今年ももう終わり。ボックスも終わったし投稿しますってことで。
一か月も待たせてどうも申し訳ない。
オケアノスー1
“恥の無い生涯を送る”というのが、今世のオレにとっての目標だった。
それが前世の名前に込められた両親の意思だと思っていたし、前世の後悔を払拭したいという思いが、あの頃のオレは強かった。……今でも、そうかもしれないが。
なんにせよ、オレにとって“名前”というのは、ことさら大切なものだったのには違いない。それが前世の両親から受け継いだものの中で、唯一今のオレに残っているものだったから。
なんの嫌がらせなのか、オレは今世でもシロガネハズムという名前をもって生まれた。けれど、そこに込められている意味が全然違って、それゆえに、オレは
まるで前世の両親から受け継いだ思いを上書きされているような心地だった。オレだけが覚えている尊い思い、なにものにも代えがたい大切なものを踏みにじられたようで。
いっそ別の名前で生まれたかったと何度考えたことか。こんな名前を付けた今生の両親に対して、どれだけ心の中で八つ当たりしただろう。
けれども、当然、今生の両親に非なんてまるでなかった。ただただオレを慈しんでくれていて、オレという存在に大切な意味を与えてくれていただけだった。そのことを、今では身に染みて理解している。
結局、シロガネハズムという人間は、前世でも今世でも、名前に込められた意味に答えられない人間だった。
“名前に恥じ無い”人間であることも、“どんな苦難も打ち砕いて進む”人間であることも、オレのようなやつには、どだい無理な話だったということだ。
だから、これは贖罪だ。親の愛に、家族の信頼に、オレに授けられた様々な思いをないがしろにしてきた罪を
そのためには、確かな功績を立てなければならないと思った。それこそ
そうすれば──過去にどのような人間であったとしても、その時シロガネハズムという人間が、世界を救ったのだと。誰かの命を守ったのだと。そう胸を張って告げることができるのならば。
その時にこそ。オレはあの素晴らしい両親たちの子供であるのだと──あのあたたかい家族たちの一員であるのだと、自信をもっていられると思うんだ。
◇
◆
潮の香りを風が運んでくる。
ざあざあと、波が船底をうつ音が心地よく響き、晴れ渡る空からそそぐ日差しが暖かな気持ちにさせてくれる。
ここは第三特異点の海の上。俺たちカルデアは、“太陽を落とした女”フランシス・ドレイクの船の上にいた。
豪快な性格の彼女に付き従う屈強な海賊たち、
「la、……lala~」
エウリュアレの鈴を鳴らすような歌声が耳を撫でる。それをBGMにしながら──女神の歌を
この特異点が今までとは一味違う環境だからなのか、マシュは心なしか目を輝かせながら水平線を見つめている。女神の華麗な歌声の流れる空間で、彼女のような美少女が黄昏れている様はとても絵になる光景で、思わず見惚れてしまいそうだ。
穏やかでゆったりとした時間が流れる
そうではなさそうな一角も、ここにはあった。
「……」
「……」
デッキの端、使い込まれてささくれ立った木目調の手すりに身を預けている二つの影。ハズムと、そのサーヴァントのアルトリア・ペンドラゴン。二人は互いに無言で視線をどこだかに向けている。
──訂正。アルトリアはちらちらとハズムに視線を送っているが、ハズムはそれに気づいていないのか、ぼうっと虚空を眺めている。
前々から信頼関係ができているとはいいがたい二人──特にアルトリアからハズムに対する嫌悪の感情があるという意味で──であったが、最近はどうも様子がおかしい。
