ドラゴンボールad astra   作:マジカル☆さくやちゃんスター

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第十六話 凶悪化

 サイヤ人の出現に気付いたのは、当然ながらリゼット達だけではない。

 悟空、天津飯、クリリン、ヤムチャ、餃子もリゼットのように星間距離があろうとすぐに気付くとまでは行かずとも、地球に降下すれば嫌でも気付く。

 故に彼等がパプリカ荒野に集結するのは至極当たり前の流れであり、ここに地球の戦士9名と神の1柱、計10名が集まる事となった。

 人数差は歴然……しかしベジータに動揺はない。

 腕組みを解く事すらせず、隣で相変わらず蹲っているナッパを気にする事もなく、不敵に笑っている。

 

「来ましたか、皆」

「ああ……こいつらがサイヤ人なんだな?」

 

 リゼットが視線すら向ける事なく、戦士達の到着を歓迎する。

 それに対し、悟空もまた視線をサイヤ人から外す事なく会話を交わす。

 既に戦いは始まっている。視線を逸らす油断など晒せない、という事だろう。

 ナッパが視線どころか隙をこれでもかと晒しているが、そこは攻撃してやらないのが男の情けだ。

 女であるリゼットに、この痛みはきっと理解出来ない。

 

「おやおや、団体さんのお出ましで。

ならこっちも、少し数を揃えてやるとするかな」

 

 ベジータが余裕を崩さず、戦士達を見る。

 スカウターに計測された数字で、とりあえず警戒に値すると判断出来るのはカカロットの5000くらいか。

 しかし地球の戦士達は戦闘力を自在に変化させる事が分かっている以上、これは全く当てにならない。

 ナッパを悶絶させたあの女も今の所は戦闘力僅か1000だが……きっと、そんなものではないだろう。

 もしかすると、カカロットよりもあちらの方が危険な手合いかもしれない。

 そう、ベジータは何となく勘で察していた。

 

「ナッパ、確かサイバイマンが6粒残っていたな。出してやれ」

「…………ちょ、ちょっと、待ってくれ……まだ、動けな……」

「……もういい、俺がやる」

 

 ベジータは這い蹲るナッパからサイバイマンの入った瓶を奪い取る。

 だがそこで妙な事に気が付いた。

 サイバイマンの元となる種……その数が明らかに多い。

 ナッパからは6粒と聞いていたのだが、明らかに10粒以上ある上に、どういう事か高級品であるテンネンマンやジンコウマンの種まで混ざっていた。

 

 テンネンマンとジンコウマンはサイバイマンの上位改良品種だ。

 特にジンコウマンの戦闘力は凄まじく、その戦力は単騎でナッパに匹敵する。

 そこそこの環境の惑星を5個は売り飛ばして、ようやくこれ一粒と釣り合う価格、といったところだろうか。

 ナッパめ、何時の間にこんなものを買っていたのだろう。

 

「まあいい。使わせてもらうぞ、ナッパ」

 

 敵の戦力は予想を超えている。

 無論自分が負けるなどとベジータは考えていないが、カカロットの戦闘力5000は正直に言って予想していなかった。

 白い女も未知数であり、この全員を相手にするのは少し面倒だ。

 だから雑兵で数を減らせれば、それはそれで楽になる。

 ベジータはそう考え、地球の土に種を植えていく。

 

 サイバイマンの成長は早い。

 土に植えてほんの数秒もすれば勝手に成長して生えてくる。

 ベジータが植えた人造兵士達は瞬く間に成長し、奇怪な鳴き声をあげながら土から姿を現した。

 緑色のサイバイマンが10体。

 桃色のテンネンマンが5体。

 そして白のジンコウマンが2体。

 合計17体……これで地球側を数で上回ってしまった。

 その不気味な容貌にクリリンが冷や汗を流す。

 

「うえっ、何だこいつら、気持ち悪っ!」

「皆、油断しないで。各自、最初から全力で当たりなさい!」

 

 リゼットの号令に従い、後ろから一斉にピッコロ達の『アンテ』の声が聞こえる。

 それと同時に悟空以外の全員が一気に戦闘力を上げ、ベジータが感心したように声をあげた。

 本来ならばここで『ゲーム』と称して一体一体かかってくるはずだが、どうもそうはいかないらしい。

 悟空が最初からいるからなのか、それとも別の要因か……。

 ベジータと、ようやく立ち直ったナッパを含めた19人が同時に飛びかかる!

