欺瞞
元の開発スタッフたちは未払いとパワハラで弁護士を通して係争で離脱、イラストレーターたちももう書かないと言っている状態でキャラクターの香水が出る。いったい誰が監修してどう決めたのか。イベント自体は決まっていたので動かせないのは仕方ないけれども、それでもこうしてファンに対して不義理を行えるのは、欺瞞を感じます。
作品やクリエイターへ、これまで築きあげてきたリスペクトや罪悪感があればできない、何よりファンコミュニティの温度感を無視し、ただただツギハギで誤魔化し、それらをRTすることで、他経営者層へ「何も起きていませんよ」と外面を保つことを選べることがすごい。
社会において、「稼げる時に稼ぐため、人道に反する行為も仕方がない」と暗黙の了解で回ることも驚く。他人の精神や思いは商売より優先されることはなく、全員が「とりあえず仕事をやっただけ」と責任を分散して逃げる。もはや原型がなくなって成立していない・誰が見たっておかしい歯車を放置したまま。
どうあっても欺瞞なことに、皆が気づいて目を瞑る。
結局、人は作品や芸術に身を捧げたふりをしている。目に見える眼前の欺瞞に対し、「自分じゃどうにもならないから」と、ぎゅっと瞼を閉じて見えていないフリをできる。それでも社会を回す方が正しいからと言い張るなら、ただ思考停止と責任放棄でしかないと悲しくなるが、やっぱりフリで生きているから、恥や罪悪感すらも真正面からウケはしないでしょう。
嘘をついても魂の穢れる感覚のない者には、人間では敵いません。
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