リニア工事現場で汚水流出 近くの川へ7000リットル 県が水質調査 山梨・早川町
山梨県早川町のリニア中央新幹線のトンネル工事現場から基準値を超えた六価クロムを含むとみられる汚水が近くの川に流出した問題で、流出した汚水は約7000リットルに上ることが分かりました。
この問題は17日午前1時半ごろ、早川町新倉のリニア中央新幹線のトンネル工事現場で掘削した土に触れた水をためておく水槽から水があふれ、近くの早川に流出したものです。
流出した汚水は約7000リットルとみられ、水槽に残っていた汚水からは排水基準値を超える有害物質の六価クロムが検出されました。夜間は停止することになっているポンプを作業員が閉め忘れたことが原因で、確認されるまで約7時間半にわたり水槽に水が送られ続けていたということです。
JR東海が行った検査では早川の水質に異常は確認されなかったいうことですが、県も独自に上流と下流の2か所で水質を調査しています。