 その目は一瞬真紅に輝き、全身から黒いオーラを放つ様は前知識があるはずのリゼットをして、違和感を感じるには十分なものだった。

 おかしい……何かが違う。

 それに、全員の気が明らかに上昇している!

 

「っ、私が7体を引き受けます! 皆は残りを!」

 

 この戦力と数は不味い。

 せっかく修行で強くした戦士達すらも殺されてしまいかねない。

 そう判断したリゼットは素早く人差し指を立て、空へと向けるように突き上げる。

 すると彼女を中心に大気が爆ぜ、2体のジンコウマンと5体のテンネンマンを空へと跳ね飛ばした。

 とりあえず意味のわからないイレギュラーは消してしまおうという算段だ。

 

「――Kinect(キネクト)

 

 気の固定化により、自らが発した気を神話に語られるヴァルキリーの姿に変容させる。

 SGカミカゼアタックを参考に編み出した自律思考気弾であり、要は形を変えただけのSGカミカゼアタックだ。

 生み出された白の戦女神達は無駄に剣まで備え、術者の号令を待つ。

 

「散開!」

 

 7体のヴァルキリーがそれぞれの敵へと飛びかかる。

 逃げようがどこまでも追尾し、防御すればその場で爆ぜる。

 初見殺しの自律追尾気弾だ。子供の考えた技だと馬鹿にしたものではない。

 軽く放ったものだが、それでもあの程度の敵ならばそれぞれ一撃で仕留めるだけのパワーは持たせた。

 そしてどうやらテンネンマン達は見事に初見殺しに嵌ったようだ。

 全員が防御や迎撃を試み、自律気弾――キネクトに触れてしまっている。

 

 爆破――空が爆炎で揺れた。

 

 

 

「ば、馬鹿な! テンネンマン達がああも容易く……!」

「どこを見てやがる!」

 

 いとも容易く葬られたテンネンマン達にナッパが驚きを露にする。

 だが今は戦闘中。そんな暇などない。

 余所見をした彼の頬をピッコロの肘が打ち抜き、歯をへし折る。

 更に追撃の蹴り上げ。今度は顎に罅を入れられ、ナッパは空中で1回転して地面に顔から墜落した。

 

「ぐっ、こ、このナメック星人め……やりやがったな!」

 

 怒りに任せ、黒いオーラを纏いナッパが飛びかかる。

 ピッコロもそれと同時に駆け、両者の間で拳と蹴りが飛び交う。

 防ぎ、避け、弾き、逸らし、その弾幕の間を縫ってピッコロの拳がナッパを捉える。

 鼻血が吹き出し、だがナッパは倒れない。

 呆れたタフさで踏み止まり、拳を突き出した。

 

「遅いぜ!」

 

 ナッパの拳を顔に届く寸前で受け止め、握力に任せて拳を握る。

 万力で締められたような痛みにナッパが呻き、その隙を見逃さずピッコロがナッパの顎を膝で蹴り上げる。

 更に挟みこむように肘を頭へ叩き込み、さしものナッパもこれには一瞬意識を飛ばされた。

 

「……くたばれ!」

 

 間髪入れず、全霊の拳を鳩尾へ打ち込み、ナッパの身体を「く」の字に曲げる。

 最後に彼の腕を掴み、空中へ投擲。

 身動きを取れなくし、口から破壊光線を発射した。

 

「ちっ、畜生! ちくしょォォォォーーーッ!!!」

 

