茨城知事選に田中・茨城大元副学長が出馬 地元政治団体が擁立
9月7日投開票の茨城県知事選を巡り、茨城大学名誉教授で地方自治の研究者、田中重博氏(78)が24日、無所属での立候補を表明した。地元の政治団体「いのち輝くいばらきの会」が擁立する。知事選を巡っては、既に3選を目指す現職の大井川和彦知事(61)が出馬を表明済みだ。
共産党や立憲民主党、国民民主党などに推薦を呼びかける。田中氏は「大企業優先、自民党との癒着など、もうけ本位の県政を転換し、税金の使い方を変えて、医師不足が深刻な医療や福祉、教育などに重点配分する」と述べた。
田中氏は大阪府出身で茨城大教授や同大副学長を務めた。2013年と21年の茨城知事選に出馬したが落選した。いのち輝くいばらきの会では県知事選の立候補者を公募したものの擁立には至らず、同会の共同代表を務める田中氏が出馬を決めた。田中氏は「年齢や体力の問題はあるが、地方自治の基本を踏み外している大井川知事を無投票で当選させるわけにはいかない」と語った。
日本原子力発電の東海第2原子力発電所(茨城県東海村)に関して、田中氏は「防潮堤工事の施工不良や火災の頻発など、日本原電に動かす資格も技術的能力もない。再稼働せずに廃炉する」とする。「安全性の検証と実効性のある避難計画の策定に取り組み、県民にしっかりと情報提供したうえで、市町村や県議会の意見をうかがい判断していく」とする大井川知事とは違う立場だ。