ドラゴンボールad astra 作:マジカル☆さくやちゃんスター
バーダックと別れた悟空達一行は、当てもなくブラブラと徘徊していた。
この監獄惑星という場所はどうも、外から気付かれないようにする為……つまりは外に気を漏らさないように出来ているせいなのか、気を感じ取りにくい。
モロのような禍々しい気の持ち主の存在すら、監獄惑星に近付くまで分からなかったほどだ。
一応何人か大きな気の持ち主がいる事は分かるのでそれを頼りに移動しているのだが、実際にすぐ近くに行くまではそれが強敵かどうかは分からないだろう。
「おい、貴様等……ドラゴンボールを持っているか? 持っているならば、このボージャック様に渡してもらおう」
悟空達の前にまず現れたのは、懐かしのボージャックであった。
かつては悟空が心臓病の時に現れ、リゼット、ターレス、トランクス、ピッコロの四人がかりで何とか倒した強敵だが、今となってはもう大した脅威ではない。
ベジータが一歩前に踏み出し、超サイヤ人へと変わった。
「おいカカロット、あいつは俺がもらうぞ」
「まあ構わねえけど……あいつドラゴンボール持ってんのかな?」
「さあな。そんな事はぶっ殺せば分かる」
ベジータは以前にボージャックに屈辱を味わわされた過去がある。
故にこの戦いに名乗りをあげ、悟空も特に反論はしなかった。
ボージャックには哀れな話だが、今の悟空にとって彼はもう、戦いたい強敵ではなくなっていたのだ。
軽く地面を蹴ったベジータがボージャックの知覚出来ない速度で彼の目の前まで到達し、がら空きの顎へアッパーを叩き込む。
のけぞったボージャックの胸板へ両手をあてがい……そのまま、気功波で上半身を消し飛ばした。
残念ながら当然の結果だ。戦闘力に差がありすぎる。
下半身のみとなったボージャックの死体からドラゴンボールを回収し、軽く気弾を撃って死体を消し去る。
そうしてからベジータは悟空達の所へと戻った。
「流石です、ベジータさん」
「フン。あんなクズ野郎じゃ準備運動にもならん」
21号の賞賛を不愛想に切り捨て、しょぼんとした彼女の前を通り過ぎた。
悟空は落ち込んでしまった21号に笑いかけ、「気にすんな。ベジータはいつもあんなんだぞ」と慰めている。
これでとりあえず手持ちのドラゴンボールは二つ。
後は同じように五人倒して回収すればいい。
そう考えた所で、悟空はゾワリと鳥肌が立つのを感じた。
「……見ていたぞ。貴様等、強いな」
声の方向へと視線を向けた。
そこには20mほどの岩山が聳え立っており、その上に黒髪の男が立っていた。
腰まで届く長髪はラディッツを思い出させるが、男から感じられる圧倒的な気の波動はラディッツなどとは比較にもならない。
凶暴さを感じさせる真紅の双眼が印象的な一方で、鼻と口はマスクのようなもので覆われており、更に身体も拘束具らしき服で押さえつけられている。
だがこんな拘束具など男にとっては何の意味もない。
赤黒いオーラを放出し、拘束具を引き千切る。
すると中から鍛え抜かれた肉体が現れ、その気の圧力に悟空達は表情を引き締めた。
「俺と……戦え!」
大男が気を放出し、赤黒い気弾が四方八方へとばら撒かれた。
悟空は咄嗟にそれを手で弾くが、弾いたはずの気が腕に残留して悟空の気をかき乱す。
まるでサイヤ人の本能に訴えるような……何でもいいからとにかく暴れたくなるような衝動が心を蝕んでいく。
だがその程度で正気を失う程、今の悟空の精神はやわではない。
気合を入れ直し、腕に纏わりついた気を振り払う事で精神への干渉を跳ねのけてみせた。
『あーっはっはっはァ! 気を付けた方がいいよ!』
大男の妙な力に警戒する悟空達だったが、そこに上空からフューの声が聞こえてきた。
本人の姿は見えない。恐らく彼はこの惑星内ならばどこにでも声を届けることが出来るのだろう。
もしかしたら、探せばスピーカーのようなものがあるのかもしれない。
『そいつの名はカンバー……悪のサイヤ人さ。
そいつの気は触れた者の心を壊す』
悪のサイヤ人……そう言われても実の所、いまいち悟空はピンと来なかった。
悟空の知る限りではむしろ、善いサイヤ人の方が遥かに珍しいからだ。
ラディッツはどうしようもない卑怯者だったし、サイヤ人自体が他の異星人の星を奪っては売り飛ばす連中だ。
ナッパもベジータも、今でこそ地球に馴染んでいるがかつては極悪人だった。
パラガスもロクでもない奴だったし、ブロリーなどは悪いサイヤ人の代表格にして象徴みたいなものだろう。
だからこの場での悪のサイヤ人、とは単純に悪いサイヤ人という意味ではあるまい。
彼が纏っているあの赤黒いオーラ……あれはかつてないほどに邪悪で濁りきっている。まるでクリアな神の気の正反対のような力だ。
ならば悪のサイヤ人とは、かつてサイヤ人の神と戦ったというサイヤ人の事なのだろうか?
