トナカイ

17.3K posts
Opens profile photo
トナカイ
@tonakai
松本慎一|撮影と詩作
Tokyo ⇄ anywhereform.run/@sin-matsumoto…Joined August 2007

トナカイ’s posts

妻は調子が良くないとき「ちょっと横になるね」と言ってちゃんと休むので偉いし、しばらく眠って目覚めた頃を見計らって「大丈夫?」と声をかけると「縦になってみないとわからない」と正直に言うのでかわいいです。
週末、妻とデートするのですが、行き先を相談して計画を立てて、家を出る時間を決めたあと、妻が「じゃあ、12時に玄関で待ち合わせね」と言っていてかわいかったです。
10年前「Twitterやってみない?」と誘われたとき「Twitterって何?」と聞いたら「世界中のひとがひとりでやってるラジオ局みたいなやつ」と言われて、楽しそうだなと思って始めたので、いまもTwitterはそういう場所だと思ってます。みんなそれぞれ好きなことをつぶやいてるのを聞くのが楽しくて。
妻が「きょうはダラダラしたい!」と言うので予定してた美術館はやめて、こないだ秋田で買った稲庭うどんをゆでて水でしめて出したり、蔦珈琲の豆でコーヒーを淹れてコンビニで買ったスフレを添えて提供したりしたら「座ってるだけでいろいろ出でくるー!」と喜んでくれたのでとてもいい日でした。
妻と結婚するとき、僕はこの地獄みたいな世界から妻をかくまうつもりで一緒に暮らしはじめたので、今でも妻がただ生きていてくれるだけで嬉しくて、家事をしてくれたりすると(無理してるんじゃないか…)と心配になりますが、あんまり心配するのもわるい気がしてさりげなく一緒にやったりしています。
お気に入りのストールに穴があいて落ち込んでいたら、妻が僕のだいすきな猫のかたちに繕ってくれた話、しましたっけ…
いま妻が珍しく昼寝をしているので、ラジオを消して無音の部屋でリクエストがあったナポリタンをつくっているのですが、ピーマンを刻んでいるとき、このトントンという音が妻の脳に届いているといいなと思いました。寝てるときに誰かが料理している音が聞こえると、僕はすごくしあわせに思うので。
羊文学の「何回だって言うよ、世界は美しいよ 君がそれを諦めないからだよ」という歌詞、すごすぎてひれ伏しました。
妻が通販で買い物をしたところ、商品とともに店主が撮った星空の写真が届いて喜んでいたのですが、その店のレビューに「星の写真いらない」と書かれているのを見つけて怒り、「星の写真楽しみです!」とメッセージを添えて2回目の注文をしたと言う話を聞いて「そういうとこ好き」と伝えました。
むかしむかし、結婚指輪を選んだとき「ティファニーで買おう」と言ったら妻に「何で?」と聞かれたのですが、「ティファニーは100年以上前からあるし、僕たちがおじいちゃんおばあちゃんになって指が細くなってサイズ直して欲しくなったときもまだある気がするから」と答えたら納得してくれました。
きょう食器を洗っていたら妻が背後から忍び寄ってきて「口あけて」と言うので恐る恐るあけたら、ハッカ飴を放り込んでくれたので嬉しかったです。ハッカ飴は妻のお気に入りの飴で、それをくれるというのは最上級の親愛の証なので…
風呂あがりの妻の髪をドライヤーで乾かしていたら「手持ち無沙汰で眠っちゃう…」と言われたので、何をしたら眠らないのか尋ねると、妻は「マシュマロ食べれば大丈夫だと思う」とこたえたので、引き出しからマシュマロを出してあげたらぱくぱくと食べはじめ、たまに僕の口にも入れてくれました。
きょうは10回目の結婚記念日なのでいつものように会社を早退して家に向かっています。これから近所の焼き鳥屋さんでお酒をのんで、近所のデパートで予約しておいた丸いケーキを引き取って、家に帰ってたべます。写真はちょうど10年前まえに僕が撮った妻の写真です。
Image
僕の父は長年、朝9時から夕方5時まで楽器工場で勤めて楽器を作りつづけ、退職したあとは母子生活支援施設の用務員になり、仕事のあいまに近所の林を歩き、野鳥を撮ることを趣味にしているのですが、我が父ながら(そんな優しい人生のひといるんだ…)と思います。写真は、その父が撮った鳥です。
Image
きょうは11回目の結婚記念日でした。妻は歯の治療中のため細かくて柔らかいものしか食べられないので、蕪のお粥をつくったら、美味しいと喜んでくれました。ケーキは食べられるというので、ケーキを買ってきて食べました。そして、緑と白の花だけを集めた花束をつくり、テーブルに飾りました。
Image
Image