アルトリアから良い感情を向けられていないことを、ハズムは召喚後に早々に割り切って(なぜ彼が簡単に“仕方ない”と思えたのかはいまだに謎だけど)接していた様子だった。
アルトリアもそれをわかっていて、絆を結べないことに申し訳ないという気持ちがありながらも、お互いを刺激せず任務に支障のないくらいの絶妙な距離感──悪く言えば相互不干渉とも言う──でこれまでを過ごしてきたはずであった。
それがいつからか変化したらしい。
「……あのお二人はどうされたのでしょうか」
マシュがそんな二人の方をみてつぶやく。
「さあね。でも、最近はアルトリアとハズムの距離感が心なし近い気がする。これをきっかけにして仲良くなってくれればいいんだけど」
「そうですね。共に戦う仲間として信頼関係が構築されるのは、良いことだと思います」
「ああ、その通りだと思う。ハズムは強い人だけど、支えがなくて良い訳では絶対にないから、せめて俺とマシュと──アルトリアくらいはね。ハズムを信頼して助けなきゃ」
「なんだいなんだい、色恋の話かい? あの金髪の騎士サマとしかめっ面の小僧がどうナカヨクなるって?」
上等ななめし革のブーツが木板を鳴らす音が近づいてきたかと思うと、ドレイクが茶化すような言い方で会話に参加してくる。「あの二人はそんなんじゃないよ」と、苦笑交じりに返した。
「はー、なんだ。面白くないね」
「そもそも、あの光景を見て
「見えやしないさ、もちろん。ただまあ、
「えっと、それはどういうことでしょう?」
ドレイクの言葉についていけないのかマシュが訊くと、彼女は「どうってそりゃあ……」と言いよどんだのちに口を開いた。
「ああいう奴を
「まとも……? そもそも、ハズムさんは極めてまともな方だと思います。少なくとも英霊の皆さんよりは、という相対的評価しか私にはできませんが」
「──ありゃ、そうかい。悪かったね」
そう言って、言葉とは裏腹な悪びれない表情で手を振るドレイク。
「……」
「……先輩?」
「……ああ、うん。ハズムはまあ、少なくともダヴィンチちゃんよりはまともだろうね」
『聞こえているよ、リ・ツ・カ・く・ん?』
「うわあ! ご、ごめん。そんなつもりじゃあ──」
手首の通信機から聞こえてくる声からは、映像がなくても怖い笑顔を浮かべているのが容易に想像できるようだ。
見えてもいない相手に頭を下げて許しを請いつつ、先ほどのドレイクの言葉を思い出す。
ハズムをまともに戻すには、という話。
ドレイクの指摘は決して間違いではない。なんなら、そんなことを、これまでにずっとナツキと話してきた。
さすがにあれだけ長い時間一緒にいれば、彼の異常さや歪さには気づこうというものだ。俺たちが数年かかったことにドレイクが数日でたどり着いているのには、さすが英雄という憧憬や、俺のほうが付き合い長いのにという劣等感など、色々感じるものはあるが。
ともあれ、いつかの春の日。高校を卒業する記念すべき日の夕方。街で一番の絶景が見える公園で、卒業記念の紅白まんじゅうを片手に添えて、赤い赤い夕陽を仲立ちにしながら、俺と彼女は誓ったのだ。
彼女は、恋をもってハズムを引き戻すと
だから。あの日の誓いを果たせる人間は、現在においては俺しかいない。
彼女の分まで、俺はあの誓いを背負わなければならない。
『俺は、友情をもって──友達として、あいつの横にいるよ』
そんな言葉を思い出した。
思い出の中の
◆
ハズムのサーヴァントとして、そして英霊としても失格だ、と最近思う。私は彼のことを何も知らない。何も知ろうとしてこなかったともいう。
