ドラゴンボールad astra   作:マジカル☆さくやちゃんスター

143 / 176
びたちょこ様より頂いたイラストを騒乱編の1話前書きに入れてあります。
支援絵ヤッター!
それと過去に頂いたイラストも併せて掲載させていただきました。


第7話 争奪戦開始

「カカロットの戦闘馬鹿ぶりはさておき、今の所はドラゴンボールを集める以外に脱出の手段がねえのは事実だ。

フューの野郎の思い通りになるのは気に入らねえが、この監獄惑星にいる連中にドラゴンボールを集められたら面倒臭え事になるのは間違いねえ」

 

 我が子のバトルジャンキーぶりに若干呆れながら、バーダックが話を進めた。

 かつては戦闘力たったの2で何の見込みも感じさせなかったガキが、よくもこう育ったものだ。

 この呆れるほどの戦闘への貪欲さは一体誰に似たのか……少なくとも、ギネではない事だけは確かだろう。

 となると、やはり自分か……そう思いながらバーダックは、懐からドラゴンボールを出して悟空へと投げ渡した。

 

「こいつはフューに渡されたもんだが、お前等が持ってた方がいいだろう。

お前等が持っててくれりゃあ俺も身軽になれる」

 

 バーダックが悟空達にドラゴンボールを渡したのは、互いの戦力比を考えての事だ。

 バーダック一人に対し、悟空達は四人もいるので戦力が充実している。

 そしてここでわざわざボールを渡したという事は、バーダックは別行動をするという事でもあった。

 

「一人で行動する気か?」

「いや、もう一人タイムパトロールがこの監獄惑星内に潜り込んでる。

まずはそいつと合流してトランクスの奴を探すさ。

その時に、敵に狙われやすくなるドラゴンボールはむしろ邪魔になる」

 

 ミラの問いに頷き、バーダックは自らの考えを話した。

 この星ではこれからドラゴンボールの争奪戦が始まる。

 つまりボールを持っていれば嫌でも狙われるし、戦いになるという事だ。

 しかしバーダックの今の目的は、まずはトランクスを探し出して合流する事であり、ドラゴンボールはむしろ邪魔だ。

 ならば強敵と戦いたい悟空に渡しておいた方が互いに得をするし、こう言っては悪いが悟空達が派手に戦ってくれれば囮にもなるのだ。

 

「そうか。気を付けろよ」

「へっ、誰に言ってやがる。俺がそう簡単にくたばると思ってるのか?」

「……ふ。そうだったな」

 

 ミラは単独行動をするバーダックの身を案じたが、バーダックの自信に溢れた言葉を聞いて自らの気遣いはむしろ愚かなものだったと気付いて笑った。

 そうだ、この男は何度も自分と戦って目的の達成を阻んで来たタイムパトローラーだ。その強さと厄介さは誰よりもミラが分かっている。

 

「あの……もう一人お仲間がいると仰っていましたが、どのような方なのですか?

特徴を聞いておかないと、遭遇した時に互いの事が分からず戦いになったりする可能性が……」

 

 21号が、先程バーダックが口にした『もう一人のタイムパトロール』に言及した。

 悟空達とバーダックは味方同士だが、もう一人の方と遭遇してしまった場合に互いに味方と知らぬまま戦いになってしまうかもしれない。

 その事を危惧してのものだったが、バーダックは何故か21号の不安を笑い飛ばした。

 

「安心しろ、そりゃあ多分ねえ」

「え? それってどういう……」

「お前達もよく知ってる野郎だって事だ。それじゃ、俺はもう行くぜ」

 

 バーダックはそう言い、そのまま飛び去ってしまった。

 結局もう一人のタイムパトロールは分からずじまいだが、ああ言った以上は恐らく会えば一目で分かるのだろう。

 今は気を隠しているのか、それらしき人物の気を感じられないが、悟空は特に気にしなかった。

 バーダックがああまで言うのだから、ならば実際に会えるのを楽しみにしておけばいい。

 

「よし、そんじゃオラ達も行くぞ。どんな強え奴がいんのか、楽しみだなー」

「全く……緊張感のない野郎だ……」

 

