【演説全文】 社民 福島氏 “消費税 食料品即時ゼロを”
第27回参議院選挙が3日、公示されました。
社民党の福島党首は、東京 新宿区で「消費税について、食料品即時ゼロを実現する。あなたの生活を応援し、人生を応援する。そんな社民党が、どんなことがあっても必要だ」と訴えました。
演説の内容を全文でお伝えします。
【動画】演説の動画全編はこちらから
【演説全文】
皆さん、こんにちは。
社民党党首、福島みずほです。
いよいよ、参議院議員選挙が始まりました。
今度の参議院選挙は、自民党政治を終わらせる選挙です。
どうですか。
そして、皆さん、今度の参議院選挙、社民党、生き残りをかけた戦いです。
社民党、議席をさらに増やしたい。
もっともっと躍進したい。
どうですか。
政党要件2%はもちろんのこと、候補者全員の当選、社民党、躍進させてください。
社民党、大きくしてください。
社民党リブート、社民党はおもしろくなります。
社民党は変わります。
ぶれずに変える、社民党です。
そんな社民党、どうかどうか、よろしくお願いいたします。
皆さん、暮らしはどうですか。
生活は本当にどうでしょうか。
あまりの物価高、インフレ、消費税10%、実質賃金は下がり続けている。
年金も上がらない。
生活が苦しい。
なんとかしてくれ。
そんな声を、本当に聞きます。
食べていけないんですよ。
だから、社民党は、緊急生活支援策として、1つ目、消費税について、食料品即時ゼロ。
これを実現します。
どうですか。
エンゲル係数が3割、食べ物が高い消費税、そもそも問題がある。
でも、まず食料品について、即時ゼロ。
これを社民党は実現します。
2つ目、非正規雇用は4割です。
全国一律、最低1500円、最低賃金。
これを実現します。
そして3つ目。
あなたの社会保険料を半額にします。
企業と労働者、1対1。
でも、大企業は、大企業の負担部分を増やして、3対1にします。
それは、内部留保の課税などで賄います。
中小企業に関して言えば、その負担分は、まさに補填(ほてん)をしていきます。
3つの緊急経済対策です。
そして年金です。
就職氷河期の皆さんや、たくさんの皆さん、低年金、無年金、これが多いです。
だから、最低保障年金、月10万円。
これを実現をしていきます。
どうですか。
あなたの生活を守り、あなたの人生を応援する。
そんな社民党、どうか応援をしてください。
よろしくお願いいたします。
そして皆さん。
いろんなものが、どんどんどんどん削っているのに、防衛予算だけは、うなぎ登り。
2022年には、5兆円だった防衛予算が、2025年は8兆7000億円です。
教育予算はこの半分。
農業予算は、なんと4分の1です。
皆さん、すべての大学の入学金と授業料を無料にするのに必要なお金は、3兆円弱なんです。
この間、増えた3兆7000億円で、お釣りが来るじゃないですか。
こういうことにこそ、お金使うべきじゃないですか。
訪問介護の報酬の減額を、政府は社民党、福島みずほ、反対しましたが、減額をしました。
今、訪問事業所の倒産数は、過去最高です。
ヘルパーさんが来てくれない、事業所の倒産。
それが相次いでいます。
50億円のために、まさに介護の崖っぷちを生んでいるのが、まさに自民党ではないでしょうか。
福島みずほは言いたい。
2027年、10兆円ですよ、防衛予算が。
トランプ大統領は、武器買え買え言って、GDPの3.5%、アメリカは要求してると言われています。
なんと21兆円ですよ。
アメリカからの武器の爆買いと軍需産業のために、お金は湯水のようにうなぎ登り。
皆さん、防衛予算に関しては「財源どうする」、言われないんですよ。
でも、教育予算や農業予算、医療に関しては、食料品の消費税ゼロについては「じゃあ財源どうする」、そのことを言われるのはおかしくないですか。
財源は、内部留保の課税や、公平な税制の実現。
それをやって、実現をしていきます。
皆さん、軍需産業、防衛予算だけうなぎ登りの中で、教育、福祉、介護、医療が、農業予算が、圧迫されています。
コメの高騰が問題になりました。
福島みずほは言いたい。
自民党の、そもそも「減反、減反」における、農業を潰してきた政策こそ、問題ではないでしょうか。
直接戸別所得補償制度、「瑞穂の国の農業再生プラン」で提言し、2009年の、あの民主党政権のときに、私たち、実現をしました。
それを廃止したのは、政権復帰した自民党ですよ。
農業をつぶしてどうするんですか。
