それでも、伝えなきゃいけない気持ち 1 | 青い芝生だった私達

青い芝生だった私達

理想の結婚をしたつもりだった。でも蓋を開ければ全部違った。
信じていた人に裏切られることがこんなにも苦しいことを知りました。
幸せな結婚をした後に起こったこと、毒親のこと書いていきたいと思います。

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健人からの返信は、
夜になってもなかった。

(ああ、読んで、怒ってるんだろうな……)




「今日も残業かぁ。遅いなぁ〜」

ふと時計を見ると0時を回っていた。
ひかりも寝ているし
私は、先に休むことにした。




健人が帰宅したのは
寝入っていたため何時か分からなかった。

そして、
わざと顔を合わせないように
早朝から出勤。





健人と会わないまま朝を迎えた。





スマホを握りしめ
私は重い気持ちで朝の家事をこなす。



だけど、
ひかりは今日も朝から元気だった。
にこにこ笑う顔を見ていると、
不安が少しだけ和らいだ。






(“子どもがいるときに、夫婦喧嘩なんて”
……って思うけど、でも黙っていたら、もっと悪くなる⋯。もう私は“いい嫁”を演じられない)


そう思えたのは、 公園でかけられた、
あの一言のせいかもしれない。

なんてことない一言に
ハッとさせられ、
義母の善意の裏にある
""黒いもの""に気付いた瞬間だった。


 




午後3時過ぎ、健人から
ようやくLINEの通知が来た。



> 「わかった。でも母さんは善意でやってるんだし、もう少し柔らかく言ってくれよ」



たったそれだけ。

昨日、残業で遅かったことや、
早朝出勤したこと、
顔を合わせずに過ごしていることなんて
微塵も気にかけないのだろうか。




けれど、それが健人なりの
“歩み寄り”なのかもしれないと、
私は自分に言い聞かせた。




(柔らかく言う……?)

(それで分かってもらえたなら、
こんなに悩んでないのにな。。。)



でも、ここで怒っても仕方ない。

今は、自分の気持ちをちゃんと整理して伝えることが先だ。





「ありがとう、伝えてくれて。
私も言い方には気をつける。

でも、今は本当にひかりの生活リズムが大事で……そのこと、分かってほしい。」



そう返すと、
健人からは既読のまま、返事はなかった。




でも私は、これでよかったと思った。


今は、「伝えること」自体が、
大事なのだから。

 





 












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