カンバーはその本人か……あるいは、同じような力を持つというだけの別人なのか……。
「戦えだと? いいだろう……このベジータ様が相手だ!」
ベジータが前に踏み出し、拳を腰に据えて気を高めた。
その姿を見て悟空は気付く。
ベジータはいきなり『アレ』になるつもりだ。
「はああぁぁぁぁ……でゃああああああああ!」
ベジータを中心に気が爆発し、青いオーラが彼を包み込んだ。
髪は超サイヤ人ブルーよりも更に鮮やかな青に変わり、オーラの中にキラキラとした輝きが混ざる。
瞳にも輝きが宿り、今やベジータはブルーと界王拳を合わせた悟空にも匹敵する力を得ていた。
ベジータだけが辿り着いた超サイヤ人ブルーの更に上の領域、それがこの姿だ。
「あっ、おい! ずりいぞベジータ!」
さっきボージャックを倒したのに、また勝手に突撃しようとしているベジータへ悟空が非難の声をあげるがベジータは一度悟空を見て薄ら笑いを浮かべただけで、そのまま飛び出してしまった。
早い者勝ち、という事なのだろう。
少なくとも、次は悟空の番なんて順番は決めていなかった。
高速で飛翔するベジータを相手にカンバーも身構え、二人の拳が衝突した。
「ヌウッ……これほどの力を持つ者がまだいたか……。面白い……気に入ったぞ!」
ベジータの力にカンバーが驚きと喜びを見せ、丸太のような腕で反撃に転じた。
その一撃をベジータもブロックし、両者譲らぬ攻防戦へと突入する。
二人の腕と脚が幾度もぶつかり、常人では音しか聞こえないだろう超高速の打撃戦が繰り広げられる。
「なんて奴だ! そのままでベジータと互角に戦ってやがる!」
「……強いな……恐ろしいまでに」
サイヤ人の本領は超サイヤ人などに変身してから発揮される。
にもかかわらずカンバーは変身せずに、ベジータの最終形態を相手に渡り合っていた。
いや、渡り合うどころではない。むしろ圧倒しつつある。
だが21号だけは不思議そうな顔で二人の戦いを見ていた。
「……変ですね」
「ん?」
「あのカンバーというサイヤ人……確かに通常状態とは思えない程の凄まじい力を感じます。
けど、今のベジータさんと互角に戦えるほどなのでしょうか?」
21号の言葉に、悟空も内心で同意していた。
カンバーは強い。それは確かだ。
通常のままなのに、彼から感じられる気は超サイヤ人ブルーになった悟空に匹敵していた。
大猿のようなあの赤い目から考えるに、通常のままでも大猿の力を発揮出来ているのかもしれない。
だがそれを踏まえても、ブルーを超えた今のベジータならば圧倒出来る相手のはずだ。
悟空はベジータとカンバーの戦いを観察し、やがて何かに気が付いたのか口の端を吊り上げた。
「……そういう事か」
「え? 何か分かったのですか?」
「多分な」
何故カンバーはブルーを超えたベジータと渡り合えるのか。
悟空はそのカラクリに気付いたようだが、まだ確証はないのか口には出さない。
だが彼の優れた戦闘勘は既に、答えを出しつつあるようだ。
「貴様……サイヤ人か。サイヤ人でありながら何故尻尾がない!? サイヤ人の誇りを捨てたか!」
「確かに尻尾は捨てた。だがサイヤ人の誇りまで捨てた覚えはない!」
ベジータに尻尾がない事に気付いたカンバーがベジータを非難する。
だがベジータはそれを気にせず、両手に気を溜めた。
「ガンマバーストフラッシュ!」
ベジータが両手を突き出し、修行で編み出した新技を解き放った。
名前からしてファイナルフラッシュの強化発展形の技なのだろうが、構え以外がどう違うのかは悟空にも分からない。
