小学生が保存会の人たちから「鯨舟の唄」を習う 室戸
かつて捕鯨が盛んだった頃に高知県室戸市の漁師の間で歌われていた「鯨舟の唄」を、今月、地元の小学生が披露するのを前に保存会の人たちから唄を習いました。
「鯨舟の唄」は、江戸時代から昭和初期にかけて室戸市で捕鯨が盛んだった頃に、クジラが穫れたのを祝う宴で漁師がうたっていたもので、今は浮津西町鯨舟の唄保存会のメンバーが歌い継いでいます。
そして、室戸小学校も地域を知る学習の一環でこの唄に取り組んでいて、23日は6年生25人が保存会の人たちから唄を習いました。
鯨舟の唄は全部うたうと1時間近くかかることから、子どもたちが習うのは一部で、「親子の鯨を一度にとった。でかした」などという意味の恵みに感謝するフレーズを独特の手拍子とともに元気よくうたいました。
子どもたちは「本番では間違えてもハキハキとうたいたい」とか「責任感を持ってうたいます」と話していました。
また、指導に駆けつけた卒業生も「小学校の時に太鼓をさせてもらい、お返しができたらと思って来た。引き継いでいってほしい」と話していました。
保存会の顧問の植田新作さんは「市内に太鼓の指導者がいなくて苦労したが、あとは子どもたちが声を出し切るだけだと思います」と話していました。
子どもたちは今月26日に室戸市で開かれる「土佐室戸鯨舟競漕大会」で鯨舟の唄を披露することにしています。