 ナッパの全身が破壊光線の奔流に焼き尽くされる。

 腕が焼かれ、足が焼かれ、顔が焼かれ、全身が焼かれる。

 無駄にタフな彼といえど、この戦力差から放たれた攻撃を耐えるなど出来ない。

 哀れなサイヤ人は無様に地面に墜落して動かなくなり、それを見届けたピッコロは口角を釣り上げた。

 

「ひええっ……」

「さ、流石はピッコロだ……いずれまた敵に戻るのかと思うとゾッとするぜ」

 

 サイヤ人の一人をあっさりと倒してしまった大魔王の戦闘力に、クリリンと天津飯も畏怖を隠せない。

 だがそういう彼等もまた、地球の精鋭。

 その足元には既に事切れたサイバイマンが3体転がっており、戦いの結果を明らかにしていた。

 

「なあに、その時は俺達が止めりゃいい。そうだろ?」

「大丈夫、天さんも強い」

 

 声の聞こえた方向をクリリンと天津飯が振り返る。

 そこには、どうやらこちらも片を付けたらしいヤムチャと餃子が余裕の表情で佇んでいた。

 遅れて、そこに兎人参化とMr.ポポ、悟飯も集まる。

 ポポの足元には首を千切られたサイバイマンの死体が二つ転がり、悟飯もどうにか1体は倒したようだ。

 そして人参化の手には二つの人参があり、バリバリと喰らっている。

 サイバイマンがどうなったのかは……まあ、見ての通りだ。

 

 しかし殺したと思っても油断出来ないのがサイバイマンだ。

 木っ端微塵にするまで気を抜いていい相手ではない。

 悟飯の足元に転がっていたサイバイマンが突如立ち上がり、彼に飛び掛かったのだ。

 完全に不意を突いたその攻撃に天津飯達は反応が間に合わず、悟飯は絶望に目を見開く。

 

「――狼牙風風拳!」

 

 しかしそれを予期していたようにヤムチャが飛び込み、狼の牙を模した拳打がサイバイマンの頭を打ち砕いた。

 続けて、まだ原型を残しているサイバイマンの死体に気弾を撃ち込んで爆破。

 今度こそ完全にサイバイマンを仕留め、しかしヤムチャは残心を忘れずに小さく息を吐いた。

 

「へっ、そう来ると思ったぜ。お前等の自爆は予習済みなんだよ」

「あ、ありがとうございます……助かりました」

「なあに。俺も一度はあれに引っかかった身だ。偉そうな事は言えないさ」

 

 悟飯の礼に返事をしながら、ヤムチャは思い出すように笑った。

 修行前にリゼットにやらされた精神の旅は決して無駄ではなかった。

 あの時の屈辱の体験があったからこそヤムチャはサイバイマンの自爆を予期し、こうして仲間を守る事が出来たのだ。

 あの時のサイバイマンとは別個体だが……それでも、確かに雪辱は果たさせてもらった。

 

「皆、どうやら無事のようですね」

 

 最後に7体を始末したリゼットが着地し、全員の無事を確認した。

 多少敵も謎の強化を果たしたようだが、リゼットの影響で更に強くなった戦士達には及ばなかったようだ。

 その事に安堵し、しかしすぐにリゼットは表情を引き締める。

 まだ一人、肝心な人物がここにいないからだ。

 

「悟空君はベジータというサイヤ人の相手をしているようですね」

「あいつか……奴だけは桁違いの強さを感じた。

いくら孫が界王の修行を受けたといっても、一人で勝てる相手ではなかろう」

 

 リゼットの発した呟きにピッコロがすぐに反応する。

 流石に敵の強さを見抜く目は一流だ。

 すでにこの時点でベジータと悟空の力関係をほぼ見切ってしまっている。

 悟空には界王拳があるので、実際には彼が思うほど差は大きくない。

 しかし、それを計算に入れても尚ベジータが上回っている。

 ましてや今のベジータは謎のパワーアップをしており、本来よりも上だ。

 とても勝てる相手ではない。

 

