『ライトノベル宣言』にまつわる時系列
名興文庫が現在開示している18アカウントの内、ライトノベルの書籍化実績のある作家アカウントが2つある。また、開示したアカウントの多くはライトノベルに親しみを覚えており、Web小説投稿サイトでライトノベル作品を掲載しているアカウントが多い。
名興文庫はライトノベルに対し、日本におけるファンタジージャンルの間口を狭め、文字媒体で世界を描く価値への毀損があったと考えており、小説文化への悪影響は甚大であると問題視している。
名興文庫は公式ブログにて「『ライトノベル宣言』の源流を辿る」という有料記事を販売している。
当該記事は、堅洲斗支夜が『ライトノベル宣言』に対して「30年ほど前に見たことがある」という投稿を行い、その意見を否定するアカウントが数多く出現、吊し上げのような状態になったことから、名興文庫 代表 尼宮乙桜が『ライトノベル宣言』の初出を調査、「『ライトノベル宣言』の源流を辿る」を執筆した。
名興文庫を誹謗中傷するアカウントの多くは、堅洲斗支夜の意見に反発することが多い。
名興文庫が開示したアカウントの一部は、開示決定が出た後も堅洲斗支夜への誹謗中傷を継続しており、堅洲斗支夜の社会的評価は低下され続けている。
意見の相違を理由に特定個人を誹謗中傷する現状を、名興文庫は問題視している。
しかしSNS上での誹謗中傷問題は、被害者がリアルタイムで情報発信しづらい部分があるため、ブラックボックス化している側面があり、実情が見えづらい。
よって、本記事にて堅洲斗支夜が吊し上げられた事実を可視化し、誹謗中傷の実態を明らかにする。
時系列
2021年〜2022年
2021年7月21日午後11時16分
X上にて、堅洲斗支夜が「ロードス島はライトノベルになってしまいますね。そもそもカドカワがそう宣言しています。リアルタイムでラノベの誕生時期にいたわけですが、当時、本来の海外のファンタジーも比較的活発に読まれていましたが、ライトノベルの登場で日本ではそれがほぼ育たなかった、という経緯があるんですよ」と投稿する
2021年10月17日午後7時48分
X上にて、堅洲斗支夜が「カドカワの『ライトノベル宣言』は、ある意味呪いになってる部分もあるので、自分はその辺りはごっそり抜いて生きてます」と投稿する
2021年11月25日午後9時41分
X上にて、堅洲斗支夜が「くっそー、ファンノベ大賞が出た時の嫌な感じが30年かけて伏線回収されるなんて。ちなみに当時のリアルな話をすると、ロードス島戦記で『ライトノベル宣言』がなされたころね。あの頃から和製の『本格』は時が止まっているんだよ」と投稿する
2022年1月15日午前11時47分
X上にて、堅洲斗支夜が「『初期のラノベがしっかりしてた』ってな言説は、それがウイスキー(小説)のエッセンスがそこそこに含まれていたからだ。でも、水割りが売れ始めたので、某出版社が『これからはウイスキーだけじゃなくて水割りを真面目に売る!』って宣言したのよね。これがいわゆるライトノベル宣言だ」と投稿する
2022年2月7日午前0時04分
X上にて、堅洲斗支夜が「カドカワがロードス島戦記をもって『ライトノベル宣言』をしたことによって、日本のファンタジーはある意味呪われてしまいました。今や本格的なファンタジーのレーベルは無く、全てライトノベルです。自分はこの状況が非常に良くないと思っている、生粋のファンタジーファンです」と投稿する
2022年9月11日午後0時04分
X上にて、堅洲斗支夜が「ロードス島は間違いなくラノベですね。カドカワの『ライトノベル宣言』の切欠がロードス島戦記ですから。フォーチュン・クエストはラノベって名前が出る前からの小説ですね。分類としてはラノベに近い気はします」と投稿する
2022年10月15日午後8時11分
X上にて、堅洲斗支夜が「某社がライトノベル宣言を出した時に、ファンタジーにある区切りが発生してしまったのですよ。私としてはライトと一般のファンタジーを明確に分けるか、いっそライトって呼称をもう無くして欲しいと思っています。構成が大変で」と投稿する
2023年
2023年1月28日午後7時25分
質問箱にて、堅洲斗支夜が「『ライトノベル宣言』以降、『ファンタジーは全部ラノベでいい』みたいになってしまいましたし、『日本ファンタジーノベル大賞』も、海外の巨大なファンタジーを良く勉強して設立されたものではありません。そして、よく知らない人らは『ラノベがあれば本来のファンタジーは要らない』と思っている。これで腹を立てるなって方が無理ですね」と回答する
2023年8月22日午後2時41分
X上にて、堅洲斗支夜が「ロードス島戦記の売り上げが驚異的だったのに気を良くしたカドカワが宣言して、以降ファンタジーと言えばライトノベル一色になっていったきっかけの宣言ですね」と投稿する
2023年8月29日午後9時54分
質問箱にて、堅洲斗支夜が「むしろ、それの大ヒットを受けて『ライトノベル宣言』なんてものを出しちゃったのでそこから大きな功罪が発生してますね」と回答する
2023年9月上旬
ライトノベル宣言の初出について、X上で議論が盛んになる
2023年9月5日午前9時04分
X上にて、堅洲斗支夜が「ライトノベル宣言が出た頃の話と、先日私が引用していたファンタジーノベル大賞の『ヒロイックファンタジーは採用しない』という公言。これによって長く一般小説に一ジャンルとしての本格的なファンタジーの土台がなくなったというただの事実を、わざわざ長い時間をかけて検証するのはあなたの自由ですよ」と投稿する
