群馬県と長野県にまたがる毛無峠に5月に設置された県境の看板は、新品なのに群馬県の県章や文字がかすれた特殊な加工を施している。管理する群馬県中之条土木事務所が発注時に秘境のイメージを保ってほしいと業者に要望。道路標識や看板を制作する関東積水樹脂(前橋市鼻毛石町)の担当者は無理難題に苦心しながらアイデアで乗り越えた。

 看板のある毛無峠の周辺はかつて硫黄鉱山があり、荒涼とした雰囲気が広がる。ネット上ではユニークな地名とともに、「グンマー帝国」の県境の看板が親しまれている。

「無茶言うな」

「秘境感」を保った県境の看板を手がけた関東積水樹脂のNさん

 

 「正直、『無茶言うな』という感じでした」。関東積水樹脂レイアウト担当の...