 これから、どんな強敵と戦えるのかとワクワクしている悟空へベジータが呆れたように言う。

 どうにも最近は、自分の方が地球に染まっている気がしてならない……とは、とても口に出せなかった。

 

 

 トランクスが目覚めたのは、ネオンに照らされた歓楽街のような場所の一角にある倉庫の中だった。

 もっとも歓楽街といっても実際は誰かが住んでいるわけではない。

 ここはあらゆる時代、あらゆる場所の強者を集めて戦わせる為だけのバトルフィールド。ならばこの歓楽街も所詮は作り物に過ぎず、歓楽街を模した戦場に他ならない。

 

「ここは……そうか、俺はフューの奴を追って……」

 

 目を覚ましたトランクスはすぐに自分の現状を把握し、辺りに気を張り巡らせた。

 時空犯罪者のフューを追跡し、この監獄惑星を突き止めた事までは覚えている。

 そして奴と交戦して追いつめたのだが……何故かその先の記憶がない。

 フューが超サイヤ人のように髪を逆立て、気を爆発的に上昇させた事まではかろうじて記憶しているので、恐らくはその直後に自分は敗れたのだろう、と推測した。

 今のトランクスは以前にリゼットから修行を受けた事もあって、超サイヤ人ブルーへの変身を可能としている。

 そのトランクスを倒した以上、フューの本気は超サイヤ人ブルーを完成させた悟空と同等か……それ以上と考えていい。

 恐ろしい才能だと思う。あんなにふざけた男なのに、戦闘力では父であるミラを上回っているのだ。

 

「くそっ……こんな事では父さんに笑われてしまうな」

 

 決して油断したつもりも、相手を侮ったつもりもなかった。

 だがやはり、心の何処かに緩みがあったのかもしれない。

 無理のない事だ。トランクスの世界では、トランクスこそがぶっちぎりで第七宇宙最強の戦士であり、最近蘇ったばかりのベジータやリゼット、悟飯よりも遥かに高みにいる。

 トランクスの世界の悟飯もベジータも超サイヤ人2止まりで、その先に到達出来ていない。

 かつてブロリーと相打ちに持ち込んだリゼットも、命を捨てなければフルパワーでの強さは精々魔人ブウよりはマシ程度だ。

 しかしトランクスは知っていたはずだ。別の時間ではもっともっと凄い戦士達がいる事を。

 『あの世界』の悟空やベジータ、リゼットにターレスといった超戦士達は自分よりも更に高みにいる事を知っていたはずなのだ。

 ……驕っている暇など一秒だってない。

 そう自分に言い聞かせ、そしてトランクスは身体を起こした。

 

「……ん? これは……」

 

 起き上がろうと床に手をついた時、トランクスは自分のすぐ近くにドラゴンボールが置かれていた事に気が付いた。

 ドラゴンボールはトランクスの知る限り、全部で六種類存在している。

 まず地球の先代の神が作り上げたドラゴンボール。同じく先代の神が、大魔王と別れる前に作ったダークドラゴンボール(別名は究極のドラゴンボールだが、究極という割に性能はスーパードラゴンボールよりも下だ)。

 本場ナメック星のドラゴンボールに、最強の力を持つスーパードラゴンボール。

 未来世界復活の足掛かりとなってくれたシリアル星のドラゴンボール。

 そして暗黒魔界の暗黒ドラゴンボールの六つである。

 暗黒ドラゴンボールとダークドラゴンボールの名称が思い切り被ってしまっているが、一応別のドラゴンボールである。

 究極の名を冠しているくせに超の下位互換な事といい、やはり願いを叶えた後に無意味に星を壊して第七宇宙中に飛び散るような奴は駄目だ。

 そんな赤い神龍の駄目な子ぶりはともかくとして、この監獄惑星にはいずれのドラゴンボールも存在しないはずである。

 しかし、そこは時空を股にかける犯罪者だ。どうせどこかの時代の地球から盗んで来たのだろう。

 トランクスは少し考え、ドラゴンボールを上着のポケットに仕舞ってから立ち上がった。

 

 

