【VRChat】もうあの世界で誰かを好きになりたくない人へ
前書きとして、このnoteのターゲットと伝えたい事を明確にしようと思います。
ターゲットは「すぐに誰かを好きになってしまう人」、
伝えたい事は「また誰かを好きになる」です。
自分の過去を振り返りながら、何がいけなかったかを目次ごとに記し自戒とします。
初投稿で読みにくいかもしれませんが、精一杯書かせてもらいます。
①あまりにも軽率に人を好きになる自分
まずは、簡単に自己紹介をさせていただきます。
VRC歴は2年と少し。休職中に気分転換のつもりで始めたところ、気づけば深くハマってしまいました。
「お砂糖」も、ほどほどに経験してきました——というより、「経験してしまった」と言うほうが正しいのかもしれません。
自分は、あまりにも相手を悲しませてしまいました。すべて自分から好きになったのに、すべて自分から別れを告げてしまったのです。
もう誰も好きになりたくないと思っているのに、「好き」という気持ちを抑え続けることができない——そんな愚かな人間です。
②出会いとお砂糖
好きになるきっかけは、些細なものでした。
一緒にいる時間が長かったから、相手の声が好きだったから。
相手に求められたから、自分が求めたから。
自分を守ってくれたから、相談に乗ってくれたから。
そんな理由で、少しずつ「好き」という気持ちが芽生えていきました。中には「お砂糖」になれた人もいます。
そんな理由で好きになり始めます、中にはお砂糖になれた人もいます。
最初は、ごく普通の「お砂糖生活」を楽しみました。さまざまなワールドに行って、一緒にイベントに参加して、たくさん話をしました。
好きな気持ちを伝えて告白し、「お砂糖」になると、さらに相手を求めるようになります。
相手の好きなアバターを買って改変したり、誕生日にギフトを送ったり、何時間も個人通話をしたり……そういったことも、たくさんしてきました。
そういうこともしました。
素晴らしい時間を過ごさせてもらいました。思い出すだけで、少し涙が出そうになります。そして、それと同じくらい、後悔もあります。
ここで、最初の振り返りをします。
「相手をよく理解しないまま、お砂糖を申し込んでしまったこと」
これが、自分のいちばん良くなかった点です。
長く付き合いたいのなら、もっと相手をよく知るべきでした。細かな価値観の違いや、どうしても受け入れられない部分を知った上で告白するかどうか考えることは、現実でもネットでも、とても大切なことです。
お砂糖を始める前に、もう少しだけ我慢して、相手を知る時間を持つようにましょう。
③別れとお塩
本題に入ります。長くなるかもしれませんが、どうかお付き合いください。
「なぜ自分は“お塩”してしまうのか?」
――答えは簡単です。軽率に好きになってしまったからこそ、安易に嫌いになってしまうのです。
現在、自分にはパートナーはいません。理由は明白で、すでにお別れしてしまったからです。
お別れに至った理由は、大きく分けて4つあります。
①相手の好意を受け止めきれなかった
②相手の嫌なところを見つけてしまった
③相手が転生してしまった
④相手が自分に興味を示さなくなった
それぞれのバックストーリーについて話すととても長くなるので、ここでは簡潔にまとめます。
③ー①相手の好意を受け止めきれなかった
自分は、一度好意を自覚すると、その気持ちがどんどん強くなっていきます。
その結果、相手へのアプローチが過剰になり、それに呼応するように相手も好意を返してくれるようになります。
それがまた嬉しくて、さらに自分もエスカレート。そして相手もエスカレート。
やがて、どちらかがその熱量に耐えきれなくなり、拒絶してしまいます。
拒絶された側は大きなショックを受け、拒絶した側は申し訳なさから意思表示を避けるようになり、二人で過ごす時間が徐々に減っていき、最終的には自然消滅してしまう……。
それだけならまだ、まだ精神的にはマシな方です。
自分の場合は、相手から「お前の居場所を奪ってやる」と言われました。
