先の参院選で落選した政治団体「NHK党」の浜田聡参院議員は22日、次期衆院選に出馬する考えを明らかにした。自身のユーチューブチャンネルで「次の衆院選を狙う」と語った。同日のNHK党の会議で、浜田氏を比例代表近畿ブロック(定数28)に擁立する方針が決まったという。
参院選比例代表に出馬した浜田氏は、約33万5000票を獲得。個人の得票ランキングで立憲民主党の蓮舫氏の約33万9000票に次ぐ7位となったが、NHK党全体の得票は伸び悩み、議席ゼロに終わった。浜田氏は、自身の得票数については「勇気と自信をいただきました」と述べ、謝意を示した。
21日の動画ではNHK党について、「組織力強化がまだまだ不十分」と述べ、躍進した参政党を挙げて、「地方議員、党員獲得などすべてにおいて参政党さんは非常に成果を出した。われわれも吸収していく所は吸収していかないといけない」と振り返った。
浜田氏の参院議員の任期は28日まで。(奥原慎平)