 しばらく歓楽街を歩いていると、何か邪悪な気が自分のいる方向に向かって真っすぐ移動している事に気が付いた。

 何故自分の方へ来たのかは分からない。

 意味などなく、適当に気を探ってきたのかもしれないし目的があるのかもしれない。

 だがどちらでもいい。来るというのならば、倒すだけだ。

 やがて気の持ち主がトランクスの前に降り立ち、ニヤリと笑う。

 

「おいお前……ドラゴンボールを持っているだろう。出してもらおうか」

 

 現れたのは羊顔……いや、山羊顔だろうか? 地球に住んでいる獣人を思わせる隻腕の男であった。

 いや、実のところ外見で性別は判別出来ないのだが、声質からして男と考えていいだろう。

 トランクスは相手の強さを探り、そして顔を強張らせた。

 気の強大さも警戒に値するが、それ以上に感じられる気が今まで感じた事もないほど不気味すぎる。

 自分だから多少気分を害するだけで済んでいるが、気の感知を極めたリゼット()ならば寝込んでしまうかもしれない。

 

「ドラゴンボールを集めて何をする気だ?」

「お前に話す必要はない。さあどうする、渡すのか? それとも殺されてから渡すのか?」

 

 相手の目的は不明だ。

 ならば普通は、まずそれを聞き出そうと考えるのかもしれない。

 戦いの天才である父ならば、戦いの中で敵の目的を聞き出す方法を瞬時に考える事も出来ただろう。

 しかしトランクスは――違った。

 

「そうか……ならば、何も聞かずにお前を倒してやろう」

「……っ!?」

 

 一瞬で超サイヤ人ブルーまでギアを上げ、気を爆発させて一気に踏み込んだ。

 トランクスはサイヤ人の血を引いている。

 だが彼は悟空やベジータのように戦いを楽しんだりはしない。楽しもうとも思わない。

 倒せる敵は倒せるときに倒す……いや、殺す。

 そうしなければどんどん状況が悪化して行く事を、嫌という程に経験してきた。

 どんな切り札を隠し持っているかも分からない。もしかしたらパワーアップするかもしれない。変身出来るのかもしれない。仲間がいて合体出来るのかもしれない。誰かを吸収して強くなれるのかもしれない。

 あらゆる不測の事態に備え、それが起こらないように先んじて倒す。

 それが絶望の世界を生き抜き、トランクスが覚えた事だ。

 あの地獄のような未来を潜り抜けたトランクスに甘さはない。

 

「はあっ!」

 

 初手にて必殺。

 背中にかけていた鞘から剣を抜き、一撃で山羊顔の男を両断すべく剣を振り下ろす。

 それを男は咄嗟に避けるが、回避される事を想定していたトランクスの蹴りが男の腹を抉った。

 

「ぐおっ……」

 

 男が呻き、吹き飛ぶ。

 確かな手応えを感じながらも決してトランクスは気を緩めない。

 男を追って加速し、更に容赦なく剣を薙ぎ払う。

 それに対し男は後ろに下がりながら気弾を放つが、トランクスは気弾を手の甲で弾きながら減速する事なく距離を詰め、零距離で気功波を叩き込んだ。

 爆炎が上がり、山羊顔の男が吹き飛んでから地面に落下する。

 ダメージは……妙なほどに浅い。トランクスと相手の気の量を考えれば今の一撃で倒してしまえてよかったはずなのだが……。

 微かな違和感を覚えながら、しかしトランクスは攻撃の手を緩めなかった。

 何かされているのかもしれないし、何かしているのかもしれない。

 どちらにせよ、何かをやらせる暇を与えてはならないとだけ考え、攻撃に意識を集中させたのだ。

 

「くそっ……若造がいい気になりおって。いいだろう、俺の魔力を見せ――」

 

 何かをしようとしていた男の言葉に耳を傾ける事なく、トランクスは更に踏み込んで剣を振るう。

 魔力だの何だの言っているが、そんなものを見せて欲しいと言った覚えはない。見せて欲しいとも思わない。

 見せずに黙して倒れろ。それがトランクスが唯一、この敵に対して望む事だ。

 一撃、二撃、三撃――避けるならば当るまでと続行し、やがて山羊顔の男の右の角が血飛沫と共に宙を舞った。

 

