幻で終わったバトルゴルファー唯Ⅱの原案、悔しいから途中まで書いたシナリオ晒すw第二章 | 魔界の夕焼けは飛んでいる蚊をパーン!した色Ⅱ

幻で終わったバトルゴルファー唯Ⅱの原案、悔しいから途中まで書いたシナリオ晒すw第二章

テーマ:レトロゲーム

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それでは昨日の続き第二章です。

第二章「始まり」

 

唯が意識を取り戻したのは病院のベッドの上であった。

「うん・・・。ここは・・・?」

「あっ!気が付いた。大丈夫?唯?今、看護師さん呼ぶね。」

そう言うと蘭はナースコールのスイッチを押した。

「お姉ちゃん・・・。私・・・どうしたの?」

「何?あんた覚えてないの?優勝を決めた後で失神した事?」

「え・・・失神?私が?」

『椎名さん、どーしました?』

ナースセンターからのアナウンスが2人の会話に割って入った。

「あっ!気が付いたんで、御願いします。」

『はい。じゃあ先生がすぐに行きますから、お待ちください。』

「そうか。私、優勝を決めた後で気を失ったんだ。

でも、なんでだろ・・・?」

唯は不気味な声を感じた事を忘れていた。

いや、唯の精神が声を感じた事を拒絶してその記憶を

消去したのかもしれなかった。

 

「いや~気がつきましたか。もう~大丈夫ですよ。」

担当医はノー天気とも思える口調で病室へ入ってきた。

「相当に強いプレッシャーを感じていたんでしょう。それが

優勝を決めた瞬間に大量のノルアドレナリンが分泌されて

失神した。と言うところですかな。」

濃い口ひげを生やした担当医はそう言いながら唯の脈を計った。

「うん。もう心配ないでしょう。念のため今夜は、このまま

入院してもらうとして、明日お帰りいただいて大丈夫でしょう。」

「よかったね唯。明日は帰れるってさ。本当に心配させて。

父さんと母さんも、そろそろ来ると思うよ。母さんなんて

電話で泣いてたんだよ心配でさ。」

「ごめん。心配かけて。」

「まっ!とにかく何とも無くて良かったよ。だけど、あんたが

プレッシャーで失神するなんてね。普段は生意気なくらい

強気なのにさ~。」

「なっ何よ。ひどいな~私だって人間なんだからプレッシャー

ぐらい感じるよ!」

蘭にからかわれた唯は17歳の少女らしい口調で姉に答えた。

「ははははっ。それだけ元気なら本当に心配ありませんね。

おっと申し送れました。私は担当医の高木と申します。

ナース達にはドクターTと呼ばれていますがね。」

「ドクターT?ですか?」

唯と蘭は不思議そうな顔で高木医師を見つめた。

「ええ。あだ名ですよ私のね。変でしょうドクターTなんて。

まるでマンガみたいでしょう。ははははっ。」

ドクターTという名前に唯は何故か妙な懐かしさを感じていた。

そして同時に何か得体の知れない不安感のようなものも。

 

トーナメントの優勝から数日が過ぎた。

唯は元気を取り戻し、ごく普通の女子高生として友達と

帰宅途中の寄り道を楽しんでいた。

「でもさ~マジすごいよね~唯ってさ~。優勝じゃん!

何か超~すごくない~!」

「うんマジすごいよね~。やっぱさ~でかい大会だから

賞金とか出んでしょ~?」

「うん。まあね...」

「マジ~!あんた、もう喰って行けんじゃん!」

「あんたんとこって~お姉ちゃんも何か、でかい大会で

優勝してなかった~?」

「うん。お姉ちゃんの方が私より先にプロになったから。」

「何かさ~すごいじゃん!あんたらって。そのうち椎名姉妹とかって

CMとかバンバン出たりしてさ~!加農姉妹みたいに~。」

「あはははっ!ないない!それは無いよ。私もお姉ちゃんも

そ~ゆうの嫌いだから。」

「うそ~マジ~!もったいないじゃん!芸能人とか会えんだよ~。」

「う~ん。興味ないから私達。それよかさ!カラオケ行こうよ。

優勝賞金から臨時のお小遣い貰ったから、今日は私がおごるよ!」

「マジ~!超ラッキー!行く行く!」

 

唯たちが歩き出したその時、スペースウォーズ帝国のテーマ曲が

鳴り響いた。そして黒いジャンパーを着た中年の男とカメラマンが

唯達に近づいてきた。

「椎名唯さんですね。」

男は唯の名前を確認した。

「そうですけど・・・あの何ですか?」

「じゃあ行きましょうか。」

男は唯の質問に答えずにそう言うと、アイマスクとヘッドフォンを

唯に差し出した。

「うそ~!これって電撃少年じゃん!唯連れてかれちゃうよ~!」

「あの!私、何も聞いてないんですけど!」

唯は不機嫌な口調で中年男に答えた。

「親御さんの了解は取ってあります。じゃあ、これ着けて下さい。」

中年男は、唯の気持ちなど関係ないという感じで事務的に対応した。

「ちょっと待ってください!家に電話します!うちの親が

了解するはずありませんから!」

そう言うと唯は携帯電話を取り出して自宅に電話をかけた。

「はい。椎名です。」

「あっ!お母さん私!唯だけど。何かTVの人が来て訳わかんない

事言ってるんだけど!お母さんとお父さんの了解を取ってるとか

何とか。」

「ああ。それね。お姉ちゃんもさっき行ったわよ。

お父さんが行って来いって言って。」

「ええっ!お姉ちゃんも!?」

「ええそうよ。大丈夫よ。心配しないで、あなたも行って来なさい。」

母親はそう告げると一方的に電話を切った。

「ちょっと!お母さん!・・・どういう事よ~。」

唯は母親の予想外の対応に愕然として、その場に立ち尽くした。

「ねっ本当でしょう。了解は取ってありますから。じゃ!

