goo blog サービス終了のお知らせ 

渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

自動二輪納車走行、公道デビュー初日に伴走

2025年07月19日 | open



昨日免許が交付され、本日
納車、公道走行デビュー初
日の人に請われてつきあっ
て、納車立ち合いと初走行
に伴走してきた。
朝広島県三原を出立し、高
速で広島市内西部にドカン。
うちから店まで約80km。

納車後に、頼まれたので広
島市内から広島県の西北部
山岳エリアま
で案内する。
冬は豪雪地帯だ。

国道186号線沿いの道の駅
スパ羅漢で待機。

四半世紀前に幼稚園児だっ
た娘と何度も入
った渓流沿
い温泉のある道の駅だ。
その頃は、スパ羅漢の少し

下にも古い民間温泉施設が
あったが、
今は無い。

ほどなく日本海側の由緒あ
る古い町
からご友人二名が
お祝いに
駆け付けた。
走り込まれているが磨き上
げられたイエローボールの
Z900RSと黒いトラ
イアンフ。
コンニチハはじめましてと

挨拶した。
丁度食事時だったので、四
人で少し下り戻って、私が
推奨提案した渓流沿いのシ
チュエーション抜群のカフェ
へGO。
途中、編隊を離れて私は少

しだけ下りのワインディン
グを先行突き抜けでドキュ
ーン走りさせてもらった。
ドッコーン、ギュイーン、
ギューン、ファンファン、
グイグイ、ドッキューン
という
やつで。
勝手に短距離間だけ「自由
走行区間」にさせてもらっ
た。右に左にヒンズースク
ワット乗り。
本当に久しぶりに自分の
限界値の5割を超える走り
を堪能した。普段は4割
以下に抑えて控えている。

到着。4名で渓流横の席を

確保。










ここは魚影が無いが、この
付近は四半世紀前には私は
毎週通っていたフライフィ
ッシングゾーンだ。ほんと
に毎週土日泊りがけで通っ
ていた。このエリアと芸北
の山岳渓流が私のホームリ

バーだった。
ここからさらに上流の本流
ではアマ
ゴ(イワナに赤い斑
点のある魚種)が釣れる。
この上流部の淵では大きな
オオサンショウウオもゆっ
たりと泳いでいる。彼らの
摂餌対象はトラウトだ。
この水系の支流源流域では
イワナ種のゴギが釣れる。
金色のイワナ。地
球上で最
西南端に棲息する
イワナ族
だ。河川最上流域にいる氷
河時代に陸封されたサケだ。

ゴギは本来日本海水系にし
かいな
かったのだが、大昔
に山岳
地帯のたんぱく質食
糧確保
の為に瀬戸内海水系
に芸北上流部において入植
された。
本物のシャケ自体はかつて
は広島県北の三次あたりま
で日本海から産卵遡上し、
鮭の塩漬けが広島藩の記録
にも見られる。
現広島県は南部瀬戸内水系
では、アマゴの降海型のサ
ツキマスが海から遡上する。
県庁所在地の市街地を通っ
てサケマス類が海から産卵
の為に遡上する全国的に珍
しい綺麗な川を広島県は有
している。

ゴギは時計盤でいうなら11
時の方角の芸北部で瀬戸内
海水系に移殖された。
芸北部においては、日本海
水系と瀬戸内海水系の河川
が極めて源流部で近接して
いるのだ。
その後、この県西部(時計盤
でいうなら8時の方角)の山
岳渓流
にも移殖、完全に天
然化して繁殖した。
幻のイワナと
呼ばれている
が、実は数は多い。


アマゴは釣るのは難しく、

ゴギは簡単。スレっからし
ではないのですぐ釣れる。
釣られた時に「参ったなぁ」

という顔をする可愛いサケ
科の魚だ。イワナはヤマメ
やアマゴと同じサケ科であ
っても、英語ではトラウト
ではなくチャーという。


こういう源流部をフライロ
ッドを持って釣り上
がる。
当然クマもウハウハいる。
私はこれまで4度遭遇した。


ゴギ。幻の魚と呼ばれる。
白い斑点が頭部まであるの
がニッコウイワナと異なる。


私が全魚種の中で一番好き
なのがゴギだ。
地球上で広島・島根・岡山
にしか生息していない。
地元でのネイティブイント
ネーションは
「ゴ(ー) ギ(ー)」
だ。
「ゴ( ̄) ギ(_)」
ではない。
最近、テレビ放送などでは
正確なイントネーションで
はなく、上から下に下がる
抑揚で呼ばれたりしている。
言語の原語の崩壊を報道が