 結論から言えば、トランクスの判断はこの上なく正解であった。

 山羊顔の男――モロは魔力によって星の力を吸い上げて利用し、更にその力を我が物として喰らう事が出来る。

 彼の能力の恐ろしいところは、人造人間19号や20号といった過去にもいたエネルギー吸収タイプの敵と違い、相手に触れずとも気を吸収出来るという点にある。

 単純な戦闘能力ではモロは超サイヤ人ブルーとなったトランクスには及ばない。

 しかし時間を与えれば力関係はあっという間に逆転し、トランクスに勝ち目はなくなっていただろう。

 故に、時間稼ぎをさせずに、会話にも一切付き合う事なく速攻をかけて倒す事こそがモロを相手にした時の最善手であり、トランクスは知らぬままにそれを実行していた。

 

「だああっ!」

 

 剣撃を囮にし、モロの防御が緩んだ腹を思い切り蹴り上げて空へ吹き飛ばす。

 それと同時に剣を地面に刺し、空中で身動きの取れなくなったモロへすかさず両手を翳した。

 トランクスの気が一気に高まり、全身をドーム状の青い光が包み込んでいく。

 

「完全に消え去ってしまえ!」

 

 叫びと共にトランクスから気功波が解き放たれた。

 サイクロンブラスト――トランクスが持つ切り札のうちの一つだ。

 この技は敵を上空へ打ち上げ、姿勢を直す暇を与えずに最大出力の一撃で一気に消し飛ばす大技である。

 攻撃の目標が空中なので加減する必要もなく、全力で打ち込めるのが優れた点だ。

 

「うっ、うおおおおおおおおおおーーーッ!」

 

 絶叫をあげながら、青い極光にモロが飲み込まれた。

 気功波はそのまま空へと飛翔して惑星を覆う鎖へと炸裂した……が、残念ながら鎖にはダメージがなかった。

 いや、破壊出来なかったのは鎖だけではない。

 確かにサイクロンブラストの直撃を受けたはずのモロも、全身を酷く傷付けられながらも地面に落下し、まだ生き残っていた。

 

(ど、どういう事だ……? 俺は確かに本気でやった……。

……いや、迷う暇はない! 今度こそ!)

 

 仕留めるつもりで放ったはずの攻撃に、耐えきれないはずのモロが耐えてしまった事に驚愕したのは一瞬の事。

 次の瞬間にはすぐに気を引き締め直し、トランクスは剣を抜いて駆け出していた。

 戦いの中で迷いが生じれば、それは隙となる。だが思考を止めれば敵に足を掬われる。

 迷うな、だが思考を止めるな。戦士として洗練された精神で己を律し、トランクスは次の手を即座に打つ。

 理由は分からないが気功波では倒せなかった。

 敵が堅かったのかもしれないし、気功波が弱まっていたのかもしれない。もしかしたら人造人間19号や20号のように気を吸収出来るのかもしれない。

 どちらにせよ、気功波では決定打にならないという事実をトランクスは認識した。

 だがそれならば、剣で仕留めればいいだけの話。

 気功波に耐える事は出来ても、身体を両断されれば無事ではいられまい。

 ここまでの戦いで、斬撃が有効な事は分かっている。再生する素振りもない。

 ならばこの剣で――(リゼット)が授けてくれて、過去のリゼットが強化してくれたカッチン鋼の剣で叩き斬る!

