ドラゴンボールad astra   作:マジカル☆さくやちゃんスター

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ゲロ「サイヤ人編の悟空をベースに、年齢から考えてそれまでのような急激なパワーアップは出来ないと予想して、サイヤ人編悟空のMAXの戦闘力32000の3750倍強いフリーザを遥かに上回る17号と18号より強い16号を雑魚扱い出来る完全体セルすら上回る最強の人造人間21号に妻を改造しました」

やっぱこいつおかしいよ……。


第14話 急転

「はあっ……はあ……はあ……」

 

 21号の異常は収まるどころか更に悪化していた。

 目はギラつき、身体はまるで禁断症状でも出ているかのように痙攣している。

 まるで隙だらけであったが、しかしその不気味さを前にモロはなかなか攻め込む事が出来ずにいた。

 そしてその判断は半分正しかった。

 モロは21号が弱っていると思っているが、21号の気は減っていない。むしろ上昇し続けている。

 ならば無防備に飛び込むのは得策ではない。

 しかし半分は間違いであった。

 飛び込まないのは好判断だったが、ここから逃げないのは悪手だ。

 モロは21号が我慢(・・)している間に全力で離脱するべきだったのだ。

 

「駄目……もう、我慢出来ない!」

 

 21号が叫び、気が爆発した。

 彼女を中心に気が溢れ、地面が抉れる。

 恐るべき事にまだ21号はフルパワーではなかったらしい。

 桃色だった肌は紫に変色し、更にセルのような斑点まで浮き出した禍々しいものへと変貌していた。

 目は先程までの理知的なものから一変し、白目だった部分が黒く変色してしまっていた。

 瞳の色は血のような紅に変わり――そしてその顔は、獲物を前にした猛獣のそれへと変わっていた。

 弱弱しくも優し気だった雰囲気はどこにもなく、目は恍惚として吊り上がり、口元は半月のように歪んでいる。

 それは紛れもなく……捕食対象(エサ)を見る目であった。

 モロが最初に感じた不吉な予感は決して間違いではなかったのだ。

 

「こ、こいつは一体……何者なんだ……」

 

 モロは21号から距離を取るように後ずさる。

 しかし21号はモロとの距離を詰めるように歩を進め、口を開いた。

 

「うふふふ……ああ、やっぱりとっても美味しそう。

こんなのを前にいつまでも我慢出来るわけないじゃない」

 

 21号の中に、もうモロへの恐れや警戒はなかった。

 彼女にとって今やモロはただの、美味しそうな餌に過ぎない。

 それだけの力の差が出来てしまったというのもあるが、その様子は最早先程までとは完全に別人であった。

 そして事実、今の21号は先程とは別人と考えていい。

 21号にはベースとなっている科学者の人格の他に、もう一つの人格が同居している。

 それは魔人ブウの細胞を移植した際に生まれてしまった、自我を持つ食欲だ。

 いわば食欲の悪魔とでも言うべきだろうか。食欲そのものであるが故にもう一人の21号は己の欲求に正直である。我慢というものを知らないし出来ない。

 主人格すら乗っ取りかねないこの危険な人格は、この時代のセルと統合された事で一応リゼット達に害をなさないようには調整されているしリゼットや悟空を餌と見る事はない。

 だがモロは敵で、守るべき対象に入っていない。

 ならば食べてしまってもいいではないか、と……こうして主人格を押しのけて表に出て来てしまったのだ。

 

「ち、近寄るな!」

 

 モロが本能的な恐怖を感じ、星のエネルギーで壁を作り上げた。

 しかし今の21号にはもう、そんなものは通用しない。

 それどころか、エネルギーの壁を前に舌なめずりをするとおもむろに顔を突っ込む。

 少しして顔を上げた時には頬が膨らんでおり、モゴモゴと口を動かしてから飲み込んでしまった。

 

「ん……美味しっ。メインの前としては悪くないわね」

「……は? え……な……食った、のか……!? 星のエネルギーを……」

「何をそんなに驚いてるのよ。まさかエネルギーを食べるのが自分だけとでも思ってたの?」

 