青い気が洪水のようにカンバーへと殺到するが、カンバーは赤黒い気を爪のようにして薙ぐことでガンマバーストフラッシュを霧散させてしまった。
「何っ!?」
「ぬおおおおおお!」
驚くベジータへ、カンバーが黒い気功波を叩き込んだ。
何とか避けるものの、僅かに掠ってしまいベジータが吹き飛ばされた。
地面を二度、三度と転がって倒れ、痛みに呻く。
超サイヤ人ブルー……そしてブルーを超えたブルーは神の気によって肉体が守られているはずだ。
だというのに、まるでそれが意味を成していない。簡単に貫かれてしまっている。
倒れたベジータへカンバーが追い打ちをかけようとするが……その前に悟空が立ち、不敵に笑った。
「やるなあ、お前。おい、今度はオラとやろうぜ!」
選手交代だ。
ベジータはまだやれると言いたげだが、先に早い者勝ちにしたのはベジータ自身である。
ならば悟空がカンバーと戦っても、それを咎める事は出来ない。
すぐにでもブルーへ変身すると思われた悟空だったが、しかし彼は何を考えたのかブルーにはならなかった。
髪が逆立ち、黄金に染まる。
全身をスパークが覆い、そして髪が伸び始めていた。
「はあああああああああああッ!」
気が爆発し、一気に変身。
黄金に輝くオーラと全身のスパーク。長い髪に眼窩上が隆起した顔。
それは今となってはブルーより遥かに劣る変身であるはずの超サイヤ人3だった。
悟空のこの意味不明な行動にベジータどころかミラと21号も唖然とする。
ベジータがブルーを超えた変身でやられたのを悟空は見ていなかったのだろうか?
「おいカカロット! 貴様、今さら超サイヤ人3だと……? 舐めているのか!」
「いや、そうじゃねえさ。ちっと試してえ事があってよ……まあ見てろって」
ベジータの非難にも余裕を崩さず、悟空が構えた。
それを見てベジータも口を噤む。
悔しいが悟空は馬鹿ではない……戦闘においては天才だ。
その彼が無意味な変身などするはずがなく、恐らく何かに気付いたという事なのだろう。
「だっ!」
悟空が飛び込み、カンバーへと打撃を放った。
カンバーはそれを肘で止め、すぐに反撃へ移る。
その拳を悟空が掌で受け止めて流し、空いている方の腕でカンバーの顔面を殴りつける。
だがカンバーはクリーンヒットを貰いながらも構わず右ストレートを放ち、悟空は跳躍して回避した。
カンバーの頭に手を置いて倒立回転し、カンバーの背後へと着地する。
足が地面に着くや、その足を軸に回転して回し蹴り。カンバーの脇腹へ蹴りを叩き込んだ。
だがカンバーは振り返る事なく悟空の足を掴み、片手で悟空を振り回した。
「ぬん!」
そのまま力任せに悟空を放り投げる。
すると悟空は飛びながらも後ろに気弾を放って速度を落とし、後方宙返りをして地面に手を突く。
そこから何度も後方倒立回転を決め、ある程度距離を空けた所で一気に踏み込んでカンバーへと接近した。
悟空とカンバーが高速で戦い、砂塵が舞う。
目まぐるしく攻守交替しながら高速移動し、消えては現れて一進一退の戦いを繰り広げた。
「これは……どういう事だ? 何故超サイヤ人3で戦えている……?」
「パワーではカンバーという男が圧倒的に勝るが、孫悟空は勘と技術で補っているな。
だが妙だな……先程のベジータの変身よりも、むしろ3の方が戦えているように見えるが……」
悟空の思わぬ奮闘ぶりにベジータとミラは、解せないという面持ちをした。
ベジータの変身したブルーを超えたブルーは、超サイヤ人3から見て三段階上の変身である。
強さにして数十倍にも及ぶ差があるのだから、あのブルーで勝てない敵を相手に3が戦える道理がない。