AIRDOの飛行機に乗ったとき、離陸前から眠ってしまって、ふと起きて「もうすぐ着くのか」と思ったら、となりに座っていたお兄さんがCAさんを呼んで「この方はまだキットカットを貰ってないんです」と訴えてくれて、僕が眠っている間に皆がもらったキットカットを貰えたことがあり、今も感謝しています
幼いころ大切にされた記憶が、そのひとのこころに愛情を受けとめる器をつくるので、大人になって愛情を受けるとそれがどんな量なのかわかるのですが、その記憶を得られなかったひとは、大人になってからじぶんの力で器をつくらなければならず、それはほんとうに、ほんとうに大変なことなのです。
これは本当の話ですが、今月いっぱいで20年間勤めた会社を退職します。5月から、写真を撮ることで糧を得ようと決めました。よくよく考えて、決めました。光と不安が混ざりあった不思議な気持ちですが、僕が撮ることが誰かの力になることを知ってから、じぶんを信じることに決めました。やるぞ。
Image
僕が不規則な労働をしているので、朝早く出たり夜遅く帰ったりするとき、僕と妻はいつもメモ用紙にみじかく手紙を書いてテーブルに置き、やりとりするのですが、僕は今まで妻が書いた手紙を箱にいれてずっととってあって、それを話したら、妻も僕の手紙専用の引き出しを持っていることがわかりました。
きょう、15年くらい使い続けた水筒をどこかで無くしてしまって落ち込んでいたのですが、仕事帰り、電車に乗って、網棚にリュックをあげようとしたら待っていてくれました。
Image
妻がなにか美味しいものを口にするときの幸せそうな顔を、僕はとても好きでよく撮ります。
Image
Image
Image
Image
すこし前のことですが、高校三年生の夏からおつきあいをはじめて、今年10周年を迎えるのを機に結婚するというおふたりに「まだ恋人同士のうちに、僕たちを撮ってくださいませんか?」と頼まれ、断る理由がまったくなかったので撮らせてもらいました。撮っているあいだずっと、まぶしかったです。
Image
Image
Image
Image
妻は節約家なのですが、朝食のピーナッツバターだけは特別で、まいにち漆喰の壁をつくるかのようにトーストに塗りつけて嬉しそうに頬張っています。買い物するとき、よく「この値段ならピーナッツバターが○個買える…」と悩んでいるので、心のなかで(仕事がんばろ…)と思ったりします。
Image
Image
Image
昔々、結婚の挨拶をするため駅からタクシーに乗って妻の実家に向かっていたとき、運転手さんが「ご両親に挨拶するのかい?がんばってな」と励ましてくれたのですが、結婚式当日、僕と妻が教会に行くためにタクシーを呼ぶと偶然おなじ運転手さんが来て「おめでとうな」と言ってくれたことがあります。
まえにも言いましたけど、きょうなにがあったというわけでもなく、小さい頃からずっと寂しいんですけど、生きてるの寂しくないですか。
むかしの写真を見つけました。じぶんたちの結婚式が終わって1週間後、ばっさり髪を切った妻が友だちの結婚式に出かける日の朝。初台の古い木造アパートの台所で。あの頃は僕も妻も煙草を吸っていました。
Image
家に帰るとまず妻を抱きしめて、においを嗅ぐのですが、たまに肌からクッキーみたいな香ばしいにおいがすることがあって(すごい!これは発見だ)と思ったものの(これ、星野源の歌とおなじでは…)と気づき(星野源め…)と思いました。聴いてください、星野源で「くだらないの中に」
きょうは妻にクリームソーダをつくりました。妻は「家が喫茶店みたい」と言い、図書館で借りた矢内原伊作の「ジャコメッティ」という本がとてもおもしろいと勧めるので交代でその本を読み、夜はこないだ香川で買ったうどんを茹でて、スーパーの天ぷらを添えて讃岐風にして食べました。楽しかったです。
Image
まえに「結婚てなんですか?」と聞かれたことがあって、そのときはうまく答えられなくてごにょごにょしたのですが、いまちょっと思い浮かんだ答えは「かならず帰るという約束」です。
こないだ妻が突然「変装するから」と言って、珍しくアマゾンやユニクロで買い物をしていたのですが、数日後「できたよ」と言って見せてくれた姿が予想以上に変装できていました。左がいつもの妻、右が変装後です。
Image
Image
朝、おきると、まず湯を沸かし、妻がきょう飲むぶんの麦茶をつくり、じぶんが持ち歩くための麦茶を水筒に入れ、ふたりぶんのコーヒーを淹れ、洗濯物をたたむということをしているのですが、この時間がとても好きで、きょうの朝ふと(僕はこれをするために生まれてきたのでは…)と思ったほどです。