郡山市のサービス付き高齢者向け住宅で入所者の80代女性にけがを負わせたとして傷害の罪に問われた須賀川市、介護福祉士の男性(35)に無罪を言い渡した地裁郡山支部の判決が15日、確定した。福島地検が期限まで控訴しなかった。
男性は同日、福島民友新聞社の取材に「否認し続けてきたが、無罪判決が出るまで長く、気が休まらなくてきつかった。ほっとしたの一言に尽きる」と神妙な面持ちで語った。現場の状況や説明、入所者の症状などを踏まえ「捜査に疑問が残る」とした。また、「命を預かる介護現場ではトラブルが起こりやすい。人手不足の中、働く介護者も守られるような制度や仕組みが必要。このような誤認逮捕があってはならない」と話した。
福島地検は「控訴審において原判決を覆すに足りる立証を行うことが困難と判断した」とコメントした。