為している。
くまモンをピグモンと同じ
イントネーションで呼ぶ間
違いと同じようなもの。
くまモンも本来は抑揚無し
のフラットに発音する。
ドラムのタタタンみたいな
フラット音階で。

ゴギ。イワナなので食性は

激しいが、とてもかわいい。


この渓流ぞいのカフェはオ
リジナルのカレーが抜群に
おいしい。
辛すぎないチキンカレー。


こちらもいける。


大昔から店前を通るたびに
駐車場に車が多く駐車して
いたが、この日も相変わら
ず大繁盛していた。
お店のマスターも感じがよ
く、私たちが退店する時に
しみじみとした感じで
「また走りに来てください
ねぇ」
と言う。
その言い回しが妙にしっく
りと来る。
たぶんイケメン(イケオジ)
のマスターもバイク乗り。
乗り人以外「走り」という
言い回しは使わない。
まじで良い店。おすすめ。


店内にはゆったりとしたオ
ールディーズジャズが流れ
ている雰囲気が良い店だが、
大人気はやはり渓流ぞいの
オープンエリアだ。


これがホントの渓流カフェ(笑


腹ごしらえも済み、日本海
の方々のご友人引き回しの
祝いの刑(笑)にお供する
ことにした。すべて下道。
ルートと立ちより場所を聞
いたら、かなりの距離にな
る。
免許取得が昨日、本日納車、
本日公道デビューなのに、
かなりハードだ(笑
「だって涙が出ちゃう。女
の子なんだもん」(1960年
代大人気スポコン女子アニ
メ「アタックナンバーワン」
の主題歌の歌詞)というのは
無さそうだ。
それに今の時代はその女子
バレーの主人公のセリフ、
放送禁止だろう。

R186をズンドコと走って
最初の道の駅に。
お約束。


アマゴなのになぜかヤマメ
との看板で焼かれて売られ
る雨の女とアユ。
鱒族は川の最上流部に棲息
し、アユは中流域に生息す
る魚種だ。


おらアマゴの塩焼き買うだ。


干物の塩焼きのように見える
が、実はベラボーにうまい。
頭から尻尾まで全部食べた。


店のおばちゃんが「お茶
るから飲んでね~」と
言う。
冷たいうまい茶。

水分と糖分、塩分の補給
了。

まだまだ走る。

デビュー初日の人は生ま
て初めて自動二輪で公
道を
走るのだが、初体験
にして
はかなり乗れてい
る。セン
スは相当良い。

そのうち、峠ライダーと
になったりして(笑


てことで、全行程下道で
の駅を四つほど巡り走
って
から、最後は県北中央の

次市内でお別れ。
地図上で広島県の三原から

真上に線を引いて、そこか
ら西の県内をぐるりと走っ
て来た事になる。
私は高速で三次市内から尾
道まで真南に南下してドカ
ンで帰還。まじドカン。
プラグをカリンカリンに焼
く。
日暮れ前に家に到着した。


あとでメールが来た。
デビューの人、三次市内か
ら出雲のご友
人について行
って、今
出雲できょうはそ
こに泊
まるとの事。
走るねえ~。生まれて初
てのオートバイでの外
出な
のに。

いい感じ。
この人「乗り屋」になるよ、
たぶん間違いなく。

新たな乗り人の誕生に乾杯
だ。
人生の初体験で良い思い出

が作れたなら、それはハッ
ピー。

本日、私は満タン給油を4回
した。

 

  
 


この記事についてブログを書く
« カワサキZEPHYRχ(カイ) | トップ | ヤマハのモーターサイクル »