『12(わんにゃん)平和党』電撃解散のデヴィ夫人「女性従業員への暴行疑い」で直撃取材の「その後」
4月25日、デヴィ夫人(85)によって7月の参院選に向けて今年2月に設立されたばかりの『12(わんにゃん)平和党』が、同党の公式サイトで解散を発表した。 【写真】5時間に及ぶ取り調べを終えて、警察署から車で出てくるデヴィ夫人 その理由の一つが、デヴィ夫人が女性スタッフへの暴行の疑いで4月16日に書類送検されたことだった。『FRIDAYデジタル』は、事前にその情報をキャッチ。本人に直撃取材を行っていた。’25年3月27日に配信した記事をもとに詳細を振り返る。 ◆「女性従業員にシャンパングラスを投げつけた」 2月12日、犬や猫などのペット愛護を主な政策に掲げる政治団体『12(わんにゃん)平和党』が設立された。党代表に就任したデヴィ夫人は記者会見で、 「人生の集大成として、政界に一石を投じる」 と宣言。自身も今夏に行われる参院選に比例代表で出馬すると表明した。だが、そのウラでデヴィ夫人はトラブルを起こしていたという。 「2月半ば、デヴィ夫人が自身の個人事務所の女性従業員を暴行した、と聞いています」 そう打ち明けるのは、芸能プロダクション幹部だ。 「あるレストランで行われた食事会で、デヴィ夫人が女性従業員に対してシャンパングラスを投げつけたそうです。どうもその女性従業員は夫人の参院選出馬に反対していたようで……“カーッ”となってしまったのでしょう。女性従業員が警察に相談。被害届を提出したといいます」(芸能プロ幹部) そんな渦中のデヴィ夫人が渋谷警察署に姿を見せたのは、3月22日の午後1時半過ぎ。警察車両と思われるワンボックスカーの後部座席にひとりで乗り、署内へ入っていった。 ◆5時間にも及ぶ入念な取り調べ 再びデヴィ夫人が姿を見せたのは18時半過ぎ。渋谷警察署の地下から同じ車両が出てくると後部座席に一人、デヴィ夫人が座っていた。『フライデーデジタル』の記者が女性従業員に対する暴行について質問するも、こちらを見ることもなく、走り去っていった。 「警察はこの日、任意で事情聴取をしたそうです。今後、慎重に捜査を進め、送検するかどうか判断することになります。通常、事情聴取は1~2時間で済むことが多いですが、5時間となると、かなり入念に取り調べたのでしょう。送検され、起訴されるようなことがあれば、参院選や新党の行方に大きな影響を与えるでしょう」(テレビ局報道部記者) 事情聴取の翌日、帰宅したデヴィ夫人を自宅前で直撃取材した。 ――女性従業員を暴行した、というのは事実ですか? 「いいえ、ないです」 ――3月22日に渋谷署で事情聴取されていますが、どんなことを話したのですか? 「それはちょっとお話しできません。すみません」 そう言い残すと、夫人は自宅へと入っていった。 あらためて、デヴィ夫人の個人事務所に問い合わせたが、 「担当者から折り返し連絡いたします」 と言ったきり、2日待っても連絡は来なかった。 ◆書類送検で帰化不透明に 85歳にして新党の代表に就任し、参院選出馬への意欲をみせるデヴィ夫人だったが、冒頭に書いたように、4月16日、暴行容疑で警視庁に書類送検されたことが明らかになった。調べに対し、 《グラスなどは投げつけておりません》 と容疑を否認しているというが、これにより、『12(わんにゃん)平和党』は解散。『スポーツ報知』(4月25日配信)によれば、書類送検されたことによって〈書類送検で帰化申請にめどが立たなくなったのが理由の一つ〉と同党幹部が語ったという。 デヴィ夫人の現在の国籍はインドネシアで、出馬するためには、日本国籍を取得するための手続き(帰化申請)が必要となる。すでに、その手続きを進めていると報じられていたが、許可が下りる可能性も含めて、不透明になったというのが、その理由のようだ。 これで、政治家としての生命は絶たれたに等しいが、タレント生命が絶たれることはないだろうと民放の関係者は予想する。 「今回の件でも言ってみれば内輪のトラブルなので、ほとぼりが冷めるのも早いと思いますし、テレビから消えることはないと思いますよ」 なんともたくましい限りだが、騒動を起こしたことは事実。しっかり反省してもらいたい。
FRIDAYデジタル