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英独が友好条約を締結　相互に防衛　対ロシアへ結束強化

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テレビ朝日系（ANN）
亀山陽司さんが推薦中

All Nippon NewsNetwork(ANN)

ヨーロッパでロシアの脅威が高まるなか、イギリスとドイツが安全保障協力の強化を柱とする友好条約を結びました。 イギリス　スターマー首相 「我々は欧州が直面している課題の大きさを認識しており、真正面から立ち向かうつもりだ。友好条約は我々が共有する目標と価値観の表れである」 　17日、イギリスのスターマー首相はロンドンを訪れたドイツのメルツ首相とともに友好条約に署名しました。 　条約には兵器の共同開発や一方の国が武力攻撃を受けた場合に軍事的な手段を含めて支援することなどが盛り込まれています。 　ウクライナ侵攻を続けるロシアの脅威に対抗するため、結束を強める狙いがあります。 　BBCによりますと、イギリスとドイツが二国間で条約を結ぶのは第2次世界大戦以降初めてで、メルツ首相は会見で「ドイツとイギリスの関係にとって歴史的な日だ」と述べました。 （C）　CABLE NEWS NETWORK 2025

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鶴岡路人
慶應義塾大学総合政策学部教授

解説今回の英独条約は包括的なものだが、やはり武力攻撃時の相互防衛・支援へのコミットメントを確認した第3条が注目だ。その前提は条文に書いてあるように、英独のどちらか一方のみに戦略的脅威が及ぶことはないという認識である。戦略的脅威が発生するのであれば、両国が影響を受けるということだ。 なお、フランスはドイツ、ギリシャ、イタリア、ポーランドと、英国はスウェーデンおよびフィンランドと類似の条項を含む条約・協定を締結している。欧州におけるトレンドといってもよい。欧州防衛は引き続き NATOが基礎であり続けるものの、欧州諸国間でこうした相互防衛、支援の重層的なネットワークが形成されつつあるのは重要な動きだ。

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