そんなものがまかり通ってしまえばパワーバランスが滅茶苦茶になってしまう。
しかし事実として悟空は3でカンバーと戦えていた。パワーではかなり負けているが、それでも戦いになっている。
やがて悟空は納得したのか、一度カンバーと離れて変身を解除した。
「やっぱそうか。オラ、おめえの強さの秘密が何となく分かって来たぞ」
「ほう?」
「おめえのその黒い気……オラ達が使う神の気とはまるで正反対だ。そいつが神の気を蝕んで相殺しちまってんだな。
だからおめえの前じゃブルーも、それを超えたブルーもただの超サイヤ人になっちまう」
悟空の説明にベジータがハッとし、悔しそうに顔を歪めた。
超サイヤ人ゴッド、ブルー……そしてベジータのブルー。
これらはいずれも、神の気を
いわば神の気という鎧であり剣。それを身に付ける事で強さを増しているのだ。
だがカンバーの纏う悪の気は神の気の正反対に位置し、相手を蝕む。
この二つのエネルギーが触れ合う事で相殺し合って、神の気が意味を為さなくなっていたのだ。
そうなれば後はただのパワー勝負だ。神の気を貫かれたブルーはただ髪が青いだけの超サイヤ人でしかなく、パワー負けしてしまう。
恐らくはブルーである以上、二人がポタラやフュージョンで融合しても結果は変わらないだろう。
無論融合すれば単純に地力は上がるので、単体よりはいい勝負が出来るだろうが相性負けする事に変わりはない。
その事に自分は気付けなかったのに悟空はあっさりと見抜いてしまった。
それがベジータには屈辱だった。
「孫悟空、交代しろ! お前の言う事が正しいならば、お前はそいつに勝てん!」
ミラが悟空に交代を呼びかける。
ミラならば神の気とは無関係の純粋な強さの勝負を挑む事が出来る。
フルパワーで挑めばカンバー相手でも十分に勝てるだろう……あくまでノーマルのカンバーにならば、だが。
だが悟空はミラの交代を受け入れなかった。
「まあ待ってくれよ。まだもう一つ、試してねえ事があるんだ」
悟空は尚も余裕の笑みを浮かべ、気合を入れた。
髪が逆立ち、今度は金ではなく青に変色する。
身体から青いオーラが立ち昇り、彼の身体を包んだ。
超サイヤ人ブルーへの変身だ。だがその変身はカンバーの前では普通の超サイヤ人と何ら変わらないとたった今悟空自身が言ったばかりである。
故に、これはただのブルーではない。
悟空を包む神の気が揺らめき、悟空自身の中へと回帰していく。
ブルーの神の気を外に放出するのではなく、完全に身体の内へと閉じ込める。
そうする事で超サイヤ人ブルーは完成するのだ。
そう、単純な話だ。神の気が悪の気と触れ合う事で相殺されてしまうならば……触れさせなければいい。
「さあて……今度はさっきまでみてえには行かねえぞ?」
悟空が不敵に笑い、そして一瞬でカンバーの前へ飛び込んで痛烈な拳打を顔面に叩き込んだ。
【戦闘力】
・カンバー:2000億
大猿パワー:2兆
超サイヤ人:10兆
超サイヤ人2:20兆
超サイヤ人3:80兆
黄金大猿:200兆
・俺と戦えbot。台詞の三割くらいは「俺と戦え」しか言っていない気がする。
強さが全く安定しない男。その振れ幅の大きさは下手をすると歴代トップ。
ノーマルで界王拳ベジットブルーをあしらったかと思えば、超3で超4ベジット(ゼノ)にボコボコにされたり、ゴールデンメタルクウラにフルボッコされたりと非常に判断に困る。
漫画版では超3の状態で究極カミオレンに一撃でふっ飛ばされた。
(そしてその究極カミオレンはジレンにワンパンでやられた)
というか超サイヤ人3になって逆に弱くなってないか……?
