米大学 トランスジェンダー 女子スポーツ参加禁止で助成金

アメリカの大学が、トランスジェンダーの選手が女子スポーツに参加することを禁じる方針に転じて政府に凍結された助成金を受け取れるようになったことが分かり、トランプ政権が圧力をかけたことで大学側が方針を転換したと受け止められています。

アメリカのペンシルベニア大学のトランスジェンダーの学生が女子の競泳の大会で優勝したのは不公平だという声が上がったことを受けて、トランプ政権は「性別は男性と女性だけ」とする方針に基づいて、ことし3月、この大学への助成金を凍結しました。

この問題について、CNNテレビは2日、ホワイトハウスの当局者の話として、大学が、凍結された助成金1億7500万ドル、日本円でおよそ250億円を受け取れるようになったと伝えました。

大学は1日、すべての女子スポーツでトランスジェンダーの選手の参加を禁じると表明していて、トランプ政権が圧力をかけたことで大学側が方針を転換したと受け止められています。

トランプ政権は、政権の方針にそぐわない大学に対し、政府からの資金の打ち切りを相次いで通告するなど譲歩を迫る姿勢を強めています。

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