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読書実況トラブル事案1・要旨

 読書実況に関して、トラブルが発生したとの情報提供がありました。

 同様のトラブルを回避するため、当該事案について、名興文庫側で情報を精査、記事にまとめさせていただきます。読書実況への参加を考えていらっしゃる方は、本記事を参考にしていただければと思います。

 なお当該事案につきまして、関係者の特定を防ぐため、アカウント名や固有名詞は避けて記載しています。ご了承ください。

関係者

参加者:読書実況に自作の朗読を依頼した人物
配信者:読書実況を行った人物

トラブルの内容

2025年2月某日、参加者の作品を配信者が朗読配信

2025年2月某日行われた読書実況について、翌日、参加者がXにて苦言を呈する

 ・約700字のプロローグを読み終えたあたりで「必要ない」と判断された
 ・10000字読むという話だったため、それを含めての反応を知りたかった
 ・朗読配信は作品の魅力を伝えるものと思っていた自分が甘かった
 ・終始ツッコミだらけで「読みに値しない話」という評価だと思った
 ・にも関わらず、特定の登場人物を好きという発言に疑問を抱いた
 ・もう二度と朗読配信には参加しない

5日後、配信者が謝罪文をXにて公開
 *なお、謝罪文掲載において、参加者へ事前に連絡や謝罪はなかった

 ・平日21時から1時間ほどの配信で、目安として10000字読むという仕組み
  そのため、10000字読むという約束はしていない
 ・詳細な事前説明を行わなかった点を反省している
 ・応募フォームにて「アドバイスがほしい」と回答した人のみアドバイスをしている
 ・「Web小説投稿サイトで比較的読まれるようになるであろう方法」を提案している
 ・誤字脱字等の指摘、文法的な誤りと思われる箇所の指摘に関しては、配慮が足りなかったと反省
 ・プロローグは不要という旨の発言はしていない
  プロローグを嫌う方がいるので取り扱いが難しいという旨の発言をしている
 ・テンプレが至上という旨の発言はしていない
 ・「筆を折れ」という発言はしていない
 ・配信スタイルに関して、いわゆる朗読配信ではなく、読書実況(読書しながらリスナーと感想やコメントを言い合う配信)である
 ・作中登場人物を「好きだ」と発言したが、含みは一切ない
 ・参加者と配信者の間でコミュニケーションが不足していた

参加者が、配信者の謝罪文を引用し、訂正した

 ・目安は10000字であると聞いていたが、実際は4000字だった
  目安に対してあまりにも少なすぎるのではないか
 ・問題として指摘したのは、ネット小説の作法ではない
  長時間にわたってプロローグ不要論や批評に時間を割いていた
 ・「筆を折れ」発言は参加者が発したものではないことから、参加者宛のメンションをつけて指摘するのは筋違いである
 ・リスナーと共に作品の批判を続けているように感じられた
  聞いていて非常に悲しくなった
 ・当該事案は、単なるコミュニケーション不足ではなく、基本的なマナーの問題である

後日、参加者が二次被害の恐れがあることから、配信動画と謝罪文の削除を、配信者にDMにて依頼

配信者より、下記回答

 ・謝罪文の削除は行わない
  理由として
  ・心を痛めた第三者への謝罪の意味がある
  ・配信者の知り合いや無関係な第三者に心労をかけてしまった
  ・参加者が第三者に語った内容の一部が、配信者の認識と齟齬がある
  ・謝罪文を削除した場合、第三者が「圧力を受けた」と誤解する
  ・自衛のため、謝罪文の削除は拒否する
  ・動画に関して、YouTubeの削除依頼フォームを利用してください

応募内容

配信者による応募方法の案内内容

 ・音読ベースで進行し、都度感想や考察を喋っていく
 ・平日21時から1時間ほど(目安として1配信10000字程度)
 ・アーカイブが残る

トラブルの要旨

 参加者は、「10000字読むという話だったため、それを含めての反応を知りたかった」と主張しており、応募内容には「目安として1配信10000字程度」とある。実際には4000字程度の音読であり、目安の半分も読んでいない、という主張。
 配信者は、あくまで目安であり、10000字読むと約束はしていない、と主張。

 参加者は、「約700字のプロローグを読み終えたあたりで「必要ない」と判断された」と主張。
 配信者は、「プロローグは不要という旨の発言はしていない」「プロローグを嫌う方がいるので取り扱いが難しいという旨の発言をしている」「テンプレが至上という旨の発言はしていない」と主張。

 参加者は、「終始ツッコミだらけ」と感じる配信であった。
 配信者は、「Web小説投稿サイトで比較的読まれるようになるであろう方法」を提案したのであり、ツッコミではなかった、と主張。

 参加者は、「朗読配信は作品の魅力を伝えるものと思っていた自分が甘かった」と主張。
 配信者は、「いわゆる朗読配信ではなく、読書実況(読書しながらリスナーと感想やコメントを言い合う配信)である」と主張。

配信内容

詳細は「読書実況トラブル事案1・配信内容」をご確認ください。

総括

 参加者は、配信者の読書実況は作品の魅力を伝えるものと認識し、10000字を読んだ感想を得られるものという認識で、読書実況に参加した。
 しかし配信内容を確認すると、全体の構成のダメ出し、Web小説向きの書き方ではないという指摘、「ところどころで不自然な文章」「国語的な言い回しだけ気をつけて」と作品の文章力に疑問を呈する内容であった。作品の評価としては、世界観は好き、特定の登場人物のキャラが好き、というものに留まり、参加者が希望していた「10000字を読んだ感想」は得られなかった。

 応募内容を見るに、配信者が主張している「「Web小説投稿サイトで比較的読まれるようになるであろう方法」を提案」は記載がある。また、「音読ベースで進行し、都度感想や考察を喋っていく」という記載もあり、朗読がメインでない配信であることは察せられる。
 そのため、ある程度の文章の指摘は許容範囲であると思われる。しかし、配信者は配信において「ところどころで不自然な文章」「国語的な言い回しだけ気をつけて」と、繰り返し文章の不自然さを指摘しており、参加者が「終始ツッコミだらけ」と認識するのも当然である。

 朗読の目安である10000字であるが、当該事案において4000字程度しか読まれなかったと参加者は主張している。
 一般的な感覚として、目安として提示された5割~8割は満たしていると想定するのは当然であり、参加者の「目安に対してあまりにも少なすぎる」という指摘は理解できる。

 参加者は、トラブルの発端となった読書実況についてX上にて苦言を呈し、配信者は5日後に謝罪文を参加者のメンションを付けた状態でXにて公開した。
 しかし謝罪文は、参加者に事前に問い合わせをせずに公開したものであり、参加者への謝罪文という体であるにも関わらず、参加者の削除依頼を拒否している。
 この行動より、配信者は事態収束を目的に謝罪文を公開したと推測するのは容易であり、参加者への謝罪の意思は弱いものと思われる。


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コメント

1
コバルトブルー
コバルトブルー

配信には配信者のスタンスがある。当該作者はその配信者のスタンスをもっと下調べするべきだったし、それが甘くて望みの評価が得られないとグダグダ言うのは洒落臭い。よしよしとしてもらいたければ事前に根回しをしておくべき。トラブルでもなんでもない作者のただの愚痴でしかない。

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