📘【なぜmRNAワクチンが推進され、なぜ私たちは慎重であるべきか】
2020年、コロナ禍を契機に世界に初登場したmRNAワクチン。
「革新的技術」ともてはやされたこの新しい手法は、いまや感染症対策の“標準”として、世界中で“置き換え”が進められようとしています。
しかし──
私たちは今一度、立ち止まって問うべきではないでしょうか?
🧬 なぜ従来型からmRNAへ?
1. 科学技術的な理由(表向き)
🔹 設計が早い:感染源がわかれば数日~数週間で開発できる
🔹 製造が安定しやすい:ウイルス本体の培養が不要
🔹 変異株に柔軟対応:mRNA配列を書き換えるだけ
たしかに、これらは“革新”に聞こえるかもしれません。
けれど、科学の推進力には、政治・産業・利権という裏のモーターがあることも、忘れてはなりません。
2. 政治的・行政的理由(Pandemic Preparedness)
🌐 CEPI はパンデミック備え事業の一環として、自己増幅 mRNA 含む複数案件(総額 3,600 万ドル超)へ資金拠出。GAVI も mRNA 生産ネットワークを支援―いずれも従来プラットフォームより高い優先度を与えている
🏛️ 国家が迅速に一括購入・管理しやすく、健康パスポート・デジタルIDとの統合にも最適
つまり、“迅速な公衆衛生対応”という名目のもとに、中央集権的な管理体制が組みやすいという構造が隠れています。
3. 産業的理由(こちらが本音と思われる)
🔹 知財独占型:細胞株や卵ではなく、“技術プラットフォーム全体”を特許化できる
🔹 がん治療・遺伝子医療応用が可能なため、バイオ産業の柱として投資が加速
🔹 製造設備の完成:GSKやモデルナはすでに従来型からの転換を進めている
“売れる仕組み”と“作りやすい設備”が整えば、あとは市場と制度を巻き込むだけ──。
🛑 では、なぜ慎重であるべきなのか?
⚠️ 長期安全性が不明確(免疫・自己免疫・血管系などへの影響)
⚠️ ロット差・品質不均一性などの構造的リスク
⚠️ 国家主導で囲い込みが進行中(事実上の“義務化”が現実に)
⚠️ 一本化により安全性や有効度が確立されている“従来型ワクチンの選択肢”が市場から消えるリスク
選択肢のない予防医療は、もはや医療ではなく政策。
そして、検証のない推進は、もはや科学ではなく信仰です。
🧫 すでにmRNA化が進んでいる分野一覧
🔹 インフルエンザ(季節性/COVIDとの混合型も)
🔹 RSV(高齢者向け)
🔹 ノロウイルス(英NHSで試験中)
🔹 HIV/C型肝炎/ヘルペスなど(研究段階)
🔹 マラリア(BioNTechが初期試験中)
🔹 がん(メラノーマ・肺がんなどの個別免疫療法)
🔹 その他:結核・デング熱・リフトバレー熱など
もはや“コロナだけ”ではありません。
あらゆる疾患分野への“mRNA的置換”が構想されているのです。
🔚 結論として
「便利・早い・儲かる」からmRNAにしたい人たち
vs
「安全・多様・慎重」を望む市民たち
「mRNA反対」は、技術への拒否ではなく、
選択肢を奪われる未来への警鐘です。
そして何より、日本にはその「未来をリードする資格」があるのでしょうか?
• 統一電子カルテもない
• ロットごとの追跡もできていない
• 副作用も因果評価されず
• 世界最多レベルの接種回数を誇りながら、未だ止まらぬ超過死亡の検証すらできない
そのような国が「mRNA先進国」などと名乗ることに、
どれほどの倫理的正当性があるでしょうか?
いま、“何でもかんでもmRNAに”という空気があります。
でも、生ワクチンには“時間に育まれた免疫記憶”というものがある。
それを“設計された記憶”に置き換えてよいのか──
私たちは、それを問い直すべき時に来ているのではないでしょうか。
「慎重さ」は、臆病ではありません。
それは、未来に責任を持つ姿勢の名前です。
私たちは、決して「問う」ことを止めてはならないのです。