 

「はあああああっ!」

 

 裂帛の叫びをあげ、超サイヤ人ブルーの青い気の上から更に白い気が放出された。

 ――バーストリミット。リゼットが編み出した界王拳の亜種に当たる技で、トランクスはこれを未来で復活した姉から教わっていた。

 超サイヤ人ブルーとの同時使用は消耗が大きく、いざという時の切り札以外には使わないように姉から言われているが、この山羊男には妙な不気味さがある。

 ここで決めないと不味いと、これまでの戦いで培った戦闘勘が告げている。

 だから出し惜しみなしで仕留めなければならない。その決意の元でトランクスは剣を薙ぎ払った。

 モロも恐怖したように顔を引き攣らせ、腕を咄嗟に前に出して防御する。

 だがトランクスのパワーと剣の腕ならば防御した腕ごと斬れるだろう。

 ……そのはずだった。

 

「……っ!?」

 

 剣を振りぬく直前に脱力感が全身を襲い、トランクスの変身が解けてしまった。

 それでも咄嗟に気の消費量の少ない通常の超サイヤ人に再変身して剣を薙ぐが、超サイヤ人ブルーのパワーを失った状態ではモロを仕留め切るには至らない。

 トランクスの剣はモロの腕に食い込み、そこで止まってしまった。

 

「ぐっ……おおおお!」

 

 モロが痛みに呻きながらも咄嗟に腕を突き出し、トランクスを引き裂こうと爪を薙ぐ。

 これを間一髪で、上着を破られながらも回避したトランクスだが、次の瞬間に足元からマグマが溢れ出した。

 これをトランクスは即座にバックステップする事で避けて再度ブルーに変身しようとするが、やはり変身は叶わない。

 

「ど、どういう事だ……変身出来ない……!?」

「はあーっ、はあーっ……お、おのれ小僧……俺の魔力さえ万全であったなら、お前如きの力など、もっと早くに吸い尽くしてやれたものを……」

 

 モロは半分ほど切れかけた腕から夥しい血を流しながら、忌々しげにトランクスを睨んだ。

 今や二人の力関係は逆転し、ブルーに変身出来ないトランクスよりもモロの方が上だ。

 しかしモロはトランクスへ追い打ちをかける事はしなかった。

 いや……というより、したくても出来ない、というべきか。

 

「ぐっ……ふ、深手を負いすぎた……ここでお前を殺すのは容易いが、治療をせねばその前に俺自身が死んでしまう……。い、命拾いしたな、小僧……」

 

 今ならばモロはトランクスに勝てる。

 しかしこの深手で無理に戦えば、トランクスに勝ててもその後に死んでしまうだろう。

 モロはこんな所でトランクスと刺し違える気などさらさらない。

 故に、ここはトランクスを仕留める事よりも自身の保身を優先したのだ。

 モロは最後に見せ付けるようにドラゴンボールを手に持ち、嫌らしく笑う。

 

「はっ……い、いつの間に……!」

 

 トランクスは慌ててドラゴンボールを仕舞っていた上着を見る。

 すると上着は破れており、そこに入れておいたはずのドラゴンボールもなくなっていた。

 あの爪の一撃の時か! そう気付き、トランクスは悔しそうに顔を歪める。

 だがその隙にモロは飛び立っており、奪ったドラゴンボールをわざわざ見せ付けた事すら、逃亡の為の時間稼ぎだったと遅れて理解した。

 

「ま、待て!」

 

 飛び去って行くモロを咄嗟に追いかけようとするが、身体が言う事を聞かずに片膝をついた。

 残念ながら、気を吸収されすぎた。

 しばらく回復に専念しなければ、今のトランクスでは満足に戦う事すら出来ないだろう。

 トランクスは己の未熟さに歯噛みし、地面を叩く。

 

 こうして、監獄惑星で行われたトランクスとモロの対決は両者痛み分けという形で終了した。




モロ「おい、舐めプしろよ」

・原作ではベジータがモロの目的を聞き出す為にわざと加減して戦いましたが、トランクスはいきなりぶっ殺しに行ったので、ギリギリ引き分けに持ち込めました。
サイヤ人としては珍しいトランクスの即殺スタイルは有能だと思います。
でもモロに比べればまだまだ青いので、出し抜かれてしまいました。残念。
いやまあ、カラーリング的にはモロの方が青いんですけど。

【戦闘力】
・未来トランクス:10億4000万
超サイヤ人ブルー+バーストリミット10倍:20兆8000億

再び戦場に戻って来た青い風のHOPE。
あれからも研鑽を続けていたらしく、実力が伸びている。
トランクスには『ブルーを完成させる』という発想がないので完成ブルーに至っていないが、復活したリゼットからバーストリミットを教わって習得している。

