1979年、東京都生まれ。専攻は政治学・政治思想史。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。日本政治思想史専攻。首都大学東京(当時)法学部教授を経て、現在、法政大学法学部教授。主な著書に『明六雑誌の政治思想』(東京大学出版会、2011年)、『田口卯吉の夢』(慶應義塾大学出版会、2013年)、『近代日本政治思想史』(編、ナカニシヤ出版、2014年)、『偽史の政治学』(白水社、2016年)、『日本の夜の公共圏:スナック研究序説』(共著、白水社、2017年)がある。
都議選以来の流れの延長線上という印象だ。既存政党が軒並み地盤沈下し、政権与党への批判票は清新なイメージのある(非左派の)新興勢力に集まった。保守多党化時代が本格的に訪れるのかどうかはまだ見通せないが、政権への批判票が「自民党より左」に流れて
…続きを読む排外主義かそうでないか。ネットを信用するのか、しないのか。ついつい二分法で語られがちなトピックについて、一人の人の中にも実はさまざまなグラデーションがあることがよく分かる良い記事だと思った。気になったのは、ネットの「デマ」を信じるなと語りか
…続きを読む選択的夫婦別姓には賛成の立場だ。だが、この種の記事でジェンダーギャップ指数の低さを引照しながら記事の説得力を増そうとするやり方には少々懐疑的である。私の理解する限り、参照されているジェンダーギャップ指数で本邦の順位を下げているのはもっぱら政
…続きを読む参議院の構成に関して改革が必要であるとの主張には賛成だ。ただ、参院が常に衆院のカーボンコピーであったわけでない点には留意が必要だろう。 現状では、政府が円滑に法案を通過させるには衆院と参院が同じ政党ないし政党連合によって過半数を掌握している
…続きを読む比較的強い二院制を取る我が国において、参院選は政権選択選挙ではないにしても、中長期的な政治の深層構造を規定する重要な選挙である。 自民党が非改選含めて与党過半数という「低すぎる目標」を掲げた意味も重い。それは今回はともかく乗り切れたとしても
…続きを読む男性もセルフケアを、一方的に審査員席に座れると思うな。趣旨はよく分かり、その通りだと思うが、「男性同士で飲み会をしようとすると、たいてい「女性を呼ぼうか」となります」については、人によるのではないか。危うい一般化だと思う。 また、見る、見
…続きを読む今回のトランプの軍事行動、実はオバマ政権がリビアに介入した際の「軍事行動と戦争を区別し、短期の軍事行動だけなら議会の承認を待たずに可能」という理屈を引き継いでいる。トランプを例外として捉えるのではなく、オバマ政権に淵源する大統領職の機能変化
…続きを読む興味深い結果なのだが、6月18日のデジタルニュースリポートの報告書の内容を報じた記事では、こうしたニュース回避傾向は国際比較の上では日本は低いことが示されており、今回の記事はそれとどういう関係に立つのか、もう少し突っ込んだ分析が欲しい。 以
…続きを読むやや、論理が混乱しているように思う。もっとも、途中まではよく分かる。少数与党状況により法案採決の道が開かれたにも関わらず、選択的夫婦別姓が実現しないのは、単に保守派が反対しているからだけでなく、野党のなかでは国民民主が変節したからである。し
…続きを読む野球の中心はかつて神宮球場で開催される六大学リーグにあり、興行に類する職業野球などではなかったことを思い出させてくれる秀逸な一文である。蓮實氏が言う通り、長嶋茂雄がすでに六大学のスーパースターだったことは紛れもない事実だろう。ただ、長嶋茂雄
…続きを読むこの件、判決や量刑の軽重に関心が集まるのは当然だが、他方で、裁判手続きの開始がなぜここまで遅れたのか、その点に疑問を持つ人も多いのではないか。裁判を受ける権利は憲法32条にも定められた基本的人権の一つである。重大な事件で社会的にハレーション
…続きを読む