【2025年参院選】ロイターが世界に配信した参政党 神谷宗幣
7月17日、ロイターが参政党神谷宗幣に関する記事を世界中に配信した。日本の外で参政党神谷宗幣を巡る現象がどう語られているかを見るよい機会だと思うので、省略せずに全文を訳した。機械翻訳で下訳を作り、それを修正していった。
元の記事:
'Japanese First' party shakes up election with alarm over foreigners
By Tim Kelly and John Geddie
July 17, 20257:22 AM GMT+7Updated July 17, 2025
【東京 7月16日 ロイター】──日本の選挙を前に、新興政党が、移民による静かな侵略('silent invasion' of immigrants)への批判を掲げて支持を拡大しており、外国人への懸念に取り組むよう政府に圧力をかけている。かつては政治の周縁にとどまっていた言説が、主流に引きずり込まれている。
新型コロナウイルスのパンデミック中にYouTube上で誕生し、ワクチン接種や“闇のエリート支配層”に関する陰謀論を拡散していたこの政党「参政党」は、今度の日曜日の参議院選挙を前に、「日本人ファースト」のキャンペーンで支持を広げている。
世論調査では、今回の改選125議席のうち10~15議席程度しか獲得できないと見られているが、それでも参政党は、政権維持のために野党にますます依存せざるを得なくなっている石破茂首相率いる不安定な少数与党の支持層をさらに侵食している。
「かつては、移民の話題を出すだけで左派から攻撃されました。今も我々は叩かれていますが、同時に支持も得ているのです」と、47歳のカリスマ的リーダーである党首・神谷宗幣氏はロイターのインタビューで語った。
「自民党や公明党は、彼らの支持を維持したいのであれば、沈黙を守ることはできません」と神谷氏は続け、過去70年近くにわたって日本を統治してきた石破氏の自民党と、その連立与党である公明党に言及した。
政治アナリストによれば、神谷氏のメッセージは、近年記録的な数の観光客を呼び込んでいる経済と通貨の弱さに不満を抱く有権者の心をつかんでおり、それが日本人にとって手に負えない物価上昇にさらに拍車をかけているという。
急速に高齢化する社会において、昨年は外国出身の居住者が約380万人と過去最多を記録したが、それでも総人口のわずか3%に過ぎず、アメリカやヨーロッパの水準と比べればごくわずかである。
元スーパーマーケット店長で英語教師でもあった神谷氏は、アメリカのドナルド・トランプ大統領の「大胆な政治スタイル」に触発されたと語っている。
彼がドイツのドイツのための選択肢(AfD)やリフォームUKなどと比較される他の極右政党の道をたどることができるかは、まだ不透明だ。
彼が、ドイツのための選択肢(AfD)やリフォームUKなど、自ら引き合いに出してきた極右政党の軌跡をたどることができるかどうかは、まだ定かではない。
しかし、その要素は揃っていると、東京の神田外語大学で日本の右翼政治を研究する講師のジェフリー・ホール氏は語り、参政党のオンライン上の支持層、若い男性への訴求力、そして日本固有の文化を侵食する移民に関する主張を指摘した。
「かつては公然と語ることがタブーとされていた反外国人感情が、いまや解き放たれてしまった」と彼は付け加えた。
移民問題が選挙の主要争点として浮上する中、今週石破首相は、「外国人による犯罪や秩序の乱れ」への対応を目的とする政府の新組織、「外国人との秩序ある共生社会推進室」の設置を発表し、彼の政党は「不法外国人ゼロ」の方針を掲げた。
世論調査によれば、石破首相率いる与党連合は、昨年のより影響力のある衆議院選挙に続き、今回の参議院選でも過半数を失う見通しだ。
石破政権は辛うじて継続すると見られているが、政策の実現には連立の拡大や他党との合意形成が必要になるだろうと、アナリストたちは指摘している。
私は熱くなりやすい
2022年に党として初の議席を獲得した神谷氏は、かつて「天皇は側室を持つべきだ」と受け取られかねない発言で悪名を馳せた人物であり、党が以前支持していた物議を醸すような主張の一部をトーンダウンさせようとしている。
たとえば彼の選挙公約には、減税や児童手当の増額といった政策が盛り込まれており、これらは多くの野党も掲げる政策で、日本の財政健全性や巨額の国債残高に懸念を抱く投資家たちを不安にさせている。
参政党は、日本の保守的で硬直した政治の中で足場を築こうとしてきた一連の小規模な極右政党の中でも最新の存在だが、オンライン上の支持を見る限り、長期的な影響力を持つ可能性もある。
統計サイト「socialcounts.org」によれば、参政党のYouTubeチャンネルの登録者数は40万人で、他のどの政党よりも多く、自民党の3倍にあたる。
とはいえ、課題も残っている。アメリカやヨーロッパの右翼政党と同様に、参政党の支持は20代・30代の男性に大きく偏っているのだ。
神谷氏は、東京での当選が有力視されている歌手の「さや」など、複数の女性候補を擁立することで、支持の幅を広げようとしている。
選挙戦の初期に、神谷氏は男女平等政策を「誤り」と断じたことで反発を招いた。彼によれば、それらの政策は女性に働くことを奨励し、子どもを持つことを妨げているという。
「自分が熱くなりやすいタイプだからでしょうね。そういうのは男性にはウケるけど、女性にはあまり響かないんだと思います。」と、参政党の男性支持が多い理由を問われた神谷氏は答えた。
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