ローマの皇帝の言葉がきっかけで──と思うのは癪だが事実なのでしかたない──私は、前以上にハズムを注意深く見るようになった。これまで全くと言っていいほどに見なかったものを、普通に見るようになっただけだが。
そもそも英霊である私が原因不明の嫌悪を覚えているという時点で、それは何にせよ
それは、英霊としての責務の放棄であり、またサーヴァントとして主人を省みない無責任な行いだといえる。
ともかく、私はもっと早くに、ハズムとの関係をどうにかするべきであったのだ。それが良いものにせよ悪いものにせよ、今現在の、相互不干渉ともいえるなぁなぁな関係で済ませずに、だ。
いまさら後悔するのは遅い。どうも私は、“後の祭り”や“後悔先に立たず”といった言葉が当てはまるような生き方しかできないらしい。だから、これからの姿勢で取り戻さねばならない。
自分の主人を観察してわかったのは、どうも彼には私たちには見えていない
その彼のチカラを最も端的に表すとするならば──千里眼、だろうか。それは遠くのものを正確に見る視力、というわけではなく、宮廷魔術師であったマーリンを彷彿とさせるような、
例えば、前特異点のセプテムでは、アルテラの強襲に真っ先に気づいたのがハズムだった。鷹の眼を持つアーチャーでも、直感を持つ私でも、常に魔力反応を観測しているカルデア司令部でもなく、一般人であるはずの彼が気づいた。
ほかにもあげていけばきりがない。本人はなるべく隠し通そうとしているだろう。だが、“知らないことに対して知っているフリをする”よりも“知っていることに対して知らないフリをする”ほうが難しいものだ。稀代の詐欺師でもなければ、どうしても言動に滲み出てしまう。
──今だってその典型といえる。
私たちは、
アルゴノーツの船員であったアタランテはもちろんヘラクレスに詳しい。しかも、今回は実に珍しいことに、私もヘラクレスと面識がある。
おぼろげな記憶──記録ではあるが、かの英雄とは剣を交えた身だ。その情報をいつ口にするか迷っていたのだが──
「ヘラクレスは10以上の命を持つんだろ、それをどう倒すってんだ」
「あの様子じゃあ、並大抵の攻撃は弾き返してしまいそうだよな──どう思う、セイバー?」
「……ええ、実は彼とは戦闘経験があります。ランクA相当の攻撃でなんとかといったところでしょう」
弱音を吐く
穿った見かたかもしれないが、
「……思いついた」
「リツカ?」
「
「──いいね、乗ったよ。親友」
案が浮かんだというリツカの言葉に、乗ったというハズム。
まだ、作戦の詳細も語られていないというのに? それでも作戦を支持するのは、リツカを信頼しているから? それとも──それが上手くいくという、確信があるのか。
──いけない。これでは言いがかりのようではないか。私は別に、ハズムを目の敵にしたいわけではないというのに。
リツカから作戦の仔細が語られる。イアソンの人物像や、ここにある戦力を考慮するに、十分に勝算のあるものだといえる。
「で、私のことを運んでくれるのはどなた?」
「俺が運ぶよ。エミヤはアーチャー組に混ざってアルゴノーツの狙撃をお願い。あと、ハズムとアルトリアは──」
「お前についていくよ。女神サマは嫌がるかもだけど、もしもの時には代わりに背負うさ。セイバーには、マシュと一緒にヘラクレスの足止めをお願いしたい──それでいいか、リツカ?」
「うん。頼りにしてるよ、ハズム」
「こっちのセリフだ。わかってんのか、お前の方が重要な役割なんだからな」
そう言ってマスター二人は拳をぶつける。先ほどまでの考えを恥じたくなるくらいの信頼が二人の間には見える。
──私はいったいどうしたいのだろう。
彼を観察して、その先に何が得られる?
