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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

北国列車

2025年07月20日 | open



高校1年の時、大好きだった
彼女と、何を思ったか学校
帰りに都内で待ち合わせて
二人で列車に乗り、東京か
らするととんでもない北国
まで行った事がある。
中学の時の同級生でバスケ
部のエースだった子だ。関
東大会準優勝の時のレギュ
ラーの子。

降り立った駅では冬の木枯
らしが吹いていた。
今ならまだ東京に帰れる。
帰りの最終便に乗った。
戻ったのは深夜だった。
彼女のお父様から私は大怒
られした。
だが、私を叱る時に私に向
けてではなく、娘をきつく
叱って
から私に「君がちゃ
んとし
てくれないと、困る
じゃない
か」という言だっ
た。

素敵な父君だった。
その後、お父様は私に「娘

などは置いといて、私は君
が気に入った。君と男同士
で今後つきあいたい」と言
われ
た。
笑顔が絶えない明るい家庭
で幸せそうなご家
族を見て
いると、16才で既
に親と別
居して独りの私は、
マイホ
ームってのも悪くな
いな、
と思った。

その時の中学からの仲の彼
女は何もかも
綺麗な人だっ
た。
顔も容姿も綺麗だが、何よ

りも心が純真で美しい人だ
った。
そして、笑顔が最高に素晴
らしい人
だった。

北国列車


 


 


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