皆さん、安全保障と言うのであれば、食料の安全保障ではないでしょうか。
38%の食料自給率を、社民党は、直接戸別所得補償制度を復活させて、50%に引き上げます。
皆さん、どうですか。
ミサイルよりコメを。
ミサイルより暮らしを。
ミサイルより平和を。
どうですか。
お金を使うところ間違っている。
社民党は変えます。
そして皆さん、菅原文太さんは、かつてこう言いました。
「政治の役割は2つある。人を飢えさせないことと、戦争を絶対しないことだ」。
そう言いました。
アンパンマンのやなせたかしさんも「戦争をさせないことと、飢えさせないこと」。
そう言いました。
その2つを、政治はやるべきではないでしょうか。
皆さん、まさに子どもたちがおなかをすかせている、大変。
それ、変えたいんです。
すべての子どもが、ちゃんとごはんを食べることができる。
そして、安心した居場所がある。
虐待やいじめや、虐待も、本当に無くしたい。
もし、すべての子どもが幸せな子ども時代を送ったら、この社会は変わる。
そう思っています。
だから、変えたいんです。
社民党が作りたい社会は、すべての子どもが、自分のなりたいものに挑戦することができ、そして、安心して働き続け、安心して年をとることができる、そんな社会です。
新自由主義。
まさに大企業が潤えば、すべてうまくいく。
こんなでたらめの考え方で、自民党は、大企業や大富裕層の声しか聞いてきませんでした。
企業・団体献金、経団連の24億を、まさに廃止しないじゃないですか。
小さな声、子どもの声、高齢者の声、障害者の声、働く人の声。
全然聞かれない。
そのことを変えたいんです。
新自由主義ではなくて、みんなが安心できる社会民主主義の社会を。
皆さん、国会の中に社民党が必要です。
社会民主主義で、あなたの生活を応援し、人生を応援する。
ライフファースト。
生活と暮らしと人生を応援する。
そんな社民党が、どんなことがあっても必要です。
どうですか。
そして皆さん、どんなことがあっても、戦争させない。
そのために、社民党が国会でがんばりたいんです。
どうですか。
私の大好きなことばに「平和と平等は手を携えてやってくる」ということばがあります。
正反対のことばは「戦争と差別・排外主義が手を携えてやってくる」ということです。
差別・排外主義が、今、極めて高まっています。
外国人、女性、アイヌ、被差別部落、沖縄、障害者、高齢者。
ターゲットを変えて、たたきながら「得してる、得してる」、ぶったたいている。
福島みずほは言いたい。
その人たちのせいじゃないですよ。
特権なんて無いですよ。
むしろ、政府が作った法律や制度、仕組みこそ、変えていこうではありませんか。
「強いものに向かえ、強いものに向かえ、弱い者いじめなんかするな」。
そう言いたいと思います。
誰かの人権なんてなくてもいいよという社会は、次の瞬間、私の人権が、あなたの人権が無くなります。
それは戦争への道です。
そうではなくて、みんなが、みんなが安心して生きられる、そんな社会をつくりたいんです。
社民党は戦争に反対です。
あらゆる差別を無くしていきます。
そんな政党、国会に本当に必要です。
皆さん、今度の参議院選挙で、社民党、2%の政党要件を獲得しなければ、政党要件を失ってしまいます。
どんなことがあっても、2%クリアしたいんです。
皆さんどうですか。
国会に社民党が必要です。
そしてもう1つ。
今回、全国比例区から5名、選挙区から6名、すばらしい候補者が立候補をしています。
一緒にがんばりたいんです。
仲間として一緒にがんばりたいんです。
社民党、これからおもしろくなります。
社民党は変わります。
社民党、おもしろくなります。
ぶれずに変える社民党です。
リブート社民党。
どうですか。
政治を変える、政治を変える。
あなたと変えたい。
あなたの生きづらさは、あなたのせいではありません。
あなたの生きづらさは、あなただけのせいではありません。
法律や制度、政治を変えて、あなたの人生を応援する。
そして、平和で、そのことを全力でやっていきます。
皆さん、社民党党首の皆さんへの心からのお願いです。
国会に社民党が必要です。
社会民主主義で、平和の社民党が必要です。
どうかどうか、大きく大きく大きく広げてください。
社民党はおもしろくなります。
政治を変えます。
あなたと変えます。
どうか、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。