~オマケ・未来トランクスの世界の皆さん~

・未来リゼット:15億
バーストリミット100倍:1500億
「ゼノバースって何ですか?」

・セル:1000億
フルパワー(超3相当):8000億
フルパワー+バーストリミット:1兆6000億
「ゴールデン化……? ブルー? 知らん変身だな……」

・未来悟飯:3億
超サイヤ人2:300億
「つ、強くなったなトランクス……お、俺は嬉しいぞ……」

・未来ピッコロ(一応先代と融合済み):7億5000万
界王拳15倍:112億5000万
「…………ハッキリ言ったらどうだ? 先代と融合して強くなりはしたが、それでも今の戦いについてこれるレベルではないと……」

・未来ベジータ:1900万
超サイヤ人:9億5千万
(※精神と時の部屋に入る前に真っ先に超13号戦で死んだ)

と、思ったがあの世でジャネンバ打倒の為に修行していた設定を忘れていたのでブウ編基準まで上方修正。
・ベジータ:5億
超サイヤ人:250億
超サイヤ人2:500億
「俺達は強くなりすぎんだ……ぶっちぎりで……な……?」
※尚、これでもトランクスに届かない模様。

・未来ターレス:1億
超サイヤ人:50億
超サイヤ人(2段階目):60億
「美味いモノを食い旨い酒に酔う! こんな楽しい生活はないぜ(戦闘放棄)」


総評――トランクスとセル以外戦力外
・セルだけは死んでおらず、時間が止まっていなかったので存分に修行出来た。
しかし本編の時間軸に来たセルに比べると修行相手に恵まれなかった分、やはり弱い。
後は未来リゼットはヘブンズゲートと物質創造が出来るのでサポーターとしてはそこそこ優秀。
カッチン鋼を創造して超能力で敵に向かって投げまくれば攻撃も出来なくはない。
ただし現代リゼットと違って回復魔法は使えないし、時間停止も習得していない。気の無限回復もない。
ちなみに現代リゼットと未来リゼットの最大戦闘力差は800倍。
未来リゼットが命を捨ててバーストリミット1000倍を発動してもノーマル(正確には常時アルティメット化)のままの現代リゼットにようやく善戦出来る程度。勿論現代リゼットは時間停止禁止という条件付きで。
(命を捨てた未来リゼ:1兆5000億VS実質ノーマルのままの現代:1兆6000億)
インフレって怖い。

Q、未来リゼットはゼノバース使わんの?
A、無理。暴走せずに使えるだけのメンタル強度がない。
現代リゼットは悟空がいた事でゼノバースによる信仰の波すら制御し、悟空に超えられまいとする気持ちから自然とメンタルが鍛えられていたが、未来リゼットは悟空が死んでしまったことや絶望の未来を回避出来なかった自己嫌悪で逆にメンタルが弱体化してしまっている。
ゼノバースに耐えるだけのメンタル強度が100必要とした場合、現代リゼットは120くらいだが未来リゼットは60くらいしかない。
ちなみに元々のメンタルは80くらい。

Q、あの世で修行しなかったの?
A、ターレスは地獄行きなので修行出来る環境になかった。
一応死ぬ前に精神と時の部屋で修行はしたので、本編のボージャック戦時と同じくらいの強さはある。
ベジータは対ジャネンバの為に一時的に肉体を与えられて修行出来た。
(多分特例として閻魔が一人だけ肉体を与えると認め、悟空が名指しでベジータを呼んだ)
リゼットは何も守れなかった失意から死後は戦闘放棄でずっと修行しなかった。
悟飯はそれに付き添う形で天国で過ごし、ピッコロも悟飯に付き合う形で修行せずにGTのように天国の花畑で座禅を組んで過ごしていた。

力の大会免除されててよかった……。
もし未来で力の大会があったら、トランクス、セル、セルジュニア×8というアホみたいなチームにするしかなかっただろう。
ジレンは……セルがジレンに触れた状態で瞬間移動をして場外まで連れて行けばワンチャン……。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。