「ええ、急ぎましょう。いくら悟空君でも長時間は――」

 

 その瞬間。

 リゼットは……いや、ここにいる戦士全員が同時にそれを感知した。

 ベジータの気が、明らかに異常とも呼べる増幅を始めたのを。

 気の開放、なんて温い話ではない。

 明らかに2倍、3倍、4倍と膨れ上がっている。

 悟空も2倍や3倍くらいにはなっていたが、ベジータのそれは段違いだ。

 

「そんなっ!? 早過ぎる!」

 

 この異常事態に真っ先に気付いたのはリゼットだ。

 というよりも、知識を持つ彼女以外にこの異常事態を正確に把握出来る者はいない。

 ベジータは確かに悟空との戦いの中で大猿になる。それは間違いない。

 だが早過ぎる! まだ戦いが開始されてからそんなに時間が経っていない。

 本来そこにあるはずの、戦いの過程を飛ばしていきなり大猿になるなど、ベジータらしくない。

 

「お、おい。何だあの空に浮かんでるの……? あれ、満月か……?」

「馬鹿な! 月は俺が消したはずだ!」

 

 クリリンが空に浮かぶ光球を指差し、ピッコロがそれを否定する。

 無論彼等はパワーボールの存在など、知る由もないだろう。

 いや、それを知るリゼットですらこんなに早くパワーボールを出すなど完全に予想外の事だ。

 何せ、まだベジータは悟空に追い詰められていない。

 実力で上回っているのに、余裕を見せずにいきなり変身するなど、どうかしている。

 おかしい……一体、何が……?

 

 その時リゼットは一瞬、確かに見た。

 遠視の能力を持つ彼女だからこそ気付けた、その存在。

 遥か遠くからこちらを見て、哂っている女がいる。

 ラディッツの時にもいた、あの魔族の女がこちらを見て嘲笑っている!

 

「――っ!」

 

 リゼットはすぐにそちらに視線を移し、掌を向ける。

 だが、いない。

 既にその姿は影も形も失せている。

 まるで瞬間移動でもしたかのように、完全にいなくなっているのだ。

 

(馬鹿な……! 一体、あの女性は……!)

 

 知らない、あんな人物など私は知らない。

 戦慄するリゼットへ、天津飯が遠慮がちに声をかける。

 

「神様……早過ぎる、というのは一体どういう事ですか?

貴女は、サイヤ人のこの力を知っていたのですか?」

「……その説明は、向こうへ向かう道中でお話します。とにかく、今はまず急ぎましょう」

 

 リゼットは言うや否や飛翔し、その後に戦士達が続く。

 リゼット一人であれば、それこそほんの数秒で悟空の所へと辿り着けるのだが戦士達の速度に合わせる必要があるのが今は苦痛だった。

 特に餃子。お願いだからもう少し速く飛んで欲しい。

 

「……サイヤ人は満月を見る事で巨大な猿へと変化します。

その戦力の増大は、以前の悟空君から推測するに凡そ10倍……そして条件としては、尾がなければ変身は成立しない、という事が分かっています。

もっとも、これはピッコロやクリリン君、ヤムチャも知っている事ですが」

「その通りだ。だから俺はそれを見越して月を破壊した。

にもかかわらず、奴は変身したな。

……リゼット、貴様、奴が満月抜きで変身出来ると知っていたな?」

「はい、知っていました」

 

 ピッコロの疑問に、リゼットはあえて偽りなく答えた。

 あの失言をしてしまった以上、隠しても意味などない。

 それよりはさっさと認めて、話を進める方が重要と思ったからだ。

 

「一部のサイヤ人は自ら編み出した気の塊と、惑星の酸素を混ぜ合わせる事で人工の小さな満月を生み出す能力を有しています。

そしてベジータとはサイヤ人の故郷である惑星ベジータの名前そのもの。

即ち彼は王族に連なるサイヤ人であり……“それ”を作る能力を有しているだろう事は、最初から確信していました」

「な、何故それを孫に言わなかった!?」

「言う必要がないと思っていたからです。

ベジータと悟空君の実力差ならば、悟空君には失礼ですが変身する事はないか、あるいは変身するにしても戦いが佳境に入ってからと予測していました。

……私の予定では、ベジータが変身する前に悟空君と合流してからベジータの尻尾を切り、皆で一気に倒してしまうはずだったのです」

 

