【MTG】FF全知ドラフト 小テクニック
はじめに
2025/7/18~22の期間、MTGアリーナにマジック:ザ・ギャザリングーファイナルファンタジー(以下、FIN)の全知ドラフトイベントが実装される予定です。
そして筆者は過去に何度か全知ドラフトの攻略記事を執筆したことがあります。
そこで、本記事ではFINの全知ドラフトに特化した筆者なりの小テクニックを紹介したいと思います。
まずはドロー
全知ドラフトの通説ではありますが、マナがかからないためドローできるカードの優先度は非常に高いです。
特にFIN環境は複数枚ドローできるカードに恵まれており、以下のような無条件に複数枚ドローできるカードは初手級でしょう。
また、条件付きですが以下のカードも複数枚のドローに匹敵するポテンシャルを有しております。
⦅緊急脱出⦆や⦅召喚:リヴァイアサン⦆は戦場に出たときにドローするパーマネントと組み合わせましょう。
(7/17 更新)
⦅過激な淑女、シャントット⦆と⦅大賢者、テラ⦆を除外しました。
全知ドラフト環境ではマナを支払って唱えることが滅多にないため、上記2枚の効果は誘発しないことを失礼しておりました。
申し訳ございません。
そしてFIN全知ドラフト環境最強格の1枚が⦅魔女の野望⦆です。
既に触れた強力なドローソースを使い回せるだけでなく、後述する各種コンボのパーツにもなります。
フラッシュバックコストこそちゃんと支払う必要はありますが、このカード自体がマナを生み出すため使えるケースは十分あるでしょう。
複数枚集めることに意義のあるカードでもあるため、見かけたら真っ先にピックしましょう。
コンボを決めろ
FIN環境の全知ドラフトの特徴として、1ターンキルできるコンボが数多く存在します。
すべては挙げきれませんし筆者の思いついていないコンボもあると思いますが、ここではそのうち再現性の高そうなものをいくつか紹介します。
速攻
最もシンプルな1ターンキル手段です。
本人が速攻を持っているものもいくつかありますが、他に速攻を付与できるカードの方がリーサルに必要枚数が少なくなりやすいため有用です。
速攻付与カードは以下の通り。
また、速攻と組み合わせたいのは育てるとパワーが無尽蔵に大きくなるクリーチャーです。
単体で完結している⦅ジャボテンダー⦆+速攻が強力なのは当然ですが、コモンで再現性良くパワー20以上を狙える⦅「赤魔術師」のレイピア⦆も見逃せません。
(7/17 更新)
先述と同様の理由で⦅過激な淑女、シャントット⦆を除外しました。
申し訳ございません。
レイピアをヒルギガース(速攻・トランプル)に装備してからのドロー連打は、コモンだけで1ターンキルできる最も再現性の高いコンボの一つでしょう。
滅多に見かけなそうですが、一応先手で20/20を狙える装備品もあります。
バーン(ウィザード)
ご存知の通りFIN環境では青黒赤にウィザード・トークンが割り振られており、それを生成するカードが多く存在します。
極論、ウィザード・トークンを生成するカードとドローだけかき集めれば大体1ターンキルできてしまいます。
FIN環境のウィザード・トークン生成カードは以下の通り。
この中だと、ドロー付きの⦅黒魔紋の力⦆が最上級で、マナを増やして動きを柔軟にする⦅迷える黒魔道士、ビビ⦆が次点。
逆に、ウィザード・トークン生成にターンを跨ぐ必要のある⦅ブラネ女王⦆や⦅ジェノムの魔術師、クジャ⦆は有用性がだいぶ落ちます。
特に強いシナジーを意識せずとも強力なウィザード・トークンですが、先述の⦅魔女の野望⦆と組み合わせると簡単に無限バーンが行えます。
⦅魔女の野望⦆①で墓地にある⦅魔女の野望⦆②を回収し、次に②で①を回収するループを行えば、無限マナ&ウィザード・トークン分の無限バーンが成立します。
⦅魔女の野望⦆そのものがこのルールにおいて強すぎることもあり、この環境において常に意識しなければならないコンボでしょう。
ちなみに、従来通りの開催であれば全知ドラフトはbot相手にピックするクイックドラフト形式ですが、クイックドラフトにおける⦅魔女の野望⦆のALSAは8.08であり、botがほとんどピックしないため非常に手に入りやすいというデータがあります…
バーン(サクリファイス)
ウィザード・トークンと比べると再現性は落ちますが、以下の3枚のどれかがピックできていればサクリファイス軸でのバーンも狙えます。
すぐ思いつくのがマナの要らない⦅魔列車⦆や⦅スランの医師、ヨーグモス⦆のようなサクり台との組み合わせですが、継続的にクリーチャーを供給する必要があるためこれだけでは即死コンボにはなりません。
より積極的に狙いたいのが⦅陽気なルシ、ヴァニラ⦆とのコンボで、ヴァニラを2枚準備できさえすれば、サクり台もなしに無限バーンが確定します。
ヴァニラ自体が比較的有用なカードであるためピックはしやすく、狙いやすいコンボでしょう。
