セレクトセール2025に行ってきました
今年も4度目となるセレクトセールに参加してきました。昨年迎えたルーラーシップの当歳馬(現1歳馬)が順調に育ってきていることもあり、今年はその一つ下の世代の、またまた当歳馬を探す目的でセリに行ってきました。
まず今年は函館から
毎年、前日の日曜から現地入りするのが恒例ですが、今年は少し予定を早めて、土曜の朝に東京を出発しました。6月に函館で旅立ったミリアッドラヴを供養したくて、今回は函館競馬場の馬頭観音に立ち寄ってから北海道に滞在しようと決めていました。
新千歳で乗り継ぎ、函館競馬場に到着したのはちょうど5Rの新馬戦の直前。
人気の白馬・マルガが出走するレースで、馬頭観音はそのスタート地点のすぐそばにありました。
せっかくスタートのゲートがそばにあるので、レースを見ることにしました。
マルガはとても力強く、堂々とした走りで新馬勝ち。真っ白な馬体がまっすぐ走る姿は印象的で、見届けられてよかったと思いました。
馬頭観音には、東京から持参したミリアをイメージしたピンクの花を対にして手向けました。静かに手を合わせました。やっぱり涙が出てしまいます。ちょうど一ヶ月の節目の日に来られてよかったです。
翌日の日曜日は日高へ移動して、育成牧場にいる昨年のセリで出会った当歳馬に会いに行きました。ツクバビューティー2024は、去年のセリではちょっと小柄で、なよっとした印象だった男の子。けれど5月末には380kgだった体重が、2ヶ月でなんと52kgも増えていて今は432kg!たくさん餌を食べてくれるそうで驚くほど立派な馬体に。ルーラーシップ産駒らしい成長ぶりで、改めて去年の判断が間違っていなかったと感じました。
(去年のセリは下の記事の後半に記載しています)
まだ名前は決まっていませんが、とても甘えん坊で人懐っこく、顔をすり寄せてくる姿が可愛らしかったです。
これまでにも1歳馬をセリで迎えてその後しばらく経って育成牧場で会うことはありましたが、ここまで幼さの残る時期にゆっくり触れ合えたのは初めて。
成長していく過程を、こんなふうに間近で見守れるのは本当に幸せなことだなと感じました。
そしていよいよ、翌日からはセレクトセール2025が開幕。まずは初日、当歳馬セールの様子から振り返っていきます。
セレクトセール初日
毎年セリの前には表彰式が行われるのですが、今回はその授与に呼んでいただきました。1日目のセリが始まる前に、G1やJpn1を勝ったセール出身馬に金メダルが贈られるのですが、ミリアッドラヴもそのひとつとして讃えていただきました。
そしてこちらが今回のカタログとパス。
表紙にはミリアの写真、そしてパスの裏にはミリアッドラヴの名前が記されていました。セレクトセールの表紙に載るというのは、ここに来る馬主さんにとっての目標でもあるので、素直に光栄な気持ちです。
さて、1日目は1歳馬のセリ。
今年は一歳は購入予定がなかったので、下見をまったくしていませんでした。会場では美味しいランチを楽しんだり、恒例のバーベキューをつまんだりして、のんびりと過ごすことができました。
馬主になって4年目ということもあり、知り合いの馬主さんや牧場関係の方も増えて、あちこちでご挨拶したり、お話ししたり。そんな時間も楽しくて、気がつけばあっという間に1日が終わっていました。
それにしても、セリに参加しない日の気楽さは格別ですね。笑
今年も相変わらず全体的に高値のセールで、これはもう“運と縁”としか言いようがありません。
欲しい馬がいて、その番号に入札するも届かず……という場面も多く見かけました。皆さん気力体力を使い果たして、ぐったりしながら帰られる姿もちらほら。
というのも、セリは朝9時頃から始まり、終わるのはだいたい19時ごろ。
フルで参加すると10時間近く会場にいることになり、それだけでもかなりのエネルギーを使います。
私はこの日は夕方ごろに会場を後にし、早めにホテルに戻って休みました。
朝から外に出っ放しだったのですっかりクタクタになり、そのまま22時ごろには寝落ちしてしまいました。
セレクトセール2日目
さて、2日目。いよいよ当歳馬のセリ当日です。
この日は朝、セリ開始前に当歳馬の下見の時間が設けられています。
あらかじめチェックしていた6頭か7頭ほどを見て回りました。
当歳馬は前日は会場入りしないため、下見ができるのは当日の朝だけ。
限られた時間の中で気になっていた馬を見て回りましたが、どの馬もとても良く見えてきっと他の方からも人気があるんだろうなと思ったので、あとはもう本当に運と縁次第だなと思いました。
「将来、繁殖にもつながるような牝馬を迎えられたら」と前から思っていたこともあり、ずっと男の子が続いていたので、ミリアに変わる子はいないのですが、やっぱり女の子がいいなと考えていました。
でも、どうなることやら……と思って朝からいましたが、チェックしていた馬たちの番号が次々とセリにかかり、みるみるうちに価格が上がっていきます。
5000万円を目安に例年よりも予算を上げて臨んだつもりでしたが、それでもまったく手が届かず。初日の1歳牝馬よりも高い価格帯の印象すらあり、「あれ? 今日は特に高くない?」と感じる場面も多かったです。
作戦変更
上場している牝馬が少ないということもあり、ここまで手が届かないとなると後半は男の子も視野に入れてみようと候補を広げてみました。
そのタイミングで出会ったのが、482番。ロージーローズのコントレイル産駒の牡馬です。
調教師の先生に選んでいただき、「この子がいいんじゃないか」と後押ししていただいて、入札にチャレンジすることに。
馬格もしっかりしていて、元気いっぱい。セリでは少し暴れる場面もありましたが、それもまた若さの表れ。
値段はじわじわと上がっていきましたが、なんとか予算内の5,000万円で落札することができました。
セリの前に馬頭観音にお参りしたこともあってか、ミリアッドラヴが良いご縁をつないでくれたような気がしています。
将来お母さんになる楽しみも見越して、朝からずっと女の子の馬だけにチャレンジしていましたが、不思議と今回はご縁がなくて、これは毎年なのですが今年も全く下見してないその場のパドックにいたお馬さんに決まりました。
(デルシエロも、ミリアッドラヴも、ルーラーシップの男の子もチェックしていた馬たちがことごとく予算オーバーで買えずに、「もう、目の前のこれにしましょ!」ってパドックで決めたので、下見は一切してないのでした)
もしかするとミリアが、「まだ生まれ変わる準備できてないから、今は男の子にしといてね」って、空から言っていたのかもしれません。
落札が決まった時点で、すでに午後5時半を過ぎていてもうクタクタ。
でも、充実した一日でした。
終わりに
ということで、今回は4日間の北海道滞在。
お参りに行ったり、育成牧場で1歳馬に会ったり、セレクトセールをゆっくり楽しんだりと、あっという間の充実した日々でした。
今年迎えた当歳馬が、2年後にどんな姿でデビューしてくれるのか、今から楽しみです。このまま元気に、すくすく育ってくれたら嬉しいですね。
そして今年は、アメリカのOBSで迎えた2歳馬も、今はまだ検疫期間中ですが順調にいけば秋にデビュー予定。トレーニングも順調と聞いているので、こちらもとても楽しみにしています。
今回のセールでも素敵なご縁に恵まれて、良い旅になりました。
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