私は、彼を善だと断言することはできない。直感が警鐘を鳴らすからだけではなく、彼には怪しい点が多くある。観察してすぐにわかったことだ。
しかし、私は、彼を悪だと断ずることもできはしないだろう。図らずも覗いてしまった彼の過去。世界を呪い、神を憎悪し──自分を無価値と断じて泣き叫んだ哀れな少年の、血なまぐさい夜。あれを見て、どうして彼を悪だと罵れようか。
私は、目の前の二人のようになりたいのだろうか。お互いを信頼しあえるようなパートナー、それは主従として理想の関係だ。ただそれをするにはどうにも、私は彼に向けるべき感情を知らなすぎる。
結局のところ、私は彼を見守る──見張ることしかできないのであろう。あの薔薇の皇帝がこぼしたように、人間から獣に成り果てないように注意する。それでも、もしその時が来てしまったのなら、聖剣でその首を刎ねることが、今の私にできる唯一の歩み寄りだ。
ああ、まったく。自分が嫌になってしまいそうだ。
どうにも私という人間は──剣でしかものの解決を見出せないような、愚か者であるらしい。
◆
今まさに背後から迫ってきている轟音を聴き、それが人間の足音だと判別できるような者はそう多くないだろう。
地震のような振動を伴いながら汽車もかくやといった様子で猪突猛進してくるのは、かの大英雄ヘラクレス。正直、汽車に追い掛け回される方が万倍マシに思えてきたところだ。
アルトリアとマシュのガードがなければ、今頃ひき肉になっていることだろう。ぞっとする話だ。ちくしょう、足が痛い。下水道に入り込んでからしばらくたつ。湿った地面に足を取られないか心配で仕方ない。
「はっ、はっ、っ!」
「ほら、がんばるのよ! あとちょっとなんだから!」
「次を右、本当にもうすぐだ! リツカ、高校の持久走を思い出せ! タイムは悪くなかったはずだろう!?」
確かに半分より上ではあったかもしれないけれど、そういうお前はトップだったじゃないか、なんて悪態をつこうにもその余裕はない。
先導してくれているハズムに疲れは見えない。一瞬、エウリュアレは彼に背負ってもらうべきだったかもしれない、なんて甘えた考えが頭をよぎる。
事実、ハズムのほうが俺より何倍も身体能力が高い。エウリュアレが嫌がるだろうことを考慮しても、作戦成功率のためにはハズムに背負ってもらうべきだっただろう。
ではなぜ俺が背負っているのかといえば、単純に意地というか、俺のわがままに他ならない。
この作戦に人類の未来がかかっていると理解していても、最も命の危険を伴う役割にわざわざ親友を就かせるのは、まったく承服できない話であったという、それだけのことだ。
まあ、彼が俺の近くにいる以上は、失敗すれば結局のところ一緒に仲良く轢きつぶされることになるだろうが。
「■■■■■■■■■──!!」
狂戦士の咆哮が響く。進むことによる地鳴りだけではない、剣や拳による破壊の波動が振り返らずとも伝わってくる。
「ぐっ、う──!」
「ハアアッ──!」
奮闘する二人の声。彼女たちを信じてひたすらに進む。あと少し。本当にあと少しだ。もう数百メートルもないはずだろう。
たどり着け、たどり着け、たどり着け、たどり着け!
「あっ──マスター! 避けて!」
マシュの悲鳴じみた警告に思わず振り返る。視界に広がるのは、飛来する巨大ながれき。
「えっ──」
「リツカ!!」
ドンッ、と押される感覚がする。どうにかエウリュアレを放さずに、転がって受け身を取った。立ち込める砂埃。のどに入り込んだ砂塵をケホケホと咳をして吐き出す。
眼を開ければ、壁に大穴が空いている。先ほどの飛来物はここを突き抜けていったらしい。なんて威力だろうか。レンガでできた下水道の壁はもろく、さらにはその向こうに広くて暗い空間が広がっているらしかった。
「マスター! お怪我は!? 申し訳ありません、私が、不甲斐ないばかりに!」
「大丈夫だよ、マシュ。ハズム、君は?──ハズム?」
砂埃の向こう、俺の前を走っていたはずの彼に向かって問いかける。けれど、返事が返ってこない。
まさか──まさかまさか、まさか!
