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淫行、マネロン、高級外車… タイの贅沢僧侶は地獄に落ちる

 DSIの調べでは、全部で70台の車を購入し、このうちの22台のベンツは9500万バーツ相当の価値があるという。ベンツのうちのいくつかは上級の僧侶に賄賂として渡した。自動車の闇市場でも売却したとみられる。

 旅行は必ず自家用ジェット機かヘリコプター。国内を巡った際にかかった30万バーツは現金で支払った。バックの中には100ドル札が大量に入っていたとされる。さらに当局は、3年前、ボルボを運転中にひき逃げ死亡事故を起こしたとみているとされる。

 市民の善意を悪用し、自らの欲求に使い続けた悪徳僧侶。DSIの捜査官はこう指摘している。

 「僧侶の犯罪で、ここまで広範囲に多くの人に損害を与え、タイ社会に衝撃を与えた事件はない」

腐ったリンゴ

 京都府警は今年7月、得度して名前を変更し、多重債務者であることを隠して住宅ローン代金約3600万円を詐取したとして、詐欺容疑で、同府宇治田原町の風俗店従業員(29)ら2人を逮捕、京都市山科区の僧侶(48)ら3人を再逮捕した。

 府警によると、風俗店従業員の女は借金を抱え、住宅ローンの融資を受ける資格がなかったが、平成19年6月に僧侶のもとで得度し、戸籍上の名を変更。僧侶ら5人は平成22年4~5月、ローン会社から住宅購入の貸付金約3600万円をだまし取った疑いがもたれている。

 女は犯行後は養子縁組をして姓も変えていた。出家が理由であれば、家庭裁判所が姓名の変更を認めやすいといい、僧侶はこれを女に指南していたとみられている。

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