“大船渡山林火災の出火原因 特定に至らず” 総務省 消防庁
平成以降、最大規模の面積が焼失した岩手県大船渡市の山林火災の出火原因について、総務省消防庁は建物の煙突から出た火の粉の可能性があるものの、特定には至らなかったとする調査報告書をまとめました。
ことし2月下旬から4月上旬にかけて続いた岩手県大船渡市の山林火災では、焼失面積がおよそ3370ヘクタールと平成以降で最大規模となり、総務省消防庁と林野庁は有識者でつくる検討会を立ち上げ大規模な山林火災への対策に向けて議論を重ねています。
15日、都内で開かれた5回目の会合では、総務省消防庁が行った火災原因の調査結果が報告されました。
それによりますと、出火した場所は、周囲の延焼の状況などから大船渡市赤崎町合足地区にある山林の切り株付近が考えられるとしています。
この切り株から20メートルほど離れた場所には水産加工などを行う建物があり、当時、まきストーブが使われていたということです。
実験ではストーブの取扱説明書に書かれている量よりも多くのまきを使った場合、火の粉が発生しやすくなったということです。
一方、煙突から出た火の粉によって出火した可能性があるものの、原因の特定には至らなかったと結論づけました。
総務省消防庁によりますと、当時、ストーブで使われていたまきの量は取扱説明書よりも多かったということですが、法令上の問題はなかったとしています。