行きましょうか。」

唯は訳が分からないという感じで、差し出されたアイマスクと

ヘッドフォンを見つめていたが

「分かったわよ!行くわよ!何処へでも!行けばいいんでしょ!」

とやけくそのように答えると、アイマスクとヘッドフォンを装着した。

中年男は唯の手を引き、ワゴン車に乗せると何処かへ向かって

走り出した。

「ちょっと~唯~!カラオケどーすんのよ~!!」

唯の友達のブーイングが辺りに響いた。

 

ワゴン車は4時間ほど走ると、目的地に到着したらしく停車した。

中年男は再び唯の手を引いてワゴン車から下ろしヘッドフォンを

外した。

「じゃ!アイマスクを取ってください。」

中年男の声に従うように唯はアイマスクを外し、そして辺りを

見回した。

「ギルカントリークラブ・・・?」

唯の目に飛び込んできたのはギルカントリークラブの看板であった。

「あの!私に何をさせるつもりなんですか?」

唯は怪訝な口調で中年男に質問した。

「じゃあ、企画を発表します。題して電撃少年的『椎名姉妹は

どちらが強いのか?』です。」

「はあ?何それ?」

「貴方とお姉さんで対戦相手とマッチプレーをして貰って、

最後に姉妹対決で勝者を決定します。で、勝った方が強い

という事でゴールです。」

「対戦相手って誰よ?」

「それは今は言えません。で、この企画やりますか?

やりませんか?」

「やりません!」

唯は即答した。そのあまりの速さに、その場に居合わせた者は

みな凍りついた。

「えー・・・じゃあ、そういう事ですから、がんばって下さい。」

中年男は唯の答えを無視すると、何事もなかったようにワゴン車に

乗り込んで走り去って行った。後にはハンディカメラを持った

カメラマンと唯だけが残された。

 

「ちょっと!やんないって言ったじゃん!待ちなさいよーっ!」

唯は大声で叫んだが既に後の祭りであった。

そして途方にくれた唯はカメラマンをにらみつけると思いっきり

八つ当たりを始めた。

「ねえ!私やんないって言ったわよね!何なのこれは!」

カメラマンは唯の勢いに後ずさりしたが、恐る恐る答えた。

「あの・・・お気持ちは分かりますけど、ああいう人なんで。その、

中に入りませんか?ここに居ても、仕方がないですから・・・。」

確かにカメラマンの言う通りである。ここに居ても仕方が無い。

そう考えた唯はしぶしぶとクラブハウスの中に入る事にした。

 

受付カウンターには眼鏡をかけた女性が1人座っていた。

「いらっしゃいませ。椎名唯様ですね。お待ちしておりました。」

「あの!私、帰りたいんですけど!」

「と申されましても、私ではその御希望にそいかねますが。」

「あの・・・。」

まだ機嫌がなおらない唯に同行ディレクター件カメラマンが

声をかけた。

「とにかく、早く試合して終りにしませんか?そうすれば早く

帰れますし・・・。」

「ふーっ・・・。分かったわよ!やります!やればいいんでしょう!」

「ありがとうございます。じゃあ、早く手続きを済ませて

試合しましょう。」

「ただし!」

「えっ・・・?」

「やるからには出演料貰うからね!いっぱいふんだくってやるから

覚悟してね!いい!」

「あの、プロデューサーと交渉して下さい・・・。僕じゃ・・・その・・・。」

同行ディレクターは、かなり気が小さい男らしく唯の反応に

おどおどしていた。

 

「では椎名様、ここにサインして下さい。すぐにコースの方へ

御案内いたします。申し送れました。私、本日のキャディを務め

させて頂きます奥井智子と申します。よろしく御願いいたします。」

「奥井さん・・・?」

「はい。」

「あの・・・私、前に貴方と会った事があるかな・・・?」

「いいえ。私は椎名様とお会いするのは本日が初めてで

ございます。」

「そう・・・。」

奥井智子という名前に何故か唯は聞き覚えがあるような

感覚を感じていた。

 

第二章はここまでです。いかがでしたか?

このシナリオ書いたの2001年なので電波少年ネタ入れました

あと唯の友達は完全にGALで設定しました。

当時はヤマンバGAL全盛でしたからね。

 

ではおまけとしてバトルゴルファー唯の開発裏話をします。

YUIのステージ以降はストーリーが破滅に向かう為少しは

ギャグを入れたいなあと思いYUIのバストが唯より5cm大きい

という事で唯が怒るというシーンを入れました。

でも5cmってかなり大きいですよねw

そもそも唯のシミュレーションマシーンであるYUIにバストが必要か?

実はYUIの胸に自爆の用の起爆装置が内臓されていたのです。

当然起動スイッチは乳首ですw

何でおっぱいが爆弾?と思う方がいると思いますがボクが

子供の頃に観ていたアニメや漫画に登場する女性型ロボットの

武器って必ずおっぱいでしたからねえ!009ノ1、アフロダイA等々

とまあ、どーでもいい事に当時のボクは拘っていたんですねえ。

どーでもいい事に拘るのがボクの悪い癖...ですから

ってまた右京さん?w