オピニオンメディアウォッチ急浮上の参政党に「排外主義」のレッテルを貼り保守潰しを図る朝毎

急浮上の参政党に「排外主義」のレッテルを貼り保守潰しを図る朝毎

岩盤保守層取り込む

各紙の参院選序盤情勢で「日本人ファースト」を掲げる参政党の支持率が急上昇している。すると左派紙は「外国人政策、論点に浮上」(朝日9日付)と騒ぎ立て、「排外主義の助長懸念する」(毎日12日付)、「排外主義の台頭を許すな」(朝日13日付)と参政党批判社説を大きく掲げた。

同党は何も選挙戦に入ってから、「日本人ファースト」を唱えたわけではない。争点化しなかったのは新聞の方で、泡沫(ほうまつ)扱いしたからだ。ところが、共同通信の世論調査(5~6日)で「参院選比例投票先、参政8%で2位急浮上」との高支持率が判明し、大慌てで「排外主義」のレッテルを貼って批判に乗り出した。

参政党は「岩盤保守層」を取り込んでいる。自民党の石破茂総裁には保守理念がなくリベラル政策に傾斜しているとみられているからだ。これに対して参政党は「神話など祖先からの繋(つな)がりや為政者が民の幸福を願う国柄のあり方を学ぶ教育」といった保守政策を掲げ、外国人に関する諸課題を一括して取り扱う「外国人総合政策庁」の設置を主張している。それは国益を見据えた外国人に関する理念法が無く、将来の日本国の形に関する基本理念が欠如しているからだとしている。

これが排外主義とは到底思われない。日本人ファーストとは外国人に対してではなく、日本人自身が国の誇りや矜持(きょうじ)を取り戻せといった意味合いだと筆者はみた。それを左派紙が排外主義と結び付けるのは、朝日が得意とする保守潰(つぶ)しの「レッテル貼り」の類いである。

外国人トラブル続発

さて、その外国人だが、ざっくり言うと、昨年末の在留外国人は1年間で36万人増え、過去最多の376万人。不法滞在者は7万人。国民健康保険に加入する外国人の3人に1人が未納(厚生労働省の150市区町村緊急調査=納付率63%)。生活保護受給者は4万7000余人。外国人犯罪は2万1000件以上でトラブルも続発している。

埼玉県川口市でのクルド人騒動、三郷市で小学生の列に車で突っ込み逃亡した中国人、新名神高速道で逆走事故を起こしたペルー人もいる。長崎県対馬のような島嶼(とうしょ)や北海道のリゾート地の外国人による土地や不動産の買い占めも問題化している。2024年版警察白書は「近年、外国人グループ等により、組織的に金属盗や自動車盗、万引きが敢行され、盗品が海外へ不正に輸出されるなどの事案が発生しており、治安上の課題となっている」と警鐘を鳴らしている。

ところが、毎日の吉井理記氏は、「治安悪化の主張は愚劣だ」と言う(9日付夕刊コラム欄)。国内の外国人は04年の2倍近く増えたが、当時と比べて外国人の刑法犯検挙件数が大きく減少しているからだ。数字は確かにそうだが、国民は潜在的脅威を敏感に感じ取り、「体感治安」は著しく悪化している。吉井氏はスパイ事件が存在しないから(数字にない)、スパイ活動は日本に存在しないとでも言うのだろうか。

氏が俎上(そじょう)に載せる今世紀初めは不法滞在外国人が20万人、外国人犯罪が7万件を超え、03年版警察白書は来日外国人犯罪の特集を組み対策を強化した。当時、朝日は「外国人犯罪の対策には、外国人の刑事を採用することを考えてよい」と木で鼻をくくったようなことを言い、ひんしゅくを買った(同年9月28日付社説)。中国人刑事にベトナム人刑事!? 朝日には日本の主権など眼中になかった。

朝日のエセ人権主義

05年に広島市で日系ペルー人による小学1年女児殺害事件が起こると「たまたま容疑者が外国人だったにすぎない」と言い放った(同12月1日付社説)。このペルー人は本国で多数の女児暴行事件を起こし指名手配中だったが、偽造パスポートで入国し犯行に及んだのだ。それを「たまたま外国人だった」で済ませる朝日の共生主義は所詮(しょせん)、エセ人権主義だ。その繰り返しの参政党批判と見ておこう。

(増 記代司)

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