愛媛県が実施した新型コロナの無料検査をめぐり、県から補助金およそ8500万円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われている調剤薬局の元社長の女の初公判が松山地裁で開かれ、女は起訴内容を認めました。

詐欺の罪に問われているのは、破産手続き中のエンゼル調剤薬局の元社長沖恵子被告・60歳です。

起訴状などによりますと、沖被告は、新型コロナの無料検査をめぐり、2022年1月から6月にかけ、検査の回数を2700件余り水増しして県に補助金を請求し、およそ8500万円をだまし取ったということです。

松山地裁で開かれた15日の初公判で、沖被告は起訴内容を認めました。

裁判は即日結審し検察側は、「結果は重大で、補助金制度の根幹を揺るがす悪質な犯行」などとして、懲役4年を求刑しました。

一方、弁護側は、「被害金を返還しているほか、自業自得とはいえ会社が自己破産するなど、社会的制裁も受けている」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。

判決は、来月19日言い渡される予定です。