学校生活で医療的ケアが必要な千葉県立高校1年の女子生徒(15)が、国の認める訪問看護師の利用を県教育委員会に断られた問題で、県教委は7月から新たに非常勤の看護師を2人確保した。民間の訪問看護も認める方向で、県のガイドラインの見直しを進める。医療的ケア児の看護師確保策が一歩前進した。
◆訪問看護師の給与を会社が穴埋めしてきた
生徒は人工呼吸器を着け、介助が必要。高校入学前、中学で介助を受けた訪問看護師の利用継続を県教委に要望したものの、直接雇用の非常勤職員が看護師を務めるとするガイドラインを理由に断られた。だが、県教委は入学までに看護師を確保できなかった。4月の生徒入学後、中学時代の訪問看護師が県の非常勤職員になり、減った給与を雇用会社が穴埋めしていた。
県教委は看護師募集を続け、短時間勤務の看...
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