 驚くモロの前で21号は軽々とエネルギーの壁を突破し、反応すら出来なかった哀れな餌の顔を掴んで持ち上げる。

 今の21号の強さは、第六宇宙の合体戦士であるケフラすら大きく上回っている。

 モロのエネルギー吸収も通じず、それでいてモロとの間には何倍……いや、何十倍もの差が生まれてしまった。

 こうなってはもうモロに勝ち目などない。

 まさしく天敵としか言いようがなかった。

 

「貴方はどんな味がするのかしら」

 

 舌なめずりをし、モロを掴んだ掌から怪光線を発射した。

 桜色のその光線は魔人ブウが使うおやつ光線と同じものだ。

 本人の好みを反映してか変化させるものはスイーツに限定されるが、基本的には一撃必殺の強力な技である。

 おやつ光線を浴びてしまったモロは21号の手の中でエクレアへと変わってしまい、それを見て21号はうっとりと頬を緩めた。

 

「うふふ……いっただきまーす」

 

 まずは軽く一口。

 ご馳走を一度に食べきるなんて勿体ない事はせずに、味わうように少量食べる。

 エクレアの五分の一ほどを齧り取り、ゆっくりと咀嚼して舌の上で転がしてその甘味を存分に味わった。

 

「っん~! 最っ高! 星のエネルギーが凝縮されてて、凄く甘ぁくて美味しい!

点数を付けるなら、98点ってところね!」

 

 本人にしか分からない事だが、スイーツに変えた際の味は対象の持つ気の質や量が影響している。

 簡単に言えば強い者ほど美味しいという事だ。

 しかし強ければいいわけではなく、例えば無理矢理量産しただけのクローンなどはあまり美味しくない。

 モロは実力は微妙だったが、しかし星の力を蓄えているだけあって味わい深い。

 21号も大満足の味とボリュームだ。

 だが更に食べようとしたところで手の中のエクレアが暴れ、モロに戻って21号から離れてしまった。

 

「き、貴様……お、俺を喰ったのか……!?」

「あら、流石に魔法には強いのね。もう戻っちゃうなんて」

 

 モロは衰えたとはいえ、かつては宇宙を震撼させたほどの魔法の使い手だ。

 その力をもって、エクレアにされた状態から自力で元に戻ったのは称賛に値するだろう。

 だが喰われた部分が元に戻るわけではなく、モロからは片足が失われていた。

 

「その足じゃもう満足に動けないわね」

 

 食べ損ねてしまったが、しかし21号は特に動じていなかった。

 何故ならモロはまだここにいるのだから、またお菓子にして食べればいいだけの話でしかない。

 クスクスと笑いながらモロへ近づき、指先を向ける。

 

「それじゃ、もう一回スイーツになってみましょうか。

次はどこがなくなるのかしらね?」

「や、やめろ……」

 

 モロの嘆願など勿論聞き入れるはずがない。

 おやつに『食べないで』と言われたところでそれを止めるのかという話だ。

 遥か昔にはモロ自身もまた、幾度も他者に対してやって来た事でしかない。

 ただ、今回は食われる側だった……それだけの事なのだ。

 21号は無情の笑顔でモロへの返答とし、再び指先から光線を放った。

 

「いっただきま~す!」

 

 

 監獄惑星が崩壊を始めていた。

 モロによるエネルギー吸収に始まり、星のエネルギーの乱用。

 更に大猿カンバーとゴジータの戦いの余波を受けて監獄惑星は限界を迎えつつあったのだ。

 大地は罅割れ、町は倒壊していく。

 至る所からマグマが火柱のように上がり、誰が見ても監獄惑星の寿命は後僅かしか残っていなかった。

 

「ああ……ああっ! 僕の実験場が! 監獄惑星があ!」

 

 まるで泣き出す寸前の子供のような声をあげながらフューが空中で取り乱す。

 しかし今は戦闘の最中だ。

 フューの隙を逃さずにミラが拳打を放ち、咄嗟に避けたフューの頬を掠った。

 

「酷い、あんまりだ! 僕はただ実験を楽しんでただけなのに、どうしてこんな事をするんだ!?」

「さあな」

 