ともかく、滅茶苦茶強いのは確か。
『元々魔人ブウ以上に強い奴が超サイヤ人になったらどうなるの?』という疑問の答えを体現したようなキャラと言える。
瞳の色などから、新ブロリー同様に常に大猿パワーを発揮している可能性が高い。
しかし最終形態が黄金大猿なので人間形態のままだと超サイヤ人+大猿は出来ていないっぽい。
大猿時の単純な戦闘力ならばジレンを上回るが、的がでかくなって小回りも効かなくなったので多分ジレンとタイマンしたら負ける。
【カンバーがノーマルのままベジットブルーを圧倒出来た理由】
メタ的に考えると、とにかく印象に残そうと描写を盛りすぎただけと思われる。
初登場時はインパクト重視で『かつてない強敵!』みたいな扱いをしたものの、後にカンバーより上のハーツを出したことで相対的に弱くせざるを得なくなり、どんどん弱体化してしまったと思われる。
結果的には、最初にこいつを盛りすぎたせいでラスボスの究極ハーツが微妙になってしまった。
しかしこれでは考察もクソもないので、このSSでは『カンバーの持つ悪の気のせい』という事にした。
カンバーの悪の気は相手を蝕む効果があるらしいので、それによって神の気が無効化されて実質ただの超サイヤ人になっていたとする。
こうなってしまえばゴッドだろうがブルーだろうが竜闘気を無効化されたドラゴンの騎士のようなもの。
ベジットといえど戦闘力3兆程度であり、融合前に悟空がゴールデンクウラのゴールデンスーパーノヴァを超2の状態で叩き込まれたりしてダメージを受けすぎて弱体化していたと考えればノーマルカンバー(実際には大猿モードカンバー)と互角でもおかしくはない。つまりクウラが悪い。
一方でノーマルの400倍の強さのはずの超3カンバーを相手にベジットブルーと差がないはずのベジット4が圧倒出来たのは、神の気もクソもないただのパワーゴリ押しで、単純に戦闘力で勝っていたからである。
言ってしまえばこっちは竜闘気とかなしにフィジカルがクッソ強い超魔生物ハドラー。
ちなみにここまでこじつけても、まだ素の戦闘力でベジットを上回っている。やばい。
【ポタラの性能が悪かっただけ説】
ヒーローズで悟空とベジータが使ったポタラが本来のポタラの劣化版だった可能性もある。
二人が使用したポタラはマイが界王神から預かって来たものだが、そもそも界王神のポタラはブウ戦で悟空とベジータに壊されてしまっており、とっくになくなっている。
(実際『GT』ではポタラはなくなったまま)
『超』では何故か当たり前のようにポタラを付けているが実はこれは以前のものよりも性能が低い安物なのではないだろうか。
以前のポタラをガンダムとするなら、実はこの時のポタラはジム……いや、ザニーのようなものだったのかもしれない。
【お前を制御する】
もう一つ注目するべきなのが、一度黄金大猿になってフューによって強制解除された後のカンバーが明らかに弱体化していた事。
それまではベジットブルーと互角以上だったはずのカンバーが突然、ゴッドの悟空でもそこそこ戦えるレベルにまで落ちてしまった。
アニメのフューはカンバーの尻尾を切る事なく元に戻しており、彼の『制御する』という言葉はハッタリではなく本当に大猿のパワーを閉じ込めてしまったと考えられる。
つまりこの時点でノーマルカンバーの戦闘力は3000億。
しかしそれでもまだ悟空の超サイヤ人よりは圧倒的に強く、悪の気で神の気を相殺しているのは変わらないので、結局悟空はパワー負けしてボコられてしまった。
【ゴールデンクウラの攻撃はノーマルカンバーに効いてない】
……単純に金クウラが弱かったんじゃないかな?
まあ、付け焼刃の変身っぽいし……見た目は一番好きなんだけど。
ヒーローズアニメのクウラは大物感を出している割に、メタル化するまでちょっと弱すぎる気がする。
人気の為にとりあえず登場させてゴールデンにしたはいいものの、その後の活躍を全然考えておらず、格を落としたくないので高みの見物ばかりさせていたら結果的に何の為にいたのか分からなくなった的な、そんなスタッフの苦労があるようなないような……。
あるいは命中の瞬間だけカンバーが超サイヤ人になっていたのかもしれない。
しかしこれ書くためにヒーローズのアニメ見返したけど、カンバー君、強さブレブレすぎるって……。