生活の苦しい人が参政党の経済政策に期待
さや候補は街頭演説では経済政策を前面に打ち出し、「自民党の石破政権が続けばこれからも増税」「そんな日本を救うためにわたしに経済を立て直させてください!」と絶叫した。
戦争についての考えなどはおくびにも出さない。選挙ポスターでも、選挙公報でも、そんなことは一切話さない。
政見放送や選挙カーなどで彼女に接した人の中には、「物価高騰と重い税負担は確かに困る。経済政策を変えてくれるなら、さや候補に期待しよう」と思う人もいるだろう。
だが、ひとたび支援者向け講演会に足を運べば、そこでは田母神俊雄氏を師を仰ぎ、涙ながらに愛国について語る彼女がいる。
党員や支援者も、右寄りの歴史観や軍備への考えには違和感を抱きつつも、まずは経済状況を、暮らし向きをなんとかしてほしいと期待している層が多いのではないか。
まるで1年前のアメリカを見るようでもある。トランプ大統領は「アメリカファースト」を掲げ「経済を立て直す」といって劇的な再選を果たしたが、就任間もない頃から、「こんなはずではなかった」と彼を支持したことを後悔する人たちが現れた。トランプ自身、7月17日には自分を熱心に押し上げてくれた一部のMAGA支持者を「愚かな人々」と切り捨てる発言をしている。
参政党は「日本人ファースト」を掲げつつ、単なる選挙用のキャッチコピーだとも党首はうそぶく。神谷代表の話はコロコロと変わるので、真意はどこにあるのかわからない。いま、参政党の経済政策に期待して応援している人たちが選挙後にトランプ支持者のように裏切られるようなことがないように、と願う。


