団の取材に応じる自民党の森山幹事長=2025年7月20日、東京・永田町の党本部(木戸佑撮影)

森山幹事長は参院選を振り返り、「社会保障と消費税の説明を尽くしてなかったことが一つの原因。物価対応についても、昨年の補正予算から対応しているが、その説明も足りなかったと反省をしている」と述べた。

◆20:05 山尾志桜里氏が落選確実

無所属で東京選挙区に立候補した元衆院議員、山尾志桜里(しおり)氏の落選が確実となった。

◆20:00 投票締め切り

午後8時、投票が締め切られた。
共同通信が実施し、東京新聞が分析した出口調査によると、自民、公明の与党は議席を大幅に減らす見通し。
石破茂首相(自民党総裁)が勝敗ラインとして掲げた「非改選を含めた与党過半数」には50議席が必要だが、確保は極めて困難な情勢。勝敗ラインを下回ったことで、首相の進退が問われるのは避けられない情勢だ。
国民民主党、参政党は大幅に議席を増やし、2桁に乗せる勢い。
野党第一党の立憲民主党は選挙前の22議席から上積みする見通しだ。
NHKは選挙報道特別番組で、出口調査に基づく獲得議席予測を発表。「与党過半数維持は厳しい情勢」と報じた。
NHKの予測では、自民27~41、立民18~30、維新6~9、公明5~12、国民14~21、共産3~5、れいわ2~4、参政10~22、保守1~3、社民0~1、みんな0、N党0~1、再生0、みらい1~2、無所属・他7~8。

◆午後6時の投票率は

総務省によると、午後6時現在、期日前投票を除いた投票率は26.65%で、前回2022年の参院選を0.71ポイント下回っている。
都道府県別では、最も高い大阪府が30.50%。一方、秋田県は15.07%で最も低い。

◆午後5時前 期日前投票の結果発表

総務省は20日夕、4日から19日まで行われた期日前投票の結果を発表した。
投票したのは計2618万1865人で、過去最高となった。選挙人名簿登録者数(1億424万5156人)の25.12%に当たる。有権者の4人に1人が期日前に投票した計算だ。
これまでで最も多かったのは、参院選では前回2022年の1961万3475人で、今回は33.5%(約657万人)増えた。

◆午後4時の投票率

総務省によると、午後4時現在、期日前投票を除いた投票率は22.42%で、前回2022年の参院選より0.57ポイント低い。
都道府県別では、最も高い三重県が25.63%。一方、秋田県は11.24%で最も低い。

国会議事堂

◆午後2時の投票率

総務省によると、午後2時現在、期日前投票を除いた投票率は18.51%で、前回2022年の参院選より0.26ポイント低い。
都道府県別では、最も高い三重県が21.55%。一方、秋田県は9.60%と最も低い。

◆午前11時の投票率

総務省によると、午前11時現在、期日前投票を除いた投票率は10.99%で、前回2022年の参院選より0.56ポイント高い。

◆午前10時の投票率

総務省によると、午前10時現在、期日前投票を除いた投票率は6.62%で、前回2022年の参院選より0.45ポイント高い。

◆総務相が談話を発表

村上誠一郎総務相は、投票日に合わせて談話を発表し、有権者に呼び掛けた。
「積極的に投票し、貴重な一票を大切に行使してほしい」

◆18日までに有権者の20%が投票終える

総務省によると、4日に始まった期日前投票は、18日までに2145万220人が投票した。選挙人名簿登録者数(1億424万5156人)の20.58%に当たり、過去最高となった。

期日前投票する有権者=7月4日、前橋市で(羽物一隆撮影)

これまでで最も多かったのは、参院選では前回2022年の1961万3475人。衆院選では2017年の2137万9977人だった。
期日前投票は19日も行われており、投票者はさらに増える見通し。

◆与党の過半数確保なるか

17日間の選挙戦では、消費税減税や給付金といった物価高対策、価格が高騰したコメ対策などをめぐって論戦が交わされた。
自民、公明両党の与党が、非改選と合わせて過半数を確保できるのかが焦点となる。
「日本人ファースト」との主張が賛否を呼んでいる参政党など、新興政党がどこまで議席を獲得するのかも注目される。

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