2023年9月5日午後6時48分
X上にて、『ライトノベル宣言』のスクリーンショットを添付した状態で、某アカウントが「これがなぜ本格ファンタジー衰退の表れだなんて言えるのだ?なんか悪いキノコでも食べたのだ?」と投稿される
2023年9月6日午前10時22分
X上にて、某アカウントが「やべえ、本格ファンタジーでおなじみの堅洲名興文庫相談役は、2020年に発表された文書を、その40年前に発表されたものだと誤認して語り続けてるってことか。しかも当時の記憶つき。なんか違う世界線から来た人なのかな……」と投稿される
2023年9月6日午前11時02分
X上にて、堅洲斗支夜が「『ライトノベル宣言』って、もともとネットが普及する前に出たものですよ?それが焼き直されて某施設に貼り出されているわけです。私が言ってるものは当時のものですね。あれで西洋世界風で剣と魔法のファンタジーがほぼラノベ一色になってしまいました。」と投稿する
2023年9月6日午前11時40分
X上にて、某アカウントが「『ライトノベル宣言』の内容はこちらで、本格ファンタジーの定義どころか、ファンタジーという言葉すら出てこないですね」と投稿する
2023年9月6日午前11時37分
質問箱にて、堅洲斗支夜が「ライトノベル宣言によってラノベメインとなり、ファンタジーノベル大賞では『ヒロイックファンタジーのようなものは含めない』と下に見られ、結果として大人も読める一般小説としての『西洋風の、剣と魔法的なファンタジー』はその発刊される下地も無くなり、海外のものを指をくわえて見ているしかなくなりました。」と回答する
2023年9月6日午後2時20分
X上にて、某アカウントが「ちなみに、マンガ・ラノベ図書館(角川武蔵野ミュージアム)に掲載された『ライトノベル宣言』の全文はこれね。本格ファンタジーどころか、ファンタジーのファの字すら出てこない文章です」と投稿する
2023年9月6日午後7時20分
X上にて、某アカウントが「30年前に「ライトノベル」という言葉を生み出したとされ、周囲もそれを証言している著名人 vs 40年前に『ライトノベル宣言』を読んだと主張する本格ファンタジーでおなじみの堅洲名興文庫相談役、ファイッ!!」と投稿する
2023年9月6日~2023年9月10日
X上にて、【拡散希望】としながら『ライトノベル宣言』初出についての情報収集を行うアカウントが出現する
2023年9月7日午前6時09分
X上にて、堅洲斗支夜の『ライトノベル宣言』に言及した投稿をスクリーンショットした画像を添付した状態で、角川武蔵野ミュージアムに行って確認する、という内容の投稿がされる
2023年9月10日午後7時39分
質問箱にて、堅洲斗支夜が「例えばライトノベル宣言に関する、インターネット普及前の世界を知らないで騒いでる連中見ると、さもありなんって感じ」と回答する
2023年9月10日
小説投稿サイトにて、堅洲斗支夜の『ライトノベル宣言』初出に関する意見を否定する記事が公開される
2023年9月11日
Togetterにて、堅洲斗支夜の『ライトノベル宣言』に関する投稿が、堅洲斗支夜の意見を否定する投稿も含めて、記事化される
2023年9月15日午前11時18分
X上にて、堅洲斗支夜が「ライトノベル宣言の初出は2020年ではないですからね。意図的な情報操作ですね」と投稿する
2023年9月17日午後2時46分
X上にて、『ライトノベル宣言』の初出について〝角川武蔵野ミュージアムに行って確認したが堅洲斗支夜の意見は間違っている〟という内容の投稿がされる
2023年9月20日午後7時52分
X上にて、某アカウントが「存在しない30年前の『ライトノベル宣言』とやらが存在したと固く信じられほどに想像力があるのになあ」と投稿する
2024年
2024年3月4日午後2時38分
X上にて、某アカウントが堅洲斗支夜の投稿を引用し「ご自身が「30年前に存在したライトノベル宣言」という偽史を流布しようとしていたことは都合よく忘れてしまったのかしらん?」と投稿する
2024年3月4日午後3時59分
X上にて、某アカウントが「学芸員さんだけでなく色々な人が調べましたが、結局30年前のライトノベル宣言は誰にも発見されなかったので、堅洲氏の妄想であるって結論が今のところですね デマの発信は嘘を吐くだけでできるので簡単ですが、打ち消しには多大な労力がかかるのでやめてほしいものです」と投稿する
2024年3月4日午後9時40分
X上にて、堅洲斗支夜が提唱する本格ファンタジーを否定する小説投稿サイトの記事が拡散される
2024年3月8日
公式ブログにて、「『ライトノベル宣言』の源流を辿る」販売開始
2024年3月8日午後9時51分
X上にて、小説投稿サイトに『ライトノベル宣言』初出に関する記事を投稿したアカウントが、『ライトノベル宣言』についての要約を投稿する
2025年
2025年4月6日12時00分時点で、堅洲斗支夜の意見を否定したアカウントは、誰一人として、名興文庫 公式ブログ「『ライトノベル宣言』の源流を辿る」を購入していない
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