六十干支のひとつ「戊申」について解説していきます。
「戊申」
| 読み方 | つちのえさる、ぼどのさる |
|---|---|
| 干支番号 | 45 |
| 天干 | 戊 (=山、山岳) |
| 地支 | 申 (=秋の始まり、金) |
| 象徴 | 初秋の山、険しい岩山など |
| 十二運 | 病 |
| 空亡 | 寅卯 |
| 納音 | 大駅土 |
| 異常干支(算命学) | - |
| 三業干支(算命学) | - |
| その他 | - |
日干支が「戊申」の性格・特徴
「戊申」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…
- コミュニケーション上手なまとめ役
- 直感力に優れ、才能豊か
- 頑固で負けず嫌い
- 自制心と怠け心
- 八方美人
コミュニケーション上手なまとめ役
不動の山を表す「戊」と、秋の始まりや岩石などを意味する「申」。その要素を併せもった「戊申」は、“初秋の岩山”に例えられ、コミュニケーション上手なまとめ役になるのが特徴になります。
「戊申」は、包容力のある気さくな人で、温かみのある親しみやすい雰囲気を備えています。平和主義で、その場を丸く収めることが得意です。気遣い上手かつ人を楽しませようとするサービス精神があり、誰にでも分け隔てなく接する優しさもあります。でも自分の考えはもっていて、俯瞰で物事を見る力に優れ、状況も客観視できます。人との距離感を保つのも上手いため、調整役やまとめ役になることが多く、頼りがいがあります。
直感力に優れ、才能豊か
「戊申」は、直感力に優れ、何事も予測を立てて動くタイプです。危険を察知したり、人の考えを見抜いたり察することもできるでしょう。
感受性やインスピレーションが鋭いということで、自然を味わう豊かな心や芸術的な才能などももっています。
頑固で負けず嫌い
「戊申」は、人当たりがよく温厚ですが、頑固さや厳しさなどの強い面ももっています。警戒心が強く粗を見せずきっちり詰めるタイプなので、それゆえに時々せっかちさが出てしまうことも。
また、負けず嫌いなので、時に人と張り合ったり、反発することもあるでしょう。
自制心と怠け心
「戊申」は、人前ではきちんとした“自制心の強い人”です。でも、一人になると脱力して、人と居るときとは違う面を見せます。
気遣い屋なうえに、頼まれ事を断れない人の好さがあるため、疲れやすく、見られないところは適当でもあまり気にしません。
八方美人
「戊申」は、基本的には穏やかな人間関係を築こうとする優しい人で、トラブルが起きないように立ち回る冷静さもあります。でも、そういったところが八方美人に思われることも。
「戊申」は、実は繊細で、いつも心配していたり考え過ぎる部分があり、無理をして体を壊すこともあります。心身共に休める時間を作れるといいでしょう。
日干支が「戊申」の恋愛・結婚
「戊申」は、面倒見がよくて、多くの人を惹き付けます。実際に恋愛となると慎重になりますが、ロマンチックな一面もあり、理想の恋愛を夢見ているところも。寂しがり屋なので、恋人とはいつも一緒にいたいと思うタイプです。でも、相手の欠点を見つけると一気に恋心が冷めてしまうことも。
女性の特徴
女性は、飾らない人が多いです。気配り上手なものの、飾らないところが好かれやすいです。ただ、妄想で満足ということも。結婚は、仕事との両立に理解がある相手であれば、良い家庭を築けるでしょう。
男性の特徴
男性は、真面目なタイプと経験豊富なタイプに分かれます。前者は、優しくて人柄も良いですが、つまらなく感じさせることも。後者は、モテるうえに積極的です。結婚は、家庭を顧みない事をしなければ穏やかな家庭を築けます。
日干支が「戊申」の適職
「戊申」は、人をまとめたり管理する手腕があり、気配り上手で視野が広く、先を見て動けるところも仕事で活かせます。また、才能豊かなので、専門知識や技術を必要とする分野、センスが求められる仕事で活躍できるでしょう。サービス業や営業職、通訳などの仕事は適職。漫画家や小説家、芸能関係や動植物を扱う仕事、レジャー関係でも能力を発揮できます。
「戊申」は、“感受性の鋭さ”も特徴です。そのため芸術関係や占い師などの仕事も向いているでしょう。
逆に、「戊申」に向いていないのは、体力が求められる仕事だといえます。無理をしやすいため、本当は自分のペースで働ける環境が理想的です。「戊申」は、組織の中で活躍しやすく、周りに引き立てられて出世の道を歩んでいくことが多いです。
公務員、技術職、サービス業、営業職、通訳、コールセンター、漫画家、小説家、芸能関係、動植物関係、レジャー関係、芸術関係、占い師など
日干支が「戊申」の有名人
梅沢富美男 北島康介 木村拓哉 児嶋一哉(アンジャッシュ) 小室哲哉 櫻井翔 田中聖 中村獅童 羽鳥慎一 濱田崇裕(WEST.) 安田章大(関ジャニ∞) 優里 RYOKI(BE:FIRST) スティーヴィー・ワンダー デビッド・ベッカム マーク・ザッカーバーグ