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道の駅保田小で「くじらの時間」 食と学びで捕鯨文化に触れる 27日まで 鋸南

 2025年07月16日 03時00分
展示されているシロナガスクジラの実物大の幕=鋸南
ミンククジラのバルーンと親子ら=鋸南

鋸南町勝山は、江戸時代に捕鯨が行われた房総捕鯨発祥の地。また、隣の南房総市の和田地区には、日本で4カ所ある沿岸捕鯨基地があるなど、安房地域と捕鯨は深い関わりを持つ。

保田小では、クジラにまつわる文化を「国の宝」と捉え、来訪者に楽しみながら地域の歴史と文化に触れてもらおうと、イベントを企画。鯨類の持続可能な利用を目指して、さまざまな調査・研究を行っている一般財団法人日本鯨類研究所との共催で開催している。

期間中は、約25メートルのシロナガスクジラなど、クジラの実寸大の幕を直売所の「きょなん楽市」などに展示。「まちのギャラリー」では、捕鯨の歴史や文化に関する工芸品や解説パネルを展示する他、ミンククジラのバルーンもある。保田小内5カ所でスタンプを押すと、クジラの絵が完成するスタンプラリーもある。

また、施設内の飲食店では、クジラのピザや竜田揚げ、カツバーガーなどが提供される。

問い合わせは、保田小学校(0470・29・5530)へ。

その他のイベントは次のとおり。

▽19日午前11時~正午=まちのギャラリーで、同町勝山捕鯨研究家の早川博敏さんによる講演「くじらの都鋸南町勝山」

▽19日午後2時~=みまもりひろばで、内宿区鯨唄保存会による、伝統の鯨唄の上演

▽19日~21日=きょなん楽市で、クジラ関連のグルメを販売

▽21日午前10時~午後0時15分=町内の捕鯨に関わる遺跡を巡るハイキング。参加無料。みまもりひろばで受け付け

(前木深音)

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