 我が子の嘆きを無視してミラが一瞬でフューの上へ移動し、踵落としを決めた。

 何とか防御したもののフューの身体が地面へと急降下し、その後をミラが追った。

 二人は落ちながらも高速の攻防を繰り広げ、打撃の鈍い音が連続して響き渡る。

 実力は驚くべき事にミラよりもフューが勝る。

 まるで超サイヤ人のように髪を逆立てた彼は黒いオーラに包まれ、普段以上の力を発揮していた。

 名前をあえて付けるならば超フューとでも言うべきだろうか。

 

「邪魔をするなよ! こんな所で遊んでる場合じゃないんだ!」

 

 実力で勝るフューだったが、戦闘は全くの互角であった。

 それは彼の戦闘経験が浅いというのもあるが、それ以上に他の事に気を取られているからだ。

 フューはミラとの戦いに全く意義を見出していない。

 それよりも今は、自分の研究室がどうなっているのかの方が100倍大事だ。

 しかしこうなった原因であるモロや悟空達を連れてきたのはフュー自身であり、ミラを連れてきたのもフューだ。

 ならば全ては自業自得であり、同情の余地は一切ない。

 

「全くよく言うぜ。俺達をここに連れてきたのはお前自身だろうが」

 

 後ろから聞こえた声にぞっとし、フューは咄嗟にその場から跳び退いた。

 そこにいたのは呆れたような顔をして腕を組んでいるベジータだ。

 隣には悟空と分身リゼットもおり、カンバーとの戦いが既に決着している事を嫌でも理解させられた。

 更に状況はフューにとって悪い方向へと進み、新たな乱入者がフューの逃げ道を塞ぐように飛翔してきた。

 

「何だ、もう終わりかけてんじゃねえか」

「そのようですね。流石は悟空さん達です」

 

 やって来たのはタイムパトローラーのバーダックとトランクスだ。

 どうやら無事に合流出来たようで、ベジータは顔には出さないが未来の我が子の無事を見て安堵していた。

 しかし安堵と同時に軽く驚いてもいた。

 それは、トランクスの隣にいる見覚えのある緑の異形を視界に捉えたからだ。

 悟空も驚きは同じだったようで、久しぶり……でもない戦友へと声をかけた。

 

「セル! 父ちゃんの仲間って誰かと思ったらおめえだったんか!」

 

 そう、トランクスの隣にいたのは緑色のセミ……ではなく、セルであった。

 本来ならばいつの時代のセルか分からない所だが、気の巨大さから見て共に戦ったセルと見て間違いはあるまい。

 セルもそれを肯定するように笑う。

 

「久しぶりだな、諸君。元気そうで何よりだ」

「久しぶりって……ついこの前別れたばっかだろ」

「そちらから見ればそうかもしれんが、私はあれから色々とあってな……お前達と会うのは一年ぶりとなる。

しかし今は再会を喜んでいる時ではあるまい」

 

 戦友との思わぬ再会に湧きかけたが、今はフューを追いつめている最中だ。

 セルに言われて悟空も気を引き締め、フューと対峙した。

 

「観念しろ、フュー! お前がこの惑星に集めた戦士は全員、元の時代に返した!」

 

 トランクスが剣を抜き、フューに突きつける。

 先程まではタイムパトローラーでもこの惑星から脱出する事は出来なかったが、それもゴジータとカンバーの戦いに加えてモロによる吸収とエネルギーの乱用で惑星そのものが限界を迎えた事で事態が変わった。

 フューがこの惑星に集めたモルモットの大半は既に彼等タイムパトローラーによって倒され、元の時代に送還済みだ。

 全てのエリアを回ったわけではないが、少なくとも感知出来る限りではもうこの惑星に人はいない、とトランクス達は考えている。

 そして残るドラゴンボールも全て回収し、今はバーダックが持っていた。

 

「ぐ……ぐぐ……なんだよ、皆して本気になっちゃってさ!

…………いいよ! 分かったよ、君達の勝ちだ!

