「石油市場は供給過剰になる」の誤解

そしてこのエネルギーの爆発的需要拡大は、さらにEV化を進めている自動車業界、航空業界で増大し、さらに第二の中国需要に匹敵するインド経済からの需要も旺盛となってくる。

岩永憲治『トランプ経済 グレート・クラッシュ後の世界』(集英社)
岩永憲治『トランプ経済 グレート・クラッシュ後の世界』(集英社)

だからこそバフェットはP&G、ジョンソン&ジョンソン、アップルや、ハイテク企業株を巨額で売却し、石油業界(銘柄:オキシデンタル・ペトロリアム)に乗り換えて投資をしているのだ。

EIA(米国エネルギー情報局)は2025年に米国のエネルギー消費は、史上最高に達すると発表しており、このような流れがメガ・トレンドを形成していくのは明白である。

一方、OPEC(石油輸出機構)は、2025年末まで原油の減産を発表しており、IEAは2025年のグローバルベースの石油市場は2024年末には供給過剰を予測しているが、これはAIブームによる爆発的な電力需要がいまだ反映されていないからであろう。

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