さすがにそれは心に堪えた。
③ー②相手の嫌いなところを見つけてしまった
これは①にも関係しています。
好きという気持ちが高まり過ぎると、今まで抑えていた欲求が双方に現れてきます。
たとえば――「もっと愛し合いたい」「リアルも共有したい」「一緒に住みたい」「結婚したい」……
こういった言葉は、実際によく交わされました。
けれど、現実を見れば、自分は会社で心をすり減らし、うつ病になって休職中。
体力も落ちていて、人並みの生活すら満足に送れない状態です。
そんな自分が、相手の人生を背負えるわけがありません。
現実的に見て、「障がいを抱えた者同士」でまともに生きていくのは、正直難しいと感じてしまいました。
自分には、意外と現実主義な一面があるようです。
夢のようなお砂糖の関係が、現実味を帯びてきた途端、気持ちが急速に冷めてしまうのです。
自分は同性に好意を抱くし、ネット上で「そういうこと」もします。
でもそれは、あくまでネットの中だからできること。
現実の自分にそれができるのかと考えると――正直、わかりません。
ハグまではしたことがありますが、それ以上は……。
③ー③相手が転生してしまった
自分のVRC生活は、「お砂糖」二人目の存在によって、大きく変わりました。一人目と別れた理由も、この二人目の子に関係しています。
その子は「転生者」でした。自分がVRCを始めたばかりの頃に出会い、短い時間だけ一緒に過ごしましたが、何も言わずに突然、姿を消しました。
数か月後、偶然にも再会し、話を聞いてみるとネットストーカーの被害に遭っているとのこと。
自分は、何とか助けたい一心で、解決に向けて動き始めました。
その過程で、障害となっていた一人目との関係を断つ選択をしました。
ここで少し、自分の思考について補足させてください。
「年下を優先し、年上にはある程度我慢してもらう」――これが、自分の中にある基本的な考え方です。
一人目は年上でした。付き合い始めてから徐々に、要求がエスカレートし、自分に多くを求めるようになっていきました。
その姿に対して、次第に「情けない」と感じてしまい、気持ちが冷めていくのを自覚しました。
最終的には、年下である二人目の問題に集中するため、一人目を切るという判断を下しました。
二人目のために、多くの時間とコストを費やしました。
けれど、結果的にはすべてが失敗に終わりました。
二人目は、再び何も言わず姿を消したのです。
それからの2か月間、俺はずっと彼を引きずっていました。
この話も、いつかきちんと「過去」にできるように、自分の言葉で書くかもしれません。
③ー④相手が自分に興味を示さなくなった
これは三人目の話です、二人目の件でメンタルがさらに壊れどん底だった時、その子は親身になって話を聞いてくれて、これからも一緒に居てほしくて自分から告白しました。
期間として9か月、自分のお砂糖歴では最長です。
その子は「自分がまだ未熟だから俺にいろんなことを教わりたい」と言いました、そんな向上心のある子だから俺の弱さに気付いたのでしょう。
仕事をせず、毎日VRCに入り浸り、時間を無為に過ごす、そんな人間から学ぶことなんてありませんよね、学生の大事な時間を俺に使うのは馬鹿げてます。
いつしかVRCで会うことも話すことも無くなり、自分から別れを切り出したのでした。
やっと振り返りまで来ました。
ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。
結論は実にシンプルです。
よく考えずにお砂糖を始めると、こうなってしまう。その一例です。
さらに言うなら、「相手としっかり話し合い、関係の改善を図ろうとしなかったこと」も大きな要因だったと思います。
いざ話し合おうとしても、相手がヒステリックになって会話が成立しなかったり、自分の意見をまったく曲げなかったり。
相手のほうが先に諦めてしまい、改善の余地がないまま「お塩」になってしまうケースしかありませんでした。
もっとお互いに、相手を理解しようとしていたら、未来は違っていたかもしれません。
