広島県知事 カザフスタン訪問で核実験の被ばく者の男性と面会

冷戦時代に核実験が繰り返された旧ソビエトのカザフスタンを訪れている、広島県の湯崎知事は、18日、核実験の被ばく者の男性と面会しました。

核兵器の廃絶に向けて連携を深めようと、中央アジアのカザフスタンを訪れている広島県の湯崎知事は、18日、450回以上の核実験が行われた「セミパラチンスク核実験場」の跡地から150キロ離れたセメイで、核実験の被ばく者の男性と面会しました。

アフメトジャノフさんは子どものころ、実験場から40キロ離れた場所に住んでいて、キノコ雲を見たということです。

核実験は秘密裏に行われていたため、アフメトジャノフさんは「当時は住民を楽しませるための見せ物だと思っていた」と話していました。

胃の痛みなどがあり、核実験による健康被害を訴えています。

かつてのセミパラチンスク核実験場とその周辺では住民など150万人が健康被害を受けたとされ、研究や治療を続けている地元の医科大学によりますと、被ばく者やその次の世代の健康にも影響を与えているということです。

カザフスタン訪問を終えた湯崎知事は、NHKの取材に対し「広島や長崎にとってはことしが被爆80年だが、カザフスタンでは80年代まで核実験が行われていた。まだまだ最近のことだという重みを感じた。カザフスタンのように核被害を受けたところと連帯を進めていくことが重要だ」と述べ、核兵器廃絶に向けた連携の強化に意欲を示しました。

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