社会新報

大椿候補への殺害予告投稿で社民党が緊急会見

 

 

緊急会見に臨む(左から)大椿ゆうこ候補(副党首)、福島みずほ党首、服部良一幹事長。(7月17日、参院議員会館)

 

 社民党は7月17日、参院議員会館で、参院選比例代表候補の大椿ゆうこ副党首に対する殺害予告について緊急の記者会見を開いた。

 殺害予告は16日、ネット掲示板「5ちゃんねる」上に投稿された。投稿内容は「今日は参議院議員候補の大椿ゆうこ(社民党)をナイフで殺しに行きます。一緒に死体をSNSにアップロードして、盛り上がりましょう!」という内容で、大椿候補のもとに同日、投稿があったことの知らせが大阪府茨木警察署からあった。

 福島みずほ党首は会見で「他党・無所属候補全ての女性候補とともに(殺害予告)に強く抗議する。選挙期間中の妨害にもなり、生命に対する脅迫・犯罪、民主主義の破壊、排外主義は許せない」と厳しく批判した。

 大椿候補は今回の殺害予告について「女性候補に対する攻撃に怒りを覚える。候補本人だけではなく、多方面に悪影響を及ぼす。家族が選挙に出ることを心配している。私はこうした暴力に断じて屈せず、残りの選挙期間を全力で戦う」と決意を表明した。会見の後、社民党は麹町警察署に脅迫事件としての被害届を提出した。