まるで新幹線な搬送ロボ、JR東海が開発中 時速2キロで駅の売店へ

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大平要
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 JR東海は、駅の構内の売店などに自動で商品を運ぶためのロボットを開発中だ。将来の人手不足への対応が狙いだが、通勤時間帯のような人の流れが激しいときでも安全に運行できるよう工夫を重ねている。

 16日、試作機を発表した。今年度中に、名古屋駅で実証実験を行う予定だという。

 試作機は、最大300キロの荷物を載せた台車を牽引(けんいん)できる、自動搬送ロボット。東海道新幹線の初代0系に似た親しみのあるデザインだが、時速2~4キロほどでゆっくり走る。

 人混みを走行中でも目立つよう、176センチの高さに球体のあんどんを付け、進行方向の床面には映像を投影して注意を促す。搬送ロボは、「荷物を運搬しています」と音声を発しながら走行。上方や周囲に取り付けたセンサーで、人や物との衝突を防ぐ。

 搬送ロボは、JR東海とグループのジェイアール東海物流、名古屋大学などが共同で開発している。

 同時に、駅構内の天井に複数…

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この記事を書いた人
大平要
経済部|名古屋駐在
専門・関心分野
企業経営、働き方、地方創生、産業政策