「多文化共生社会目指す」 党派超えた国づくりへ宣言 全国知事会議
青森市で開かれていた全国知事会議は24日、与党が過半数割れした参院選の結果を受けた「青森宣言」を採択し、閉幕した。 宣言では、各知事が「排他主義、排外主義を否定し、多文化共生社会を目指す」との立場を強調。国民は将来に向けた長期ビジョンを求めていると指摘し、政党や党派を超えた国づくりに取り組むよう訴えた。 宣言は「代替財源なき減税など将来世代につけを回すような施策」に否定的な姿勢を示し、地方自治体の声を国政に十分反映することも求めた。SNSでの偽・誤情報が課題となっていることを踏まえ、「正しい情報に基づいて政治に参画できるシステムの構築」も要請した。