「もっちもちの生パスタ」製法めぐり神戸の製麺メーカーが提訴「企業秘密不正に使われた」委託先は反論「特許情報から明らか」
企業秘密にあたるパスタの製法などを不正に使われたとして、神戸市の製麺メーカーが委託先に対し、損害賠償などを求め提訴していたことがわかりました。
訴えを起こしたのは、生パスタなどを製造する神戸市にある製麺メーカー「神戸瑞穂本舗」です。
訴状によりますと、神戸瑞穂本舗は、独自に開発した業務用の「もっちもちの生パスタ」をめぐり、2013年に委託先の「シマダヤ」と秘密保持契約を結び、製造方法を開示しました。
シマダヤは翌年から自社製品として、「ゆであげ生パスタ」の販売を開始しましたが、神戸瑞穂本舗は、もちもち感を出すための、原材料の配合や製法を不正に使われたとして、1億円の損害賠償と商品の販売差し止めなどを求めています。
17日の第1回口頭弁論で、シマダヤ側は「どの部分が企業秘密にあたるのか判然としない」などと主張しました。「製法はすでに特許情報から明らかだった」などと反論しているということです。