みなさんは分数の種類について覚えていますか?
今回は真分数・仮分数・帯分数の三つの分数について振り返りながら、それぞれの関係を振り返っていきましょう。すでに計算できていたとしても、言葉の意味をしっかり復習することでより一層理解が深まりますよ。
問題
次の分数を帯分数に直しなさい。
13/4
問題に出てきた分数は、三種類の分数のうちどれに当てはまるでしょうか。
解説
この問題の答えは「3と1/4」です
では、三種類の分数について復習しましょう。
<分数の種類>
・真分数:分子が分母よりも小さい分数のこと。
・仮分数:分子が分母と同じかそれより大きい分数のこと。
・帯分数:整数と真分数の和からなる分数のこと。
つまり、1/2や3/5などは真分数、3/2や5/3などは仮分数ということになります。問題に出てきた13/4は仮分数ですね。
ここからは仮分数と帯分数の関係についてです。
<仮分数を帯分数に直す方法>
・分子を分母で割って、商と余りを求める。
・商を整数部分、余りを分子、分母はそのままにする。
では、問題の「13/4」を帯分数に直してみましょう。まずは「13÷4」の商と余りを求めていきましょう。
13÷4
=3あまり1
なので商は3、余りは1ですね。ではこれらを、「仮分数を帯分数に直す方法」に従って、帯分数のそれぞれのパーツに当てはめていきます。
答えは「3と1/4」ですね。
まとめ
数学の難易度が上がるにつれて、帯分数はあまり登場しなくなり仮分数がメインとなっていきます。
帯分数を仮分数に直すには、今回の「仮分数を帯分数に直す方法」とは逆の手順を行いましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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