 それに、とリゼットは言葉を続ける。

 

「それに……悟空君は幼い頃、大猿と化して自らが敬愛していた祖父を踏み殺しています。

……何も知らずに済むなら、それが一番だった……」

「……つまり、この状況は貴様にとっても予想外と?」

 

 ピッコロの言葉が胸に刺さる。

 責めているようなその視線が、リゼットの良心を苛んだ。

 知らずに済むならそれが一番だった。

 辛い過去など知らなくてもいいと思っていた。

 だから、本来と違っていてもベジータを早々に倒してしまおうとリゼットは考えていたのだ。

 そう。変身させてやる気などなかったのだ。

 

 だが、全ての予定は崩れ去った。

 何故かベジータは余裕のあるうちから大猿になり、悟空は真実を知ってしまった。

 おそらくはあの魔族の女が何かしたのだろうが……何の為に?

 そもそも、あれは一体何者なのだ?

 

「……はい、全ては私の計算違いです。

ベジータがこんなに早く変身するなんて思っていなかった……」

 

 そう、この流れは本来ありえない事だ。

 ベジータのプライドの高さを思えば、大猿化はまさに最後の手段。

 自分が相手より劣っていると認めているに等しい屈辱の切り札。

 それを、相手より上回っている状況で使うなどあり得ない。

 

 妙に禍々しいサイヤ人の気。

 明らかに本来より上昇している戦闘力、増えていたサイバイマン。紛れ込んでいたテンネンマンとジンコウマン。

 そしてベジータの脈絡のない大猿化に……あの魔族の女。

 偶然ではない。恐らくはあの女が本来の流れに手を加えている。

 自分と同じような知識持ちの転生者か?

 それとも、未来トランクスのような歴史の介入者?

 自分が知らない、アニメオリジナルかゲームオリジナルの敵?

 ……わからない。推理材料が少なすぎる。

 

「……急ぎましょう。何か嫌な予感がします」

 

 知識があるのに……否、知識があるからこそ、状況が全く分からない。

 リゼットは唇を噛み、飛行速度を上げた。




・描写されなかった悟空VSベジータの流れ
1、ベジータが原作より強いので悟空がいきなり界王拳3倍
2、これでようやく凶化ベジータを上回る
3、何故かベジータがここでいきなりもっと凶悪化し、大猿化←今ここ
ゼノバースだと追い詰められてもいないのに大猿になるベジータは本当鬼畜やで。


【各キャラ戦闘力】
・ベジータ
基本戦闘力:18000
凶悪化:23400
Pボール発動後:15000
大猿化:150000

・ナッパ
基本戦闘力:4000
凶悪化:5200
リゼットによる初撃ダメージ:3500

・ジンコウマン×2
基本戦闘力:4000
凶悪化:5200

・テンネンマン×5
基本戦闘力:2400
凶悪化:3120

・サイバイマン×10
基本戦闘力:1200
凶悪化:1560

Kinect(キネクト)
リゼットが編み出した技の一つ。
戦乙女を模した気弾を生成し、敵へけしかける。
放たれた戦乙女は自らの判断で敵を追い、ただの追尾気弾では不可能な動きで敵を追い詰める。
フェイントは勿論、他の戦乙女と協力して逃げ道を塞ぐように追い詰める事も可能。
命中するまでどこまでも追いかけて来る上に、追いつけないと判断した時にはあえて撒かれたふりをして寝込みを襲う。
リゼット版ゴーストカミカゼアタック。
しかし術者の差により、ゴテンクスのそれよりも数段えげつない方法で追いかけて来る。
敵に触れても爆発しない繰気弾タイプもある。
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