重度の知的障がいの男性、コロナ感染 「診察されず死亡」遺族が訴え
新型コロナウイルスに感染し、静岡市立静岡病院に搬送された重度の知的障がいのある男性(24)が十分な診察や治療をされずに自宅に帰され、4日後に死亡したことが9日、明らかになった。男性の遺族が毎日新聞に証言した。亡くなって3週間近くがたつが、静岡病院は遺族に「状況を確認中」と明確な説明をしていない。毎日新聞に対して「規約にないが、今、公表すべきでないと判断した」とし、取材に応じていない。【金子昇太】
亡くなったのは、静岡市葵区の藤沢大眺(だいち)さん。2月12日夕に40度を超える高熱が出た。意識がもうろうとした様子で顔が真っ赤だったため、弟の雄偉(ゆうい)さん(23)が救急車を呼んで、静岡病院に搬送された。
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