もう僕はこんな星に用はない、さっさと次の実験に向かう事にするよ! それじゃあね!」

 

 自分に勝ち目がないと悟ったのだろう。

 フューは若干自棄になりながら負けを認め、そして空間転移で姿を消した。

 とはいえ、それで『はいさようなら』と逃がすわけにはいかない。

 ここで逃がしてしまえば、今度はフューがどの時代に迷惑をかけるか分からないのだ。

 なので分身リゼットがフューの気を探知してゲートを開いた。

 まだフューはこの時代から脱出していない。ならば捕えるのはこれが最後のチャンスだ。

 悟空達は頷き合い、そしてフューを捕まえるべくゲートを潜った。

 ゲートが繋いだ先は、研究所と思われる建物の中だ。

 

「ここは……?」

「この監獄惑星の心臓部だ。フューはここから惑星内の戦いを観察してデータを集めていたのだろう。

この時代から離れる前に研究データだけは回収しておきたかったようだな」

 

 ベジータの問いにセルが答え、低空飛行で通路を高速で飛んで行く。

 その後を悟空達も続き、研究所の廊下を駆け抜けた。

 セルはやがて、大きな扉に守られた一室の前へ辿り着き、有無を言わさずに蹴り破った。

 悟空達は知らない事だが、タイムパトローラーとフューの戦いはかなり長く続いている。

 フューは好奇心の赴くままにあらゆる時代にちょっかいをかけ、タイムパトローラーを翻弄し続けていた。

 時間移動が出来る者というのは逃げに徹すると本当に厄介で、足取りを掴むのも苦労させられる。

 しかもミラやトワのように特定の目的を持たず、執着もせずに飄々と逃げ回るのだから捕まえる難易度はミラやトワ以上だ。

 それが今回は研究データを用意してしまった為に、それを置いて逃げる事が出来なかった。

 ならばこれは千載一遇の好機だ。絶対にここで捕まえなくてはならない。

 

「……フュー」

『不安ですか、ミラ?』

 

 いつになく覇気のない声色のミラに、リゼットが話しかける。

 フューはミラとトワの息子……いや、トワの腹から生まれたわけではなく、あくまで二人の遺伝子から作り出された突然変異体なので正確には親子ではないのかもしれないが、それでもミラにとっては息子のようなものだ。

 だからこそミラは今、過去の過ちを悔いていた。

 かつてのミラは強い奴と戦い、勝利する事しか知らなかった。

 フューへの愛情があったかと問われれば、『無かった』と断言出来てしまう。

 ミラにとってのフューとは、特に興味を惹く事のない、トワの新しい玩具でしかなかったのだ。

 そんな自分が今更何をするというのか。

 何を言っても響く事などないだろうし、フューの神経を逆撫でするだけだろう。

 

「不安か……そうだな。あいつとどう接すればいいのか俺にはまるで分らない。俺はあいつの事をトワの新しい玩具としか考えていなかった」

 

 別に嫌っていたわけではない。だからといって父として愛していたわけでもないし、そもそも我が子と思った事もない。

 どうでもよかった(無関心だった)のだ。

 ミラ自身もまたトワの創造物であったが故に、自分と同じような存在が増えただけとしか認識していなかった。

 後継機、量産型、代替え品……言い方は色々あるが、概ねそうしたものと考えていた。

 それでも当時は自分が最強だと思っていたし、歯牙にもかけていなかった。

 

「俺にはあいつへかける言葉がない。その資格もない」

『難しく考えすぎではないですか?』

 

 迷うミラに、リゼットが安心させるように言う。

 

『言葉なんて向かい合ってから考えればいいのではないでしょうか。もし出てこなければ自然と話せるようになるまで何日でも向かい合えばいい。"時間"は貴方達の味方なのだから』

「リゼット……」

『私が見た所あの青年……いえ、少年は悪人ではありません。ちょっとやりすぎている部分はありますが、本質的にはただの好奇心旺盛な子供です。出来ることが多い分、派手になってしまっていますけどね』

 