バーン(その他)
パワー分のダメージを対戦相手に与えられる⦅自爆⦆は、一種の速攻付与なので割愛。
ブロッカーに邪魔されないため、より確実にリーサルを決めることができます。
ETB能力で対戦相手にダメージやライフルーズを課すカードについても、後述するセルフバウンスに絡めることで1ターンキルのパーツとなります。
X火力の⦅チョコメット⦆については、全知環境下でも通常通りマナを支払うようプレイすることはできるので、追加で17マナ以上生み出せるのであれば1ターンキルに持ち込めます。
大量のマナを生み出す方法としては、⦅迷える黒魔道士、ビビ⦆のパワーを上げたり、先述の⦅魔女の野望⦆ループによる無限マナが考えられます。
尤も、後者は大体何と組み合わせても勝てそうではありますが…
(7/17 更新)
先述と同様の理由で⦅プロンプト・アージェンタム⦆を除外しました。
代わりにビビを紹介しております。
申し訳ございません。
セルフバウンス
FIN環境にはバウンス能力を持つクリーチャーが4種存在するため、全知ドラフトにおいては互いを戻し合うことで無限に唱え続けることができる。
最も簡単にコンボを形成するのが⦅召喚:リヴァイアサン⦆で、先述の⦅モルボル⦆のような他のETB能力持ちクリーチャーをループに巻き込むことで1ターンキルに繋げられます。
リヴァイアサン以外のカードだけでループから勝利に繋げるのは少々工夫が要りますが、先述の⦅勝利の神、パーフォロス⦆はセルフバウンスだけで勝てるパーツの一つです。
LO
全知ではライフではなくライブラリーを攻める戦法も取れますが、本環境では少々再現性は低くなります。
と言うのも、対戦相手のライブラリーを直接複数枚減らせるカードはそもそも少なく、⦅モルボル⦆と⦅チュートリアル・バトル⦆を除きレアか継承史カードのみのためです。
この中で切削枚数が断トツなのが⦅貴族の町、ジドール⦆の出来事面である⦅オペラの幕開け⦆です。
⦅ロザリアの心、アンブロシア⦆と組み合わせれば1ターンで2回⦅オペラの幕開け⦆をプレイでき、先手1ターン目であれば相手のライブラリーを37枚→19枚→10枚と大幅に切削できます。
先に述べた理由で1ターンにLOしきるのは環境柄難しいですが、対戦相手のライブラリーに残っている勝ち手段を切削することで事実上相手に勝てなくさせることはできます。
一方で切削することで相手を助けてしまうケースもあるので、本環境においてはあまり積極的に狙うべき戦略ではないでしょう。
セルフLO
バーンやLOが表の勝ちパターンだとすれば、裏の勝ちパターンとして本環境には⦅研究室の偏執狂⦆も存在します。
セルフLOについては構築に工夫せずともデッキの他のカードがすべてドローソースであるだけで良いため、極論はドローソースと1枚の⦅研究室の偏執狂⦆だけで勝てるデッキになります。
とは言えインスタント除去1枚で逆に負けてしまうリスキーな戦術でもあり、最低限の打ち消しや⦅回復魔法⦆⦅魔法無効化「シェル」⦆と併用するのが賢明でしょう。
後者は比較的遭遇率の高い打ち消されないインスタント除去の⦅緊急脱出⦆への対策になります。
コンボを妨害しろ
トピックスにしたものの、正直この環境はここまで述べた"押しつけ"側が強いため、しっかりと妨害するのは厳しいと思います。
それでも押しつけに寄与しないゴミをピックするよりは有用な妨害手段を取る方がよいため、特に後手での勝率を高めるためのコツにここでは触れます。
打ち消し
本環境でプレイアブルな打ち消しは以下の5枚程度です。
⦅中略⦆は大体の場面で相手も支払えてしまいますし、⦅造物の学者、ヴェンセール⦆もほとんど役に立ちません。
ドローソースにもなる⦅謎めいた命令⦆が最強格なのは当然として、打ち消されない打ち消しの⦅ドビンの拒否権⦆も信頼度は高いと言えるでしょう
除去
基本的に全知ドラフトでは弱いカードである除去ですが、インスタント除去に関しては相手のコンボの阻害にもなるため採用圏内です。
特に⦅炎魔法⦆は貴重なインスタントでの全体除去であり、相手が並べたウィザード・トークンをまとめて処理して形勢逆転できる貴重な役割を担います。
おわりに
いかがだったでしょうか。
過去一刺激的な体験を味わえそうなFIN全知ドラフトイベント。
クソゲーと罵りながら遊ぶのも大変楽しいですが、今一度そのゲーム性と向き合ってみるのも意外と悪くない遊び方だと思います。
それでは、刺激的な全知生活を。
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コメント
2青赤の「4マナ以上」がマナ払ってないと誘発しない気がしますがいかがですか?
!!??シャントットとアージェンタムの効果は誘発しませんね…失礼いたしました!!イベント開催前のご指摘、誠にありがとうございます!!