【7月19日 AFP】フランス検察は18日、有罪判決を受けた小児性愛者(ペドフィリア)が長年にわたり外科医として活動し、担当する子どもたちへの性的虐待を繰り返すのを許した制度上の欠陥について捜査を開始したと発表した。

フランスの裁判所は5月、1989~2014年に患者298人を性的虐待またはレイプしたことを認めた元外科医、ジョエル・ル・スクアルネック受刑者に対し、拘禁20年の判決を言い渡した。被害者のうち、250人以上は15歳未満だった。

被害者や子どもの権利擁護擁護団体は、この事件はスクアルネック受刑者が性犯罪を繰り返すのを許した制度上の欠陥を浮き彫りにしていると訴えている。

スクアルネック受刑者は、2020年にめい2人を含む児童4人に対するレイプ罪や性的暴行罪で禁錮15年を言い渡されて以来、服役している

西部ロリアン市のステファン・ケレンベルジェ検事は先月、なぜこれらの犯罪を事前に防ぐための対策が取られなかったのかついて捜査を命じたと述べた。

2020年の予備捜査に続く捜査判事による新たな捜査では、直近の裁判における関連要素すべてを捜査対象とすることができる。

裁判前に公開されたAFPの調査によると、スクアルネック受刑者は2005年に児童ポルノ所持で有罪判決を言い渡され、同僚と地域の病院関係者から医師として不適格と報告されていたにもかかわらず、長年にわたり医師の業務を続けていた。

地方および地域の保健当局の文書によると、スクアルネック受刑者が2006年に昇進した際、犯罪歴が更新されておらず、依然として空白のままだった。

捜査当局は、他に被害者がいないかについても捜査している。(c)AFP