ですが、残念ながらこのVRCという世界では、「真面目な話」を避けたり、拒絶したりする人も少なくないのです。
そういう人とは、残念ながら絶対にうまくいきません。
自分の努力が足りなかったのか。
それとも、相手のせいにしてもいいのか。
正直今はもう、何が正しかったのか分からないです。
④孤独と苦悩
一度、人の温もりを知ってしまうと、人間は弱くなってしまうものです。
それまで一人で生きていたのに、孤独に耐えられなくなり、そばにいてくれる人の愛と暖かさを求めるようになります。
その結果お塩したばかりでも、また次のお砂糖を求めてしまうのです。
ですが、それは悪手です。自分の中でのフィードバックが足りていないから。
お塩には必ず理由があります。円満なお塩なんて存在しません。どこかに必ず、遺恨が残るものです。
それに向き合わずに、ただ新たなお砂糖を繰り返しても、結果はまた同じ、お塩に至ってしまう。何も変わらないのです。
振り返りです、自分はこの二つのことが必要だと考えるようになりました。
一つ、「なぜお塩に至ったのかを分析すること」。これは同じ悲劇を繰り返さないため。
もう一つは、「一人だけの時間を作ること」。これは前述の分析のための時間を確保する意味もありますし、
惰性でお砂糖を始めてしまうことを防ぐためでもあります。
半端な気持ちでお砂糖しても、お互いを傷つけるだけ。
そんなこと、もう嫌というほど知っているはずなのに、自分はこれまで何度も罪を重ねてきました。
⑤周囲からの自分への評価と影響
お塩すると周囲に少なからず影響が出ます、参考までに実体験を記していきます。
お前の居場所を奪ってやると周囲に内容を歪曲して暴露、
別れた二人のどちらに付いていくかで界隈が分断、
自分と相手のメンタルケアによる無駄なコスト、
同じインスタンスに居れない面倒臭さ、
こんなことをしていたら自分の周りに人がいなくなるのは当然です。
こんな面倒臭いやつをそばに置いておきなくないですよね、当たり前です。
振り返りですが、これは自戒を込めて特に強い口調で記します。
「お塩をすれば少なからず自分のブランド力が落ちます」
「他人のお塩で周りの人間は迷惑している」
終わりに
これを書いている今も好きな人がいます、それも一人じゃありません。
自分はどうしても好きな気持ちを抑えられないみたいです。
このnoteをここまで読んでくれた人は自分と同じ「好きな気持ちを抑えられない人」なのではないでしょうか。
同じ苦しみを背負う人に、強い口調で語りかけてしまい申し訳ございません。ですが自分と同じように夜にうなされて、日中も嫌なことがフラッシュバックするような生活を送ってほしくありません。
「薬も過ぎれば毒となる」とはこのVRCの世界をよく表しています、適切なコミュニケーションは日常に彩を加えますが、過ぎれば毒として日常を破壊することを忘れないで。
最後に、太字で書いたことをまとめます。
「お砂糖を始める前に、もう少しだけ我慢して、相手を知る時間を持つこと」
「相手としっかり話し合い、関係の改善を図る」
「一人だけの時間を作り、なぜお塩に至ったのかを分析する」
「お塩をすれば少なからず自分のブランド力が落ちます」
「他人のお塩で周りの人間は迷惑している」
ここまで読んでくれて本当にありがとうございました、約5000文字の長文になるとは思いませんでした。
自分がVRCの世界で起きたことをこんな形で他にもnoteに残そうと思います、ある意味遺書のようなものです。
良いVRCライフを、パートナーのいる人はどうかお幸せに、私のようにならないで。
お願いします、どうか私を好きにならないで、好きだと言ってしまっても断って。
自分は醜い怪物です、相手を幸せにすることができないのに、相手の時間と存在を求めてしまう。
僕は一人で生きますから、どうか気に入らないでください。
どうか俺を愛さないで。
#VRC #VRchat #お砂糖 #恋愛
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