さっき俺を突き飛ばしたのは誰だった? 俺を命の危険から救ってくれた
「しゃんとしなさい!」
女神エウリュアレの厳しい声が耳朶をうつ。這いつくばっていた俺を無理やり立たせると、俺の背中に無理やり乗り、「すすみなさい!」といった。
「──でも、でも、ハズムが!」
「あいつは大丈夫、あんなことで死ぬもんですか! アルトリアに任せておきなさい! あんたがここで止まったら、人類が終わるのよ。そうしたら、どうせハズムも終わり。いいの!?」
「っ──!」
「だから、走る! 何があろうとも止まってはいけないわ。ここまで来たんだから!」
痛む体に鞭打って、一歩を踏み出す。親友がどれだけ心配でも、ここで止まってはいけない。その通りだ。
それは、世界に対する裏切りであり──何より、俺のことを信じてくれている親友への裏切りだ。
「アルトリア、ハズムを頼んだ! ヘラクレスは任せて!」
「ええ。私にもあなたたちを危険にさらした責任がある。彼を無事に送り届けると誓いましょう」
彼女の威厳にあふれたその態度が、今は何よりも頼もしかった。
◆
◇
まあ、なんというか。
オレはこの世界のシナリオを記憶してはいるけれど、じゃあ世界がその通りに進むのかっていえばそうではないわけだ。
そもそもオレという二人目のマスターがいるだけで大きく違うし、オルガマリー所長の生存、レフ・ライノールが爆破事件以降いまだに姿を現さないことなど、既知の物語から逸脱したところは多くある。
それにも関わらず、オレは世界が
ヘラクレスは難敵だ。銀弾を使えば(ヘラクレスほどの英雄を前に使う暇をもらえれば)倒せるだろうが、第四特異点まで不用意に晒したくないと思っている身としてはそれは最終手段としたい(だからアルテラの時もギリギリまで使わなかったわけだが)
あの物語で上手くいった作戦なら、銀弾の消費をせずに確実にヘラクレスを倒せる。渡りに船じゃないか、なんて。いつまでたっても、オレはこの世界を物語の枠に当てはめてしまっているらしい。
まさかリツカが死ぬ一歩手前まで来てしまうとは。間に合ったのは奇跡だ。あの隕石みたいながれきでリツカの頭がぶち抜かれていたら、人類はチェックメイトだっただろう。なんせ死んだ人間はよみがえらない。たとえ銀弾でもだ。
母さんたちが死んだあの夜の時もそうだったが、銀弾はどうしてか死んだ人間を生き返らせることができない。あとやり直すためのタイムトラベルなんかもだ。大概のことはできる癖に、どうしてもやりたいことはやらせてくれないポンコツなんだ、こいつは。
第一、第二と大筋はシナリオと変わらずに攻略できていたから、まあ、オレは阿保みたいに油断していた訳だ。そしたら大切な親友がミンチになる寸前だった。
だからこれはそんなクソやろうへの罰だろう。
ヘラクレスがぶん投げた最強の石礫に体をぶち抜かれて死に、これ以上ない無駄な使用目的で銀弾が1発消費されてしまったのも
──オレが死んでからよみがえるその気色悪い光景を、よりによってアルトリア・ペンドラゴンに見られてしまったのも。
【落陽の誓い】
シロガネハズムが知るよしもない、シロガネハズムのために建てられた誓い。
彼の親友である藤丸立香と酢漿夏希が黄昏の空の中に打ち立てた、親友を
彼ら二人は英雄ではない。他を圧倒する武も、誰かを誘導するカリスマも、世界を革新に導く技術もありはしない。どこにでもいる普通の少年少女であり、それ以上のものではない。
それでも、シロガネハズムをいつの日か救うのはきっと彼と彼女であるのだ。
大勢にとってはありふれた只人でしかなくとも、ほかならぬハズムにとっては、きっとなにより特別な存在なのだから。
今では、誓いは半分に分かたれてしまっている。
藤丸立香は現在はいない親友の分も背負うつもりのようだが、恐らくはそれでは足りない。
多くの魔術師が言うように、契約はそう簡単にゆがめられてはならない厳格なものだ。二人で結ばれた誓いであるのなら、同じ二人の手によって果たされるのが道理だろう。
幸いにも、名付きの少女は焼却されていないのだから。
やー、オケアノスはあと一話で終わりかな。
正月休み中にロンドンまで入りたいけど、すんませんが確約はできないです。
まあモチベ上げたいのでとりあえず感想は
書くための
最後まで読んでくれてありがとナス! また次回も見てくれよな!