大人向けゲームか?炎上で読み解く“ゴミをラブドールに食べさせる”をめぐるエンタメ倫理
広告炎上チェッカーとして、広告コンサルティングを行っている中村ホールデン梨華です。私は日本とイギリスでたくさんの炎上広告の分析をしたり、市民の声を聞いて炎上広告の作りなおしをしたりした経験があります。
【ELLEに掲載されました】🇬🇧炎上広告作り直しプロジェクトについて取り上げていただいた記事のオンライン版が出ました。
— 中村ホールデン梨華 (@EnjoCheck) July 26, 2024
"広告表現にも倫理にも正解はありません。 日本では「炎上=消せない汚点」という印象がありますが、イギリスでは過去から学ぼうという姿勢があります。"… https://t.co/uSr85uu7Ve
今回は、広告ではないのですが、エンタメの炎上から表現の背景の文脈を考えてみる記事です。今回は批判側の文脈を読み解きますが、この批判を受けた作品を「面白いゲームだ」と捉える価値観を否定したり、押し込めたりはできません。
重要なのは、この炎上から出てきた批判、消費者が感じた違和感を「表現の自由」の一言で切り捨てずに、なぜそれが“不快”とされるのかを言語化し、議論していく姿勢だと考えます。
大人向けゲームか?炎上で読み解く
先日、SNS上で話題となったゲーム『いちばん美味しいゴミだけ食べさせて』は、プレイヤーが“ゴミを食べて賢くなる人形”を育てるというユニークなコンセプトを掲げながら、強い批判の声を集めることとなりました。
“ゴミを食べて賢くなる人形”を育てるゲーム『いちばん美味しいゴミだけ食べさせて』Steamストアページが公開。名著『アルジャーノンに花束を』から着想https://t.co/GVCrfG5CI1
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) July 18, 2025
「ゴミ料理」と「通常食」から献立を提供。知性がつくと次第にゴミを受け付けなくなるというジレンマの先に待つものとは pic.twitter.com/uE71yKRvd2
炎上の背景にあるポイントを探っていきます。
1.ゾーニングなしでの訴求
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