「Web小説投稿サイト」に関する投稿
名興文庫は、名興文庫 相談役 堅洲斗支夜の過去投稿を記事化することで、堅洲斗支夜がどのような考えを抱いているか第三者が把握しやすいようにし、ライトノベルやサブカルチャーの負の側面について考えるきっかけを提供している。
記事1「「男性性」という言葉について」
記事2「「サブカルチャー」に関する投稿」
本記事では、堅洲斗支夜がWeb小説投稿サイトについて、どのような考えを抱き、発信をしているのかを明らかにする。
日本では2000年代からWeb小説投稿サイトの動きが活性化する。
2000年、二次創作やオリジナルの小説を投稿できる掲示板サイトArcadiaが開設され、同年アルファポリスが法人設立した。
小説・漫画の投稿サイト・アルファポリスは、2000年から2010年まで「ドリームブッククラブ」という制度があり、応募条件を満たした作品であれば、期間中に必要ポイントを稼げば書籍化できた。また、必要ポイントを稼げなくても、出資という形で目標金額が集まれば書籍化できた。現在は公募で受賞すれば書籍化できる道がある。
2004年、小説投稿サイトの中で一番利用者数が多いと言われるサイト、小説家になろうが開設される。2005年にはR指定作品を掲載できるノクターンノベルズとムーンライトノベルズが始動した。2007年にはランキングシステムが導入され、2008年には個人運営からグループ運営体制へ移行した。
2010年、株式会社エブリスタが運営する小説投稿サイト・エブリスタが、エブリスタの前身であるE★エブリスタをグランドオープン、2016年にエブリスタへ改名した。
2016年、KADOKAWAが運営する小説投稿サイト・カクヨムが正式オープンする。カクヨムでは、スニーカー文庫や電撃文庫などKADOKAWA系列のレーベル公募に応募することができ、2019年からはロイヤリティプログラムが開始された。2024年3月13日にはカクヨムネクストという有料コンテンツがスタートしている。
2019年、株式会社ホビージャパンが運営する小説投稿サイト・ノベルアップ+が正式オープンした。ノベルアップ+では応援ポイントやノベラポイントを使って、好きな作品や作家を直接応援できる仕組みがある。
2021年、『ラノベ専用Web小説投稿サイト』を謳うラノベストリートがオープンした。ラノベストリートには投稿者が作品を有料コンテンツにすることで収益を得られる仕組みがある。
2024年7月30日、編集者がアドバイスとフィードバックを提供する仕組みがあるWeb小説投稿サイト・ネオページがスタートする。ネオページは、連載契約を締結した作家に毎月の執筆文字数に応じて一定の原稿料を支払う仕組みがある。
2025年4月、note株式会社とTales & Co.株式会社が新しい物語投稿サイト・Tales(テイルズ)をオープンした。現在、エンタメ原作部門をメインに活動している模様である。
このような状況下で、2022年8月にスタートした韓国発の小説投稿サイトノベルピアが、2024年10月31日Webコミックサービスを終了した。
また、2024年2月29日付で小説家になろうの代表取締役社長及びヒナプロジェクトの創業メンバーだった梅崎祐輔 氏と平井幸 氏が退任し、2024年3月1日付で新たな代表取締役社長として青山侑矢 氏、取締役に塩川和就 氏が就任した。
現状、新興のWeb小説投稿サイトが次々と出現しており、Web小説投稿サイトの変化が求められている。
よって、名興文庫は、堅洲斗支夜が過去に発信したWeb小説投稿サイトについての投稿を記事化し、激変を迎えつつあるWeb小説投稿サイトの在り方に一石を投じたい。
なお、堅洲斗支夜のWeb小説投稿サイトに関する過去投稿は数が膨大なことから、投稿内容を紹介する記事を2021年、2022年、2023年、2024年、2025年と、各年代ごとに分割して公開する。
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