 リゼットはフューに対して、特に悪人だとか倒すべき敵だという印象を抱いていない。

 確かにやっている事は問題だが、そこに悪意が感じられないのだ。

 それを『自分を悪と認識していない悪』と言われてしまえば、その通りなのだが、それでも過去に相対してきた極悪人達と比較すれば全然マシだと思えてしまう。

 ……正直、モロという存在を知った後なので大分基準が緩くなってしまっているのは否めない。

 アレと比べてしまえばフューなど、ただのヤンチャで可愛い子供だ。

 しかしモロを除いても、やはりフューはそこまで酷い悪党ではないと思えた。

 とはいえ、だからといって無罪放免というわけではない。

 今はよくてもエスカレートすればどんな酷い事になるか分からないし、そうなる前に誰かが叱って止めてやる必要がある。

 そしてその役目は、ミラにしか出来ないとリゼットは思っていた。

 

『まずは彼を止めましょう。大丈夫、私達も力を貸しますから、きっと上手くいきますよ』

「……すまない。恩に着る」

 

 リゼットの励ましを受け、ミラは力強く前を向いた。

 そうだ、まずはフューを止めてやるのが最優先だ。これ以上罪を重ねてしまう前に。

 その上でフューと向き合い、恨み言を聞こう。許されなくてもいいから謝って、殴られよう。

 そう決意したミラは速度を速めて先頭を走る。

 

 

 

 ――そして扉の先にあったのは、誰もが予想していなかった光景だった。

 

 

 

「遅かったな、地球の神……そしてタイムパトロール共よ」

 

 鋼鉄の尻尾が床を叩き、甲高い音を鳴らした。

 そこにいたのは、全身が銀色に輝く一人の男であった。

 まるでよく磨かれた鏡のように輝き、周囲の景色を反射するメタリックな腕はフューの首を掴み、持ち上げている。

 フューは口から血の泡を吹いて痙攣しており、よく見れば男から伸びた無数のコードがフューの全身に突き刺さって体液を吸い上げていた。

 ミラとの戦いで疲弊している状態で超フューに変身する間もなく、奇襲でやられてしまったのだろう。

 男は悟空達を無視して分身リゼットを睨みつける。

 

『……貴方……は……』

「久しぶりの再会……と言いたいところだが、互いに本体ではない端末同士とはな。

だが端末といえど、俺の事は忘れてはいまい?

それに余計な奴が随分と多いようだな」

 

 カシャン、と硬質な足音を立てて男が一歩踏み出した。

 無論その姿をリゼットが忘れるはずがない。

 フリーザとよく似たシルエットでありながら彼よりも身長は高く、筋肉質に仕上がっている。

 しかしそのボディも今は銀色に覆われ、非生物的な固い冷たさしかなかった。

 

「だが好都合だ」

「お前達が揃い踏みというのは、考えようによってはここで邪魔者を排除出来るとも考えられる」

「決着を付ける時に、前のように邪魔が入っては面倒だ」

「地球の神以外はここで死んでもらおうか」

「喜べ。貴様らの上質なエネルギーはビッグゲテスターに捧げられ、俺の本体を更に強くする」

 

 カシャン、カシャン、と。

 次々と足音が響き、部屋のあちこちから男が無数に姿を現した。

 廊下の向こうからも整列して男が数えきれないほど行進し、硬質な足音が耳障りに響く。

 

『……やはり蘇っていたのですね』

 

 リゼットが唇を真一文字に結び、遂に再会の時を果たした宿敵を睨む。

 

『……クウラ!』

 

 

 

 リゼットに名を呼ばれ、男――クウラは不敵に笑い、フューの首を握り潰した。




【戦闘力】
・セル:2500億(超サイヤ人相当)
フルパワー(超サイヤ人3相当):2兆
ゴールデンセル:5兆
??????:???

過去を改変した罪でタイムパトローラーにスカウトされた強力若本。
ちなみに彼の世界も無事に皆を蘇生させてハッピーエンドに持ち込んだらしい。
元の時代に戻った後に色々と経験を積んだようで、大幅なパワーアップを遂げている。
フリーザ細胞は思っていた以上に凄かった。
ゴールデン化も以前より安定し、出力が上昇している。

・メタルクウラ(量産型):10兆 ×1000体
ラップのおにいちゃん。フリーザのBrother(ブラザー)
クウラップとメタルクウラップを引っ提げて堂々の帰還。
一応本編ではシリアスな宿敵として扱うのでラップを披露する機会は来ない。